今までのDIYで溜まってしまった端材たち。捨ててしまうにはもったいないし多くても置き場に困るので、活用してちょこちょこ色々な物を作っています。そこで今回も端材DIYに挑戦!ちょっとアンティークなプランター掛けを作ってみました。
端材有効活用!
私のDIYの中でダントツに多い木工。色々なものを作って楽しんでいるのは良いのだけれど、みるみる溜まる、端材、端材、端材…。広い敷地のある家であれば置いておくのにも困ることはないだろうけど、我が家はそんなわけにもいかないのです!
と言うことで、使えそうな同じぐらいのサイズの木材をいくつか選んできました。
1. 同じサイズにカット
まずは選んできた端材の中から3枚選び、同じ長さにカット。
ちなみにこちらの木材、左から多分、SPF材、杉材、コンパネだと思います。それぞれ厚みもちょこっと違いますが、端材DIYなので仕方ありません。多少のことは目を瞑って作りましょう。
2. やすりがけ
材料によって、サンダーがけされているものもあればされてないものもあるので、全体的に一度やすりがけして表面を整えます。特にコンパネなどは表面がザラザラしており、見た目が悪いだけではなくこのまま作業を続けるとケガをする危険もあるので、必ずやすりをかけなければなりません。
3. 裏面から固定
もちろんこちらも端材を使い、先ほどの3枚の板をくっつけるための木材を、上下に2本ネジで打ちます。
ちなみに右側の板が黄色いのは、コンパネのパネコートを使っているため。よく見ると、3枚とも見た目が全く違うので面白いです。
4. 表面に角材をつける
表の上の方に少し分厚めの角材を一本、裏からネジを打って止めました。これは花を掛けるためのフックを付ける場所になります。
5. 下地塗装
今回のプランター掛けはアンティークなものにするため、重ね塗りをして塗装が剥がれたようなシャビー感を出していこうと思います。そのためにまずは、水性ペンキの茶色で下地を塗ります。
6. クラッキングメディウムを塗る
ペンキが完全に乾くのを待ち、その上からクラッキングメディウムを塗ります。クラッキングメディウムとは、塗るだけで塗料が剥がれてひび割れてしまったような古びた感じを出すことができる、魔法のような塗料なのです!初めて使った時は感激しました。詳しい使い方は下記の記事をご覧下さいませ。
7. ミルクペイントで上塗り
クラッキングメディウムが半乾き上体になったら、ミルクペイントでスモーキーグリーンに塗りました。写真では水色っぽく見えるけどグリーンです。
全体的にはきれいきっちり塗ってしまわずに、ところどころ下地が見える程度に塗ると、よりシャビー感を出すことができますよ。
クラッキングメディウムはちょっとコツが要り失敗することも多いですが、上手くいくと写真のようにきれいにヒビ割れてくれます。まるで年季が入っているかのように。上から塗った塗料が乾いてきた時に、だんだんパリパリっと割れてくるのがなんとも快感なのです……!
8. フックを付ける
表に付けた角材の上に、セリアで購入したアイアンのフックをつけました。上の部分には洋灯吊金具を左右に付け、ワイヤーで吊るせるようにしてあります。
9. アンティークシールを貼る
セリアのアンティークなウォールステッカーがかわいかったので、下部分に貼りました。
ウォールステッカーは室内の壁に貼るシールのため、貼って剥がせるものが多く粘着力は強くないので、接着剤を使い貼り付けてあります。その上からニスを塗って、剥がれにくいようにしてあります。
10. アンティークメディウムでエイジング加工
シールの部分だけきれい過ぎて浮いてしまっていたのでアンティークメディウムを使って少し汚し、他の部分と馴染ませるようにします。他の部分も角などを中心にアンティークメディウムを使うと、クラッキングメディウム単体で使うよりも更に古びた感じを出すことができますよ。
11. 完成
全体を心ゆくまで汚し、満足したら完成です。今回はアンティーク風なものを作りましたが、模様や塗装を変えるだけで、ジャンクなもの、男前なもの、ゴージャスなもの、どんなものでも作ることができると思いますよ。
シャビーな雰囲気だと、ナチュラルガーデンにもピッタリです。
色々掛けて使えます
プランターだけではなく、雑貨などを掛けて飾っても良いかもしれません。アンティーク雑貨なら尚更相性抜群ですね。
室外用としてではなく、室内用のインテリアとしても使うことが出来ますよ。ナチュラルでアンティークなインテリアを楽しむことができると思います。
- 端材(SPF・杉・コンパネなど)
- アイアンフック
- ワイヤー
- 洋灯吊金具
- 水性ペンキ(茶)
- ミルクペイント(スモーキーグリーン)
- クラッキングメディウム