木製のプランターはプラスチックや陶器のものより素朴な雰囲気で、ナチュラルガーデンにはピッタリのガーデングッズ。花を入れる大きめなプランターが欲しかったので、コンパネを使って手作りしました。
コンパネとは?
こちらがコンパネ。コンパネとはウィンドウズのコントロールパネル、ではなくコンクリートパネルのこと。その名の通り、コンクリートを流し込む際に使う型枠となる合板のことです。屋外で使用されるため耐水性に優れているので、庭に置くプランターや雑貨などの製作にも向いていますよ。
水に強い上にとても安く購入できるのでメリットだらけのように思えますが、表面はガサガサで見た目はあまりよくないと言うデメリットもあります。物を作るための木材ではないのでそこは仕方ありません…。
1. ジグソーでカット
今回作るのは台形を逆さ向けた逆台形型の植木鉢。側面4枚と底面1枚をジグソーでカットします。
一般的に使われているコンパネは5枚の板が重なって1枚になったものなので普通の木材よりも堅いため、少々加工がしづらいです。
2. やすりがけ
表面がザラザラしているので、丁寧にやすりがけしていきます。電動サンダーがあればラクなのだけど私はまだ持っていないので、地道に紙やすりで仕上げます。手動だと摩擦で熱くなるのでやりづらい…。カットした部分のバリなどもやすりで削ります。
3. 塗装
最終的にきれいに色づけするので、この時点では軽くサッサと塗装しました。使ったのはダイソーのナチュラルミルクペイントのスモーキーグリーン。100円ショップとは思えないほど発色も良く気に入っています。
4. 下穴をあける
カットした板どうしを直接ネジでくっつけるので、そのための準備として下穴をあけます。下穴をあける理由は、直接ネジを打つとヒビが入ったり割れてしまったりするから。今回は見栄えを考慮してネジが見えないようにするので、使用するネジより一回りほど大きく穴をあけました。
5. 組み立てる
ネジで逆台形の形に組み立てます。
ちなみに中が黄色いのは、私がパネコートと言うコンパネを買ったからです。これはコンクリート打ちっぱなしなどで使うために、ウレタン塗装をしてあるそうです。より耐水性があるかなと思い、こちらを購入しました。
6. ネジ穴をパテ埋め
ネジが見えるとせっかくのナチュラルな雰囲気が台無しになってしまうので、穴の中にネジを打ち、その上からパテで埋めます。使ったのは木粉粘土。粘土をパテのように塗り穴を塞ぎます。
7. 隙間もパテ埋め
ジグソーでカットすると、プロではないのでどうしても多少曲がってしまい、板どうしをくっつけた時に隙間ができてしまいます。鉢として使う場合はここから土が漏れてしまうし、収納箱として使うとしても見栄えが悪いので、ネジ穴を塞いだ時と同じように木粉粘土を使って隙間を塞ぎます。乾くと堅くなるのでポロポロと落ちてくる心配もありません。
8. ステンシルで模様入れ
パテ埋めまで終わったら、パテの上から再度しっかりと塗装します。そして無地だと物足りなかったので、ダイソーのステンシルシートを使ってちょっとした模様を入れてみました。白色のアクリル絵の具を使用。
水に強いとは言えやはり木材なので、防腐剤を2度塗りしてあります。
9. ロープを通す
両サイドに穴をあけてロープを通したら完成!持ち運び可能な木製プランターです。コンパネでも色を塗ればきれいに仕上がるので、形や色を変えていろいろなものが作れそうですね。安いのではまりそうです、コンパネDIY。
木製鉢カバーとして
木製プランターと何度も言っていますが、やはり直接土を入れてしまうと腐る可能性があるので、今は木製鉢カバーとして中に別の鉢を入れて飾っています。直接プランターにしたい方は、縁に何か敷いたりして腐らないようにする工夫が必要ですよ。
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