冬の庭を彩るビオラ。いろんな種類が発売されていますが、私が毎年必ず購入しているのが見元園芸さんのビオラです。それぞれのビオラには動物の名前が付けられており、名前に合った愛らしい形が特徴的なんですよ。
見元園芸さんオリジナルビオラ
見元園芸さんは、高知県の花苗育種会社。ビオラ、パンジーが有名ですが、クローバーの育種や種の販売もされているようです。
ユニークな形をしたビオラが多く、なんと100種類ほどの品種を作っているとのこと。先述したように各ビオラには動物の名前が付けられシリーズ化されており、毎年新品種が作出され、どれも人気がありますね。
最近ではホームセンターでも販売しているところが多くなったので、気軽に購入できるようになりました。
ユニークな形が可愛い!
もともとひと昔前は珍しかった赤色のビオラを作ったことで有名になり、現在もその見元園芸オリジナルカラーである赤色を基調とした動物シリーズビオラがたくさんあります。
うさぎ型ビオラ
全体的に細長く、上の2枚の花弁がピンと立って、まるでうさぎの耳を思わせるような個性的な形のビオラ。耳の部分だけ色が違うものも多く、見れば見るほどうさぎに見えますよ。
他にないうさぎ型は日本だけでなく世界的にも注目を浴び、現在は海外でも販売しているんですって。
丸弁型ビオラ
丸っこい花弁が特徴的なビオラ。うさぎ型だけでなくこちらも人気がありますよ。
カラーバリエーション豊富でピンクや黄色などの明るい色合いのものが多く、可愛らしい印象を受けます。
極小輪ビオラ
ひとつひとつの花がとても小さい極小輪タイプのビオラもあります。花のサイズが1cmほどと小さく、とても愛くるしく癒しになりますよ。
名前とラベルにもこだわりが!
種類豊富な動物シリーズには、それぞれ形に合った名前が付けられています。
「ラビットダンス」「つぶらなタヌキ」「野ねずみジミー」など、全てに絵本のタイトルのようなメルヘンな名前が付けられておりこだわりを感じます。
そしてひとつひとつに付けられたタグには花とピッタリの動物の絵が描かれており、売場でも一際目を引くデザインになっていました。コレクションしたくなっちゃいますね。
私がお勧めの動物シリーズ
今までに育てた中から、私がお勧めする品種をご紹介いたします。
ピンクコアラ
一番人気かは分かりませんが、特に人気が高いと言わる品種です。人気があるためか比較的どこでも手に入りやすいので、私も毎年必ず購入していますよ。
丸い花弁とシックな花色がおしゃれで、優しく柔らかい雰囲気のあるビオラです。名前もピッタリ!
小悪魔のプワリ
こちらは濃い色のビオラです。上2枚の花弁は黒、残りの花弁は濃い紫。斬新な色合いでインパクトがありますね。真ん中には黄色が入り、紫との対比も面白い色合いです。
花は小さめなので色は濃くてもきつくなり過ぎません。“悪魔”ではなく“小悪魔”と言うネーミングにも頷けます。
ガゼルのかけっこ
うさぎ型のビオラで、面長な形が特徴的。いろんなうさぎ型がありますけど、特に細長い形をしていると思います。
紫に黄色と明るい色合いで花付きも良く、まるでひとつひとつの花がダンスしているようです。
シュガーラビット
こちらも見元園芸定番のうさぎ型のビオラ。耳の部分が淡い紫色で、ガゼルのかけっこと形は似ているものの、色が違うだけでだいぶ違う印象を受けます。
2019年発売と言うことで、こちらもまだまだ新しい品種ですね。
ライジングアイス
動物シリーズは可愛いものが多い中、ライジングアイスはカッコいい雰囲気のビオラです。
紫のクールな色合いが個性的で、ベイン(花弁の筋)が入る珍しい品種ですよ。なかなか手に入らず、毎年探し回っています。
ハリーの冒険
薄い紫と濃い紫の組み合わせで、爽やかな印象を受けますね。うさぎ型で、上の2枚が本当にうさぎの耳のように見えます。
ムーンシャドー
2021年に発売された品種ムーンシャドー。見たことのないビオラだったので購入したら新品種でした。
紫色のグラデーションが美しく、動物シリーズではあまりないフリル咲きで豪華です。
ピーチブロッサム
ビオラとしては少し大きめの花を咲かせる品種です。ムーンシャドーと同じくフリル咲きで、ピンク色が可愛くメルヘンな見た目をしていますよ。
ネット販売もしていますよ
種類が多いため、園芸店でも全ての品種を置いているわけではないので、お目当てのものがあってもなかなか手に入らないこともあるかと思います。
見元園芸のホームページでは苗の販売もしているので、気になるものがあればそちらから購入してはいかがでしょうか。
春のような気分になります
動物シリーズは鮮やかで可愛らしい印象を受けるものが多く、寒い冬でも温かい気分にさせてくれるものばかりですね。
ネーミングもさることながら、見た目の可愛さにも脱帽です。次はどの子を買おうかしら……。