フェンスやベンチなどのエクステリアを木製にすると、ナチュラルガーデンにもよく合い温かみが生まれます。ただし、木製のものは長年使っていると劣化してしまいますよね。そこで、定期的なメンテナンスが必須。我が家のエクステリアを全て再塗装しました。
塗装って必要なの?
木製のエクステリアに全てメンテナンスが必要かと言うと、そうではありません。木には種類があるので、使われている木材によってメンテナンスの有無や頻度が変わってきます。
ハードウッド
イペ材やウリン材などの広葉樹からできたものをハードウッドと言います。
ハードウッドはとても丈夫な木材なので、メンテナンスしなくても20年以上長持ちすると言われています。
耐久性が高いためウッドデッキなどに使われることが多いですが、値段は高めです。また、硬くて丈夫な分、加工するのが難しいと言うデメリットもあります。
ソフトウッド
一般的にDIYでよく使われる柔らかい木材のことをソフトウッドと言います。ホワイトウッドやヒノキなどの針葉樹がそうですね。
ソフトウッドは腐りやすい木材なので、定期的なメンテナンスが必須となりますよ。1年ほどで再塗装しなければすぐに腐ってしまいます。
ハードウッドに比べて値段が安く、柔らかいので加工もしやすいですが、最大のデメリットはメンテナンスの多さです。
人工木材
人工木材は天然の木材ではなく、自然の木に似せて作られた工業製品のことです。
プラスチックのみを使用したものや、プラスチックと木粉を混ぜて作られたものなどがありますが、どれも人工木材と呼ばれています。
木材ではないのでシロアリの心配もありませんし、腐ることもありません。本物の木の温かい風合いには負けますが、耐久性が高いのでウッドデッキなどの素材として人気がありますよ。
チェリーガーデンエクステリア
我が家もハードウッドの丈夫なエクステリアなら良かったのですが、うちのエクステリアは全てソフトウッド。
フェンス、ウッドデッキ、パーゴラ、ベンチ、室外機カバー、花台。どれも私の手作りで、安い木材を使っています。
防腐剤も塗っていますし、塗料も3度ほど重ねて塗っていますので、作ってから4~5年経っている割にはそれなりに保てているとは思うのですが、やはり屋外だとそう甘くないですね。
古びたエクステリアたち
渾身の力を注いで作った作品ばかりなので、できるだけ一年に一回は再塗装するようにはしているんですけど、少しさぼるとこんな状況……。
汚れ、ひび割れ、剥がれとひどいものです。特に雪が積もったりするとすぐに塗装が剥げてしまったりで、このまま放っておけばいずれ腐ってしまいます。
再塗装
と言うことで、再塗装です。
汚れている場合は雑巾で拭き、ゴミが溜まっていればほうきで掃いてから始めます。
あとは塗った時と同じ水性ペンキで塗っていきます。メンテナンスついでに、色を変えてリフレッシュするのも良いかもしれませんね。
我が家はバラが多くフェンスやパーゴラに誘引してあるので、そこの塗装がちょっと大変でした。つるにペンキがついてしまいました。ま、いっか。
細かなところは細い筆などに変え、隅から高いところまで、できるだけ塗り残しのないよう塗装します。
再塗装完了!
塗装しているだけなのであまり写真もないのですが、全てのエクステリアを再塗装することができました。塗装するだけで新品のように美しく蘇りましたよ。ピカピカで心機一転!
それにしても大変だったなあ……。何日もかけ、同じ作業をずっと繰り返すのは意外と疲れますね。ただ塗るだけなんですけど。
しかし、これでまた一年は保てることでしょう。
エクステリアはメンテナンス必須!
DIYで何かを作ろうと思うと木材を使うことが多いと思います。屋内であれば問題なくても、屋外で使うものの場合は劣化することを考えなければなりません。
ソフトウッドであれば一年に一回を目安にメンテナンスを。面倒であればハードウッドなどを選ぶと良いかと思います。
私も次作る時は、もう少し丈夫な木を選んでもいいかもなあ。結構メンテナンスはめんどくさいです……。