ガーデン雑貨でも定番のブリキ。経年変化によって新品の頃とは違った味が出るのも魅力。この雑貨をブリキにしたい!と思う時に使える、使い込まれたブリキ風な塗装方法をご紹介します。
セリアのジョウロをブリキ風に!
ジョウロには申し訳ないけれど、ジョウロとしてではなく花を入れる鉢に使おうと思いセリアで購入しました。
白と緑でまぁかわいらしいものですが、素材がプラスチックで鉢として飾るにはちょっと、ね。
そんな時に使えるのが、違った素材のように見せるフォーフィニッシュ(疑似塗装)。
今回はプラスチックを長年使い込まれたようなブリキ風に塗装しようと思います。えー…そんなのめんどくさいよーと言う方は、最初からブリキのジョウロをどうぞ。
1. プライマーを塗る
まずは下地のプライマーを塗装。プラスチックは塗料をはじいてしまうので、必ず下地を塗らなければなりません。
下地剤で人気があるのはミッチャクロンですね。私はアサヒペンのプラスチック用プライマーを使用しました。塗ったら乾くまで待ちます。
2. 茶色でサビを塗る
アクリル絵の具の茶色を使って全体を塗っていきます。私はスポンジを使ってポンポンと塗りましたが、筆で塗っても構いません。ブリキ色の下になる場所なのでざっくりと塗りました。
3. 濃い茶色を重ねる
先ほど塗った茶色の上に、更に濃い色の茶色をまだらに重ねていきます。
アクリル絵の具の色をたくさんを持っている方は良いのですが、私の場合は茶色は1種類しかなかったので、先ほどの茶色に黒を混ぜて濃い色を作りました。これでところどころ色が違うサビが完成。
4. シルバーを上塗り
ブリキのベースとなる色を塗装。シルバーとスモークブルーを混ぜ、キラキラ過ぎないちょっとくすんだシルバーを作りました。
それを下塗りした時と同様に、スポンジでポンポンと塗っていきます。
この時隈なくきれいに塗るのではなく、下のサビ塗装が少し見えるくらいに塗ると、よりリアル感が増しますよ。
5. 濃いシルバーを重ねる
一度塗りしたシルバーが乾いたら、その上に濃いシルバーを重ねます。
先ほど作ったシルバーとスモークブルーに黒を混ぜ、濃いめのシルバーを作りました。これをスポンジで適度に塗り、ブリキの質感を表現します。
※これを塗り過ぎて一回失敗しました。濃い色を塗り過ぎると汚くなるので注意!
6. 白色で水あか汚れを作る
シルバーの上に汚れを施します。白色のアクリル絵の具に水をたっぷりと混ぜて垂らすように塗り、ティッシュペーパーなどで押し付けるように拭き取ります。
これをところどころに入れ、水あかのような汚れをつけていきます。
7. サビを塗装する
きれいなブリキが良い人はいりませんが、使い込まれたようなブリキが良い人はサビもお忘れなく。
茶色と赤色を混ぜて色を作り、錆びやすい端や角を中心に細い筆でサッサッと塗りましょう。
STEP6の白色の汚れのように水をたっぷりと含ませて塗るのとは逆に、乾いた筆でかすれるように少しずつ塗るといい感じのサビに仕上がりますよ。
サビの量はお好みで。私は控えめな性格なのでサビも控えめにつけてみました。(本当はこれ以上やるのが失敗しそうで恐かっただけ。)
中には花を植えるので塗装しなかったけれど、雑貨として置いておくだけならば塗装した方が良さそうですね。プラスチックの中身が丸見えなので。
8. 転写シールで仕上げ
せっかくなのでワンポイントに、セリアのステンシルのシールを貼ってみました。少しかすれたような文字のものなので、アンティークなブリキにピッタリ
。仕上げにつや消しのニスを塗って、これでブリキ風塗装の完成です。
物の雰囲気を変えられるフォーフィニッシュ
下塗りした茶色をシルバーで潰し過ぎてしまったことと、サビがもう少し多くても良かったかなと言う反省点はありますが、思ったよりブリキ風になって良かったです。
いずれにせよ、まだまだ練習せねば。
しかし今回のように、買ったはいいけど庭やインテリアに似合わないと言う時や、お気に入りのこの雑貨がブリキだったらもっと素敵なのにと言う時などは、このような塗装方法は役に立つと思いますよ。
さあ、レッツペイント、ブリキ!
関連商品
- プラスチックジョウロ
- プライマー
- つや消しニス
- アクリル絵の具(グレー)
- アクリル絵の具(白)
- アクリル絵の具(茶)
- アクリル絵の具(黒)
- アクリル絵の具(赤)
- アクリル絵の具(スモークブルー)
- 転写シール