お金のない私は、10年ほどの時間をかけ、できるだけお金をかけずに庭作りをしてきました。プロの方に素敵な庭を作ってもらうのは夢ですが、払えるお金もないので、仕方なく一人でコツコツと孤独に庭を作っています。今回はそんな私の、お金をかけずに庭作りする方法や、節約術をご紹介!
1. エクステリアはDIYで手作りする
私はエクステリアのほぼ全てを一人で手作りしています。
パーゴラ、ウッドデッキ、フェンスなど、意外とエクステリアは女性でも手作りできるものが多いんですよ。
外構業者さんに頼むと高額ですしね……。
パーゴラ
【かかった費用、約12,800円】
こちらのアンティーク風なパーゴラ。
物が大きいのと基礎を作るのがちょっと大変ですが、組み立てはそれほど難しいものではないんですよ。
何よりDIYだと、好きなサイズ、好きなデザインで作れますし、コストも格安ですね。
こんな細長いものであれば数日あれば作ることができると思います。
レンガの小道
【かかった費用、約35,100円】
庭の入口から家へと続くレンガの小道ももちろん手作り。
9mの道を330個のレンガを使った大作業でしたが、コツさえ掴めばレンガ敷きは自分でできます。モルタルなしでも作ることができますよ。
DIYと言えどお金はかかりますが、業者さんに頼むよりはずっと安くできたと思います。
憧れだったレンガの小道を実現でき、大変でしたがとても嬉しかったですね。
パーゴラ付きウッドデッキ
【かかった費用、約22,640円】
玄関横にはパーゴラのの付いたウッドデッキを作りました。
サイズが大きかったので時間がかかりましたが、こちらもほぼ一人で手作りしましたよ。
ちょっとしたウッドデッキですが、花を置いたりのんびりするには良い空間になりました。
バラにもよく合い、作って良かったです。
フェンスやパーゴラも含め、20,000円ちょっとで作ることができました。
ベンチ
【かかった費用、約6,900円】
こちらはツーバイ材を使ったベンチ。
ベンチはカットして組み立てるだけなので、こだわらなければ意外と簡単。
DIYに慣れていない方でも難しくないので、手作りすることをおすすめします。
庭でまったりくつろぐには、ベンチはマストアイテムですね。花を乗せる台としても使っています。
2. 花壇は簡単で安く作れる
庭の外構の中でも、花壇は特にDIYしやすいです。
それほど費用をかけることなく、アイディア次第では簡単に作ることができますよ。
これから花壇を作りたい方は、ぜひ手作りしてみてはいかがでしょう。
レンガブロックの花壇
【かかった費用、約6,300円】
バラなどを植えている花壇には、レンガ風ブロックで仕切りを作りました。
こちらのブロックはレンガ柄になっているので、並べるだけでレンガ風の花壇が作れます。
手間もかかりませんし、カーブなどもあるので、好きな形の花壇ができるんですよ。
10年ほど前に買ったものなので現在は値上がりしているかもしれませんが、置くだけ簡単に安く、花壇が完成しました。
いろんな柄のものがあるので、お好みのものを探してみてはいかがでしょう。
レンガの花壇
【かかった費用、約1,964円】
続いては、レンガを使った曲線の花壇。
モルタルを使ってレンガを積むのは難しそうと思うかもしれませんが、レンガを立てて置くだけなら簡単です。
一個68円の激安レンガを使ったので、基礎材を合わせても2,000円ほどで完成。
水平を取ったりする手間はありますが、積む方法よりは簡単にレンガ花壇を作れますよ。
小道の花壇
【かかった費用、0円】
レンガの小道に沿って花壇を作りました。
イングリッシュガーデン風に仕切りを作らなければ、掘って植えるだけの花壇で簡単。ナチュラルな花壇におすすめ。
自然な感じで庭と調和して、仕切りのない花壇も良いと思います。
もちろんかかった費用は労力のみ、0円。
また、玄関前のツツジが植えてあった花壇も自力で伐根して、バラと季節の花いっぱいの花壇を作りました。
業者さんに頼まず全て一人での作業ですので、こちらも0円でした。
3. ガーデニング用品DIY
庭で使う棚や花台などの多くを手作りしています。
エクステリアほど費用はかかりませんが、全て買っているとお金が足りませんから……。簡単なものは手作りした方が、断然安いですね。
ビニール温室
【かかった費用、4,500円】
例えばこの温室、ビニール以外は手作りで安く仕上げました。
使っているのは塩ビパイプ。細いものを使っているので、4mのものを3本買っても900円ほどでした。
継手パーツでパイプを繋げて組み立てれば枠組みが完成です。
塩ビパイプは安いので、これを使えば格安でDIYすることができるんですよ。
ビニールも農業用のもので作れば、もっと安く作れたかなあと思います。
収納ベンチ
【かかった費用、3,000円】
工具やガーデンツールを入れるための収納ベンチ。
現在は家の中に置いて使っていますが、庭用のベンチとしても使える収納ボックスです。
安い杉材を使っているので、やすりでピカピカに磨いてから作りましたよ。
普段はベンチとして使っているので、これだけ大きくても邪魔にもなりません。
散乱していた工具や資材もまとめて片づけることができ重宝しています。
植木鉢収納棚
【かかった費用、3,500円】
続いて、植木鉢の整理棚。ワンバイ材を使い、簡単な作りの3段ラックを作ります。
見せる収納として庭の片隅に置き、植木鉢の置き場として利用しています。
組み立てるだけで簡単に作ることができますし、乱雑に置いてあった植木鉢もスッキリと片付きましたよ。
安い木材を使えば、5,000円以下で大きめの棚を作ることができます。
4. ガーデン雑貨も手作りできる
大きなエクステリアなども作っていますが、私は庭に飾る小物や雑貨も手作りしています。
おしゃれなガーデン雑貨は買うと意外と高いので、100均などのアイテムを使って作ると、格安で作ることができますよ。
クラシックフェンス
【かかった費用、1枚500円】
こちらはセリアの支柱を使って作ったフェンス。このフェンスは全て100均の材料のみで作れます。
とにかく安く作るために、私はまず100均に材料を見に行くようにしていますね。
安っぽさを消すためにアイアン風に塗装して、500円でクラシカルフェンスの完成。
同じものを繋げれば、激安で長いフェンスとしても使えます。
モルタルブック
【かかった費用、600円】
多肉用のモルタルブック。実はこちらも、100均の材料だけで作れるんですよ。
ポリスチレンフォームで型を取って、モルタルを塗るだけなので意外と簡単。
本の絵柄はデコパージュやシールで好きなように作れば、それらしいものに仕上がりますよ。
100均だけで作れるので、こちらも買うよりかなり安く作れますね。
麦わら帽子プランター
【かかった費用、500円】
ダイソーの麦わら帽子でプランターを作りました。
200円の麦わら帽子をニスやボンドでしっかり強化して、水やりしても使えるように改造しました。
植木鉢部分は発泡スチロールで制作。
中の発泡スチロールが外れてしまい一度作り直しましたが、帽子の方は現在も活躍中です。
絵本から飛び出してきたような雑貨も、手作りなら安いですね。
フラワーカート
【かかった費用、700円】
特価の木箱を利用したフラワーカート。
園芸店のセールで300円でゲットした箱を生かし、移動式のカートを手作り。既存の箱を使えば、ちゃちゃっと簡単に作れちゃいます。
植物を乗せて飾れますし、キャスター付きなので実際に運ぶこともできます。
いろんな園芸店などを巡っていると、時々特価品があるので狙い目です。
アイアンパネル
【かかった費用、500円】
最後はアイアンパネルです。セリアのアイアンブラケットを組み合わせれば、アンティークな飾りが作れます。
さりげなく飾るだけで、アイアンはおしゃれですね。
アイアン雑貨は高価なものが多く、小さなものでも驚くほどの価格だったりするので、100均材料を駆使して手作りしてみるのも良いのではないでしょうか。
5. 廃材を利用する
100均などを利用して安くDIYしていますが、廃材や端材なども利用して、できるだけお金をかけないように工夫しています。
もう使わなくなったものや壊れたもの、余ったものを使うことで節約になりますよ。
小瓶雑貨
ゴミになってしまう瓶は、かわいいガーデン雑貨としてリサイクル。
デュフューザーや香水の瓶ってかわいいものが多いので、捨ててしまうのはもったいないですよね。
せっかくなので、庭に飾ってみてはいかが?
100均にもかわいい瓶はたくさんありますし、繋ぐだけでできるのでお手軽です。
かわいい瓶は、並べておくだけでもおしゃれですよ。
モルタルブーツ
次は、履かなくなった長靴をリメイクした雑貨。
いらなくなった長靴や靴にモルタルを塗り、庭のオブジェを作ることができます。
中に植物を入れて、プランターにもなります。汚かった長靴がモルタルブーツに変身!
長靴や靴が余っていればモルタルだけでできるので、激安で作れますね。
お菓子容器の植木鉢
お菓子が入っていたプラスチックの容器は、植木鉢としてリメイク。
ゲームセンターでゲットしたチロルの容器。
植木鉢にちょうどいいですが、このままでは合わないので、アンティーク塗装とステンシルでリメイクしました。ちょどいい大きさで活躍しています。
お菓子の缶や容器は意外と使えるものが多く、多肉なんか植えるのにも良いかもしれません。
鉢カバー
続いては、100均のすのこを使った鉢カバー。
こちらは以前は仕切りとして使っていたもので、台風で壊れてしまったので、分解して鉢カバーとして作り直すことにしました。
材料はそのまま使いますが、形や塗装を整え再利用。
仕切りとしてはもう使えなかったけど、新たに鉢カバーとして生まれ変わりました。
廃材でも、やってみるといいものができたりしますね。
花台
今までのDIYで余っていた端材で作った花台。
余った木材は微妙なサイズのものが多いので、場所も取るし困っていたのですが、小さな台を作るにはちょうど良かったので、端材を利用して花台を作りました。
花が目立つよう、ウッドデッキの上に花台として利用しています。
木材が余ったら、こんな花台やステップを作るのもおすすめ。
6. 鉢はリメイクして使う
ガーデニングをする上で、おしゃれな植木鉢に憧れますが、素敵な植木鉢を買おうと思うと結構と高いんですよね……。
そこで私は、100均の鉢などをリメイクして使うことが多いですよ。
庭の雰囲気に合わない安価なプラスチック鉢も、自分好みのものに変えて使っています。
デコパージュ鉢
素焼き鉢をデコパージュで花柄にリメイク。
ペーパーナプキンを貼り付けてデコパージュすれば、好きな絵柄の植木鉢を作ることができます。
ダイソーで素焼き鉢が100円で販売されており、リメイク鉢にはとても重宝しています。
好きな絵柄を使い、安くておしゃれな鉢ゲット。
100均でペーパーナプキンやデコパージュ液も販売されているので、いろんな絵柄で挑戦してみたいですね。
石灰でアンティーク鉢
石灰塗装とラベルで、アンティーク風な鉢にリメイク。
100均の素焼き鉢とプラ鉢と缶を、同じリメイクで統一感を持たせます。
塗料に石灰を混ぜたりアンティークメディウムを使い、古びた感じにリメイクしました。
チェリーガーデンのラベルも手作りしました。ロゴを手作りすれば、オリジナル鉢を作れますね。
100均にはリメイクできる材料が盛りだくさんですよ!
アンティーク鉢塗装
ダイソーで見つけたアンティーク調のデザインの植木鉢を庭に合うように塗装してリメイク。
もともとデザインがおしゃれなのですが、プラスチックだとどうしても安っぽさがあるので、金属や青錆っぽい塗装を入れ、アンティーク感を出してみました。
少し手を加えるだけでも、植物がより映える植木鉢へと変化します。
大きめで100円と激安なので、使わない手はありませんね。
ステンシル鉢
こちらは、ステンシルを使ったリメイク鉢。
ステンシルシートをカットして、自作のチェリーガーデンのロゴを作ります。
切り抜くのは時間がかかりますが、好きな絵やロゴを簡単に入れることができますよ。
一度作ればずっと使えますし、自作ステンシルは一つ持っていると活躍しますね。
ステンシルを作るのがめんどくさければ、既存のステンシルを利用しても楽しめると思います。
ミルクール鉢塗装
セリアで購入したデザインが豪華なミルクールと言う鉢をリメイク。
柄がかわいかったのですが真っ白だったので、スモーキーグリーンとゴールドで塗装して豪華に……。
真っ白だとどうしてもプラスチック感が強かったので、そんな時は全て塗装します。
柄がめちゃくちゃ細かくて思った以上に疲れましたが、真っ白よりは見栄え良くなったと思います。
でも、あまりにも大変過ぎたので汚したくなくて、現在は室内用の造花の鉢として利用中……。
7. 材料は安いものを使う
今までご紹介したDIYの材料ですが、私はとにかく安いものを使うようにしています。
木材であればワンバイ材、ツーバイ材、SPF材などのソフトウッド、小さなものであれば、100均の木材も使います。
また、ホームセンターで安い店を探し、68円や88円など特価になっているレンガを使ったり、塗料も100均の水性塗料やニスなどもよく使いますね。
ただし、その分メンテナンスはしっかりしなければなりません。
安く作ることをモットーにしているので仕方ないですが、一年に一回ほどは色を塗り直したりレンガの掃除をするようにはしています。
メンテナンスは結構めんどうなので、少しでも手間を省くために、塗料の重ね塗りや防腐剤塗装、レンガには保護剤を塗ったり、防草シートを敷いたりなど、一応対策はいろいろしていますけどね。
まとめ
今回は、素敵な庭を作りたいけどお金はかけられないと言うわがままな私の庭作りの方法をご紹介してきました。
全て手作りなので、貧乏くさいものもあったかもしれなくて申し訳ないですが、節約しながら庭作りを楽しんでいますよ。
やってみると、意外と業者さんに頼まなくてもできちゃったりすることも多いですしね。
少しでも、何か皆様のお役に立てればと思います。