やすりがけをする目的と、サンドペーパーの正しい使い方

紙やすり種類
何か物を作る時、木材を購入してから一番始めに行うのがやすりがけです。正直めんどくさいので省きたくなってしまいますね。しかし実は作る工程で一番重要な作業でもあるのです。丁寧にやすりがけすることによって出来上がりも変わります。

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やすりがけする意味

木材の加工
ではなぜやすりがけしなければならないのでしょうか。

【1】ささくれやバリ、トゲなどが出ていて危ないから。そのまま進めてしまうと作業中も危ないですし、出来上がっても手にトゲがささりまくったりで使い物になりません。安心して使うために表面を滑らかにします。

【2】表面がザラザラしてトゲが出ていたりすると、塗料がきれいに乗りません。どれだけ良いものを考えてもそのまま色を塗ってしまうと、きれいな仕上がりにはならなくなってしまうのです。そのために一度表面を研磨して均一にならしてから塗料を塗ります。

【3】表面を仕上げるために使います。塗料などを塗った後にできた刷毛跡や、スプレーを吹いた後の気泡などを削って平らにします。このように仕上げとしても使うことがありますよ。

【4】アンティークやシャビーな物が流行っており、サンドペーパーを使って木材や塗料を削り、わざと古びた感じを演出したりもします。(やすりなので削ることもできますが基本は磨くもの。)


最初からサンダー仕上げされている表面がきれいな木材にはやすりがけは必要ありません。DIYで定番のSPF材も表面が加工されツルツルしてきれいなので、私はそのまま使うことが多いです。きれいなものにやすりがけをすると、逆に傷つけてしまう可能性もありますからね。軽くバリを取る程度で良いでしょう。

サンドペーパーとは

紙やすり
表面を磨くために必要となってくるのが紙やすり(サンドペーパー)。消耗品ですが、ホームセンターで1枚50円前後で販売されているほど安価。100円ショップでも何枚かセットになったものが100円で販売されています。紙に研磨剤が接着されており、必要な分だけちぎって使います。

紙やすりには番号があり、だいたい40番~2000番ぐらいまでがホームセンターで販売されているのではないでしょうか。番号が小さいほど粗く、大きいほど細かいもの。
耐水ペーパーや布ペーパーと呼ばれるものもあり、大まかに分類すればこれらもサンドペーパーの一種になります。

40番~100番(粗目)

粗目紙やすり
こちらは粗目と呼ばれるもの。切りっぱなしのような全く加工されていない木材などの研磨として使用します。かなり粗いので角を削ったりペンキを剥がしたりすることも可能ですが、その分傷もつきやすいのでこすり過ぎには注意しましょう。エイジング加工するのにもおすすめのサンドペーパー。
また、40番で磨いてから120番、次に320番と、どんどんと数字をあげて磨くときれいな仕上がりになりますよ。

120番~320番(中目)

中目紙やすり
作業する上で用途が最も多いものが中目と呼ばれるもの。ほとんどきれいな材料のトゲだけ取るのに使ったり、塗料の上から磨いて仕上げるのにも使います。金属の錆び取りでも使われる番号のサンドペーパーですよ。よく使うので何枚か揃えておきましょう。

400番~800番(細目)

細目紙やすり
細かい目で、塗装後の刷毛跡や気泡を取ったり、2度塗りする前の下地作りとして使ったりもします。400番ぐらいで木材をツルツルに磨いてから塗装するときれいに仕上がりますよ。それ以上だともっと細かくなっていきますが、木工の場合はだいたい使うのはこの辺りまで。

1000番~2000番

極細目紙やすり
とても細かい目のもので、光沢出しや金属を磨くのに使ったりします。プラスチックへの塗装の時などは1000番のものを利用しましたが、木への塗装の場合はほとんど必要ありません。木工では40番~400番ぐらいまであれば十分です。

サンドペーパーの使い方

やすりがけ
必要な分だけちぎって手でこするのが通常のやり方。ですが手だと摩擦で熱を持つし、汚れたりケガをすることもあります。ずっと磨いていれば指先も疲れます。

紙ヤスリホルダー(ハンドサンダー)と言うものが販売されているので、それに巻きつけて使うと作業がスムーズ。均一にならすことができます。ない場合は余った角材を一枚取っておいて、当て材として巻いて使うと手で磨くよりは効率よくできると思います。
また、サンドペーパーを机にテープで固定しておき、サンドペーパーを持つのではなく木材の方を持ってこすると言う手もあります。

全く加工されていないようなものは特に、数分かけて丁寧にじっくりとやすりがけしましょう。ここでの努力が仕上がりの美しさを決めると言っても過言ではありません。

電動サンダー

それでもめんどくさいと言う方におすすめなのが電動サンダーです。サンドペーパーを工具の底面に装着し、電動で木材や金属を磨いてくれます。これなら力もいらず時間も短縮!DIYではぜひ揃えておきたいアイテム。私もずっと欲しいと思っているのですがまだ買っておらず。これがあれば大変なやすりがけの手間もだいぶ省けますね。

耐水ペーパー

サンドペーパーの中には、水をつけて使う耐水ペーパーと言うものもあります。粗目から細目まであり、木材だけでなく金属にもよく使われますよ。
耐水ペーパーを使うメリットは、削った粉が飛び散りにくく目詰まりがしにくい。摩擦熱を抑える効果もあります。洗面所やお風呂など、耐水なので水を使う場所で作業することもできますよ。
こういったものがあるのも覚えておくと役に立つかもしれません。

まとめ

DIYとは
めんどくさくて嫌われがちなやすりがけ。電動ドリルや電動ノコギリに比べ、電動サンダーっていまいちインパクトがないし、サンダーって何だったっけ?って感じだし。しかしこの基礎を丁寧にするのとしないのでは仕上がりが雲泥の差ほど開きます。実はDIYにおいてとても重要な存在なんですよ。
何度も使っていれば、自分が使いやすい番号や、木材や塗料との相性も分かってくると思います。その時々に使い分けながらやすりがけしましょう。

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