肥料を知って植物を元気に育てよう 【元肥と追肥の与え方】

アイビー肥料
植物を育てる上で必要な肥料。一言で肥料と言っても種類が多く、ガーデニングを始めたばかりの方にとってはいつどんな肥料を与えれば良いのか悩むことがあると思います。肥料について知り、大切な植物を元気に育てましょう!

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肥料とは

肥料の必要性
人間が食事をして栄養を体内に取り入れるのと同じように、植物も生きていくには栄養が必要なのです。そんな栄養を植物が摂取するのを手助けしてあげるのが肥料。チッ素・リン・カリウムの植物にとって不足しがちな3つが「肥料の3大要素」と呼ばれており、肥料にはそれが含まれているものが多いですよ。そしてカルシウム・マグネシウムを含めて、「五大栄養素」と言います。

植物に必要なもの

チェリーセージ
いきなりですが問題です。植物が生きていく上で必要なものはなーんだ?まるで理科の授業みたいですが。小学校の頃を思い出して復習してみましょう。

植物は光と水と二酸化炭素から炭水化物を作り出す光合成をして生きているので、当然日光と水と空気が必要です。そして植物ごとに違うけれど発芽できる温度も要ります。
光合成は主に葉を使い行いますが、根からも栄養を吸収します。それが先ほどの3大要素と言われるチッ素・リン・カリウムなのです。土にはこの3大要素が含まれているので植物は土から栄養を吸い取って生きていけるのです。

なぜ肥料が必要なの?

肥料とは
土から栄養を吸い取れるなら肥料がなくても生きていけるじゃないか、そうお思いのあなた、鋭いですね。確かに山や森の中の植物たちは肥料なんかなくても生きているし、地球ができてから現在までの間、たくさんの豊かな自然に恵まれてきた地球です。

まず、水や空気から光合成に必要なものは摂取できるので、この辺りについては日当たりの良い場所、適度な水やりなどで肥料で補う必要なありません。しかし問題は根から吸い取る三大要素。

自然界では動物の糞や虫の死骸、腐った植物などによって栄養素が循環して植物の栄養になると言うように、知らない間に植物や動物が助け合って栄養素がサイクルして成り立っているのです。
それに比べ人間が育てる畑や庭などだと、死骸もなければ腐った植物もなく、手入れされているがために栄養素が循環していないのです。また、改良されて元の花や野菜より大きくなったりすると栄養も元の倍いるのです。そんなことから、私たち人間の手で育てるには、どうしても肥料で栄養を補ってやる必要があると言うわけなんですね。

元肥(もとごえ)とは

肥料の与え方などでよく耳にする元肥(もとごえ・もとひ)とは、植物を植えつける時、言わば植物を育てる最初の時点で与える肥料のことを言います。用土の中に混ぜて使うことが多いですね。
すぐに効果が期待できるものと言うよりはゆっくりと長い期間に渡って効果を表す目的で与えるので、緩効性肥料などが多く使われます。

追肥(ついひ)とは

元肥と一緒に聞くことの多い追肥とは、植物を植えつけて成長した後に与える肥料のことを言います。なぜまた与えるのかと言うと、元肥の肥料だけでは効果が薄れて栄養不足になってくるためです。植物の成長に合わせて与える必要があります。
元肥のゆっくり効果が出る緩効性肥料とは逆に、すぐに効果が出る速効性肥料が使われることが多いですよ。

有機肥料と化成肥料

肥料の種類
肥料の中には有機肥料と化成肥料があります。

有機肥料には油粕、魚粉、米ぬかなどがあり、植物性・動物性の有機物を原料としたもの。つまり、人間の手が加えられていない自然素材の肥料のことを言います。有機肥料はじわじわと効果を発揮する緩効性肥料なので即効性はありません。しかし化学物質を使っていないため、植物にも人間の体にも優しいものができます。

対して化成肥料と言うのは、天然素材ではなく自然界の原料を使って、人間が化学的に合成した肥料のこと。だったら有機肥料の方が良いじゃないかと思うかもしれませんが、化成肥料の方が植物が吸収しやすく即効性があります。有機肥料と違って匂いもなく、簡単に安価に手に入れることができる肥料なのです。しかし化成肥料ばかりに頼りすぎると、土壌中の有機物が減ってしまうこともあります。

元肥の使い方

元肥は植物を植える際に使います。植え付けをする時の土に混ぜて与えるのが一般的な施し方。用土によっては肥料を含んでいるものもあるので、与えすぎには注意しなければなりません。肥料の与えすぎや根に直接肥料が当たってしまうと、肥料焼け(肥料のやり過ぎで萎れたり枯れたりすること)してしまう可能性があります。

追肥の使い方

元肥だけでは成長の途中で効果が切れ、肥料不足になってしまうので追肥しなければなりません。成長に合わせて必要な栄養を補ってやるのが追肥です。
追肥には液肥と置肥があります。液肥は水で薄めて与える液体の肥料のこと。置肥は土の上に置く肥料のことで水やりなどでゆっくり溶けて効果が現れます。

先ほどお伝えした植物の三大要素は、チッ素が茎や葉の成長を促し、リンが花の成長を促し、カリウムが根の成長を促します。植物の成長具合によって3つの割合を考えて追肥してあげるのがベスト。追肥する時期もそれぞれの植物や成長具合によって変わってきます。

しかし元肥と同じように、肥料の与えすぎは人間で言う肥満や病気を引き起こします。一度追肥したら時間をあけることも必要です。

まとめ

日本のナチュラルガーデン
肥料なら何でも良いと言うわけではなく、植物の特性に合ったものを使わなければならないのです。即効性があったりじっくりと持続したり、肥料の種類も様々。状況や植物の成長に応じて使い分けなければなりません。また、よく成長するようにと与えすぎると、逆に肥料焼けを起こしてしまう可能性もあるので与えすぎには注意が必要です。

愛情を持って毎日手塩に掛けて育てれば丈夫に育ってくれるとは思いますが、植物の特性、肥料の特性、鉢の特性、土壌の特性など、多くのことを知っているとより元気に長い間花を咲かせてくれるのではないでしょうか。知識は人生を豊かにします。

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