庭を美しく飾ろうと思うと、どうしても欲しくなってくるのが花や雑貨を置くための台。今もいくつかあるのですが、春になって新たな花が増えてきたのでそろそろ新調することに。木材を使ってガーデンシェルフを手作りしました。
庭でも室内でも使えるシェルフ
シェルフとは所謂棚のこと。ラックとも言います。私が作ったのは、3段になった庭用の棚です。
と言っても庭で使わなければいけないわけでなないので、室内用の棚として使うことももちろん可能ですよ。
木材を購入
今回は、幅45cm×高さ90cmのものを作りました。意外と必要な木材は少なく、1×4・6F(19×89×1829mm)3本と、16×40×2000mmの赤松5本で作ることができましたよ。(写真は4本だけど途中で足りず赤松を1本追加しています。)
ネジなどを合わせても1,500円以内の材料費でした。
3段ラックは購入しようと思うと4,000~1,0000円程かかってしまうので、だいぶ安く作ることができたと思います。うんうん、満足。
1. 1×4材をカット
それでは作りましょう。まずはシェルフの3段の置き台となる板を1×4材を使って作っていきます。
1段目が2枚、2段目が3枚、3段目が4枚の板を合わせて作ります。計9枚を全て同じ長さにカット。
2. やすりがけ
1×4材は安価でDIYでは人気の木材ですが、少々仕上げが雑と言うデメリットもあります。
汚れたり欠けたり歪んだりしているものもあるので、購入する時はできるだけきれいなものを選ぶようにしましょう。
表面を滑らかに、そしてカットした面のバリなどを取るためにやすりがけをします。電動サンダーがあればその方が便利。
1×4材は柔らかい木材のため、あまり粗目のものを使うと傷が付きやすいです。中目のものを使うと良いのではないでしょうか。
3. 板を合わせてすのこを作る
カットした1×4材を1つにし、置き台を製作していきます。
1×4材を並べてピタッと合わせた長さに16×40mmの赤松をカット。これを裏側から付け、すのこのようなものを作ります。
木材は直接ネジを打つと割れる場合があるので、先に下穴をあけてから止めていくと割れることなくきれいに仕上がります。
4. 3つの置き台を全て作る
1段目、2段目の置き台となるすのこも同じように作ります。
隙間のないピッタリとしたものを作るなら1枚の板でも良いじゃないかと思うかもしれませんが、もちろんそれでも構いません。
板より1×4材の方が断然安いので、繋げ合わせて置き台にしただけです。
5. 脚の製作
続いて脚を作っていきましょう。脚は算数で使うコンパスのような形です。2本の赤松を使い、上部をボルトとワッシャー、ナットで止め合わせます。
後ろの脚は真っ直ぐ、前の脚は斜めになるため、前の脚の方が長くカットします。
斜めにする場合は垂直に切ると立てた時に地面に付く部分が浮いてしまうので、地面と平行になるよう斜めにカットします。これを2セット作成。
6. 支え用の木材をカット
脚ができたら置き台のすのこを固定する支え用の木材をカットします。
3段を前と後ろの脚にそれぞれ取り付けるので、赤松を全部で6本カット。先ほど作ったすのこより2cmほど長いものにし、ゆとりを持たせました。
写真では全て同じ長さに切ってありますが、脚が重なっている分後ろの方が長くないといけません。後で気づいて切り直しました。
7. 支え用の木材の取り付け
3段がバランスよく同じ間隔になるよう取り付ける位置を脚に書き込みます。
そこが置き台となるのでそのすぐ下に、そのすのこを支えるために今作った木材を取り付けていきましょう。
8. 片側を全部付ける
1本ずつ左右の脚に取り付けていっても良いのだけれど、私は1度に片側だけを取り付けていきました。
私的にはその方がやりやすいので、はしご型のシェルフなどを作る時はいつもそうしています。
9. 両側に固定
反対側も同じように木材を取り付けていきます。
この支え用となる木材がちゃんと水平になっていないと置き台を取り付けた時に斜めになってしまうので、横と奥行き両方とも水平になっているかを水平器で測りながら作業します。
10. 置き台を乗せる
先ほど脚に取り付けた前の木材と後ろの木材に乗せるようにして、すのこのような置き台を置きます。
上からしっかりとネジで固定し、ここでも再度水平になっているかを確認。
水平になっていない場合は支え様の木材からやり直しですね。私も何度かやり直しました…。
11. 全ての置き台を取り付け
水平を測りながら、3段の台を全て土台に取り付けていきます。水平や上下との間隔がずれないように取り付けるのは、意外と大変な作業でした。
12. 全体を塗装
全体をブルーグレーの水性ペンキを使って塗装しました。
私は先に組み立ててしまってから塗装することが多いけれど、細かな所がある場合は先に塗装した方が塗りやすいですね。
室外で使う場合は、ペンキの重ね塗りや防腐剤やニスなどを使って、劣化しないように一工夫!
13. エイジング塗装
庭の雰囲気に合わせ全体をシャビー風に加工します。
アンティークメディウムなどもよく使いますが、今回は錆や汚れが付いたような汚し方ではなく、ペンキが剥がれたようなナチュラルな感じにしようと思い、ミルクペイントの白色を使ってエイジング塗装を施しました。
筆でかすれるように汚れを書いても良いですし、セリアにエイジング加工専用のスポンジが売られているので、そちらを使っても簡単にシャビーな雰囲気を出すことができると思いますよ。
14. 完成!
2日がかりで何とかガーデンシェルフを作ることができました。よく見ると荒いところなどもあり売り物のように、とは行かないですけど、庭に飾りたかった台ができて満足です。
何ヶ月も前からやらねば…と思っていたので、成就して良かった良かった。
便利なシェルフで花のある生活を!
それほど大きくないため室内でも邪魔にならないので、お部屋で花や植物を飾る台としても活躍してくれます。
何でも飾ることができるので1つあるととても便利。アレンジ次第で、用途に合わせて色々なシェルフが作れそうですね。
関連商品
- 1×4・6F 3本
- 16×40×2000mm 赤松5本
- ペンキ(ブルーグレー)
- ミルクペイント(白)
- 防腐剤
- 水平器