今流行りの男前インテリアやジャンクガーデンにピッタリの、無機質でクールなセメント鉢。100円ショップの材料だけで作ることができます。多肉植物やミニ観葉植物に合うオリジナル鉢を、手作りしてみませんか?
100円ショップのインスタントセメント
使うのはこちら。ダイソーでもセリアでも販売されているインスタントセメント。
セメントは本来、モルタルやコンクリートを作る材料として使われます。
セメントに砂や砂利、水を混ぜて練って使うのですが、インスタントセメントは水を加えるだけで使うことができます。
セメントはそれだけで使われることはないので、これはインスタントモルタルのようなものだと思います。
発泡容器を使用
セメントを流し込むための容器も、私はダイソーで購入しました。
固まった時に剥がして捨ててしまうものなので、発泡やプラスチックの容器なんかがお勧め。
牛乳パックやペットボトルなど、普段の生活でゴミになってしまうものを有効活用するのも良いかと。とにかく、カッターで切れるような容器なら何でもOK!
1. セメントを作る
では早速、この容器を使って作り始めます。まずはセメント作り。
製品によって分量は違いますが、ダイソーのセメントは、700gの材料に対して水110ccを加えます。
水の量で固まらないこともあるので必ず量ってから入れましょう。後は手でよく練るだけ。
2. 鉢底を作る
しっかりと練ったセメントを容器の中に入れて、鉢の底となる部分を作っていきます。
薄いと割れてしまう可能性があるので少し分厚めに、ぎっしりとセメントを敷きます。
鉢には水を抜くための鉢底穴が必要になるので、あらかじめ指で穴をあけておきます。
固まる過程で塞がらないように、大きめにあけておくと良いですね。割り箸などを挿しておいても良いかもしれません。
3. 底の上にペットボトルを乗せる
横の部分を作る前に、植物を入れる部分、つまり空洞となる部分を作らなければなりません。
紙コップや空き缶など、植物が入るような大きさのものを用意し、先ほど作った鉢底の上に乗せます。こちらもカッターで切れるような素材のものを使います。
4. 周りにセメントを詰める
あとはペットボトルの周りにセメントを詰めていくだけ。
しっかりと詰まっていないと割れてしまったり穴があいてしまったりするので、何度かトントンと地面に落として空気を抜き、全体が均一になるように詰めていきます。
5. 24時間以上放置
セメントを詰めたらこのまま固まってしまうので、形をきれいに整えます。
ちなみに、セメントを作ってからここまでを20~30分以内に終わらせるようにしなければなりません。硬化が始まると作れなくなります。
ここまで来たら休憩。夏場は24時間、冬場は48時間以上置いて固まるのを待ちます。
6. 完全に固まったセメント
さて、存在を忘れて3日放置。作った直後とはすっかり色が変わり、完全に固まりました。仕上げに入りましょう!
7. 容器を切って鉢を取り出す
発砲容器にカッターで切り目を入れ、そこからベリベリッと破いてセメントを取り出します。
簡単に手で切れるものであれば、その方がカッターで傷付く心配がないので良いですね。
8. 中のペットボトルを取り除く
空洞を作っていたペットボトルも、固まっていてそのままでは抜けないと思うので、カッターで切り目を入れてクチャクチャッと丸めて引っ張り出します。
手で取れない場合はペンチなどを使って引っ張ると取れますよ。
9. 固まったセメント鉢
そうこうして、外側の容器と内側のペットボトルを剥がしたものがこちら。ペットボトルが入っていた部分が少し無造作になりましたが、しっかりと固まってセメントの器が完成しました。
割れるのが心配だったけれど、なんとか割れずに形を作ることができて満足。
10. 着色
せっかくなので、アクリル絵の具や水性ペンキを使って鉢を着色!1つは全体を白色に、もう1つは半分をブルーグレーに色を塗りました。セメントでも、意外としっかりと色を付けることができます。
セメントのグレーは無機質で男前系にもピッタリですが、色を付けることでよりオリジナリティーを出すことができますよ。
11. ステンシルでアレンジ
最後は、セリアで購入した転写シールを貼って完成。セリアの転写シールの種類は多いので、きっと気に入るものが見つかると思います。かっこいい感じも可愛い感じも自由自在に演出!
12. 植物を入れて完成
使い捨ての容器や牛乳パックで作ると、あまりサイズが大きくないので、やはりサボテンや多肉植物などが向いていますね。
ジャンクガーデンにもピッタリですし、セメントとの相性も抜群。室内のインテリアに飾ってもとてもクール!
自分だけのオリジナル鉢を作ろう!
私は今まで鉢に着色してリメイクしたり、カゴを鉢にして飾ったりはしてきましたが、一から鉢を作ったのは初めて。
玄関に飾っていますが、自分が作ったと思うと見る度に愛着が湧いてきます。
セメントなので丈夫ですし、材料を変えれば多種多様なものが作れそうです。いっぱい作って庭に並べて飾ると賑やかになりそうですね。
関連商品
- セメント
- 発泡容器
- ペットボトル
- 水性ペンキ
- アクリル絵の具
- 転写シール