ガラスの中で花が煌き、インテリアにもギフトにもピッタリのハーバリウム。ガラスボトルで作るのが一般的ですが、ハーバリウムは植物標本と言う意味なので、試験管やフラスコ、薬瓶などの実験道具で作るのも、道具とピッタリ合ってとてもきれいなのですよ。
ダイソーの試験管を使用
理系インテリアが流行っていることもあり、実験道具は100円ショップなどでも簡単に入手することができます。
今回利用したのはダイソーの試験管。他の100円ショップは1本100円なのが多いのに対し、ダイソーの試験管は3本で100円。しかも土台付き。とてもお得感があるので意味もなく見る度に買ってしまいそうになります……。
1. 土台を塗装&装飾
このまま使うにはちょっと味気ない試験管を並べる木製の土台。クラシカルな感じに少しリメイクしました。水性ステイン(マホガニー色)を2度塗り→つや出しニスでテカテカ塗装。その上からゴールドに塗装したデコシールを上下に装飾。
主役はあくまでも試験管のハーバリウムなので土台にばかり目が行かないように、さりげない程度に抑えておきました。
2. 粘土でフタを作る
ダイソーの試験管はとってもお得だけど1つだけ難点が…。フタ!そう、フタがないのです!
花を挿したりするには問題ないけれど、ハーバリウムとなると話が変わってきます。オイルを入れるので、フタがないとオイルが垂れたり漏れたりする危険があります。そのために、まずはフタを用意しなければなりません。
粘土を使って試験管に合わせてフタを作ります。ピッタリサイズのものを作ると、乾燥した時に水分が抜けて少し小さくなり試験管の中に落ちてしまいます。ですので、頭でっかちの少し大きめのものを作るようにしましょう。
ちなみに、私が使ったのは木粉粘土です。見た目を考慮し、コルク粘土などを使っても良いかもしれません。
3. フタにニスを塗装
粘土が乾き固まったら、オイルが付着しても染み込まないようにニスを塗装します。全ての面にたっぷりと塗り、2度塗りしました。
4. 花を入れる
フタが完全に乾くのを待っている間に、いよいよハーバリウムを作ります。まずはホコリなどを被っているかもしれないので、試験管をしっかりと洗っておいてください。
ハーバリウム作りはとても簡単で、好きな花(ドライフラワーやプリザーブドフラワー)を詰め込んで専用のオイルを入れるだけ。小さな素材を用意し長いピンセットを使って入れていきます。
ガラスボトルで作る場合は花を入れる→オイルを入れる、と言う流れを何度かに分けて作ると作りやすいですが、試験管は小さいので一度に全ての花を上まで詰めました。
5. ハーバリウムオイルを入れる
花を入れた上からハーバリウム専用オイルをそっと流し込みます。試験管の口が小さいため、大きな入れ物のまま注ぐとこぼれやすいので注意!ペットボトルに水差しなどを付けて注ぐとやりやすいですよ。花の向きなどが崩れてしまった場合は、長いピンセットを使って直します。
ドライフラワーだけでも十分きれいだと思ったけれど、オイルを入れるとやはり輝きが違います。光に当たってキラキラする感じが良いですね。とても美しい。
6. フタをする
先ほど作ったフタが完全に乾いたら試験管に被せます。
私はあまり移動させることがないのでフタをギュッと乗せただけですが、移動したり触ったりすることがある場合は接着剤やレジンなどを使って、しっかりと密閉することをおすすめします。あくまでもフタは粘土なので、あまり触らないのが1番ですが。
いつもとはちょっと違うハーバリウム
今までにもたくさんハーバリウムを作っているけれど、ガラスボトルのものとは雰囲気が違い気に入っています。色々な入れ物を使い、どんなものが合うのか実験してみたい…。
※ギフトで作る場合は持ち運びも考えて、しっかりとフタがあるものを選ぶと良いと思います。試験管でもフタ付きのものもありますよ。
関連商品
- 試験管セット
- デコシール
- ゴールドスプレー
- 水性ステイン
- ハーバリウムオイル
- ハーバリウム材料(ドライフラワー等)
- 木粉粘土
- ニス