ベランダガーデンの野菜や花たち。庭だろうがベランダだろうが虫たちには関係なく、何度も害虫被害に遭っています。そこで、冬越しするための温室も兼ねた虫除けのためのハウスを、塩ビパイプを使って作ってみました。
レッツ塩ビパイプDIY!
DIYで大活躍の塩ビパイプ。本来の用途は排水用ですが、4mのものでも300円ほどととても安価なため(※太さにもよります)、塩ビパイプを使って棚やインテリア雑貨を作るのが大流行していますね。
その上配管むき出しの感じがおしゃれだと、男前インテリアのパーツとしても注目を集めています。
以前私も塩ビパイプを使って3段の温室を作りました。今回はベランダで育てている野菜やハーブの温室も兼ねた虫除けハウスを作ります。
パイプを繋ぐ繋手パーツ
塩ビパイプを使う上で絶対必要となってくるのが繋手パーツ。塩ビパイプと塩ビパイプを繋げる際に使うものです。繋げる角度や用途によって多様なものがありますよ。
今回使ったのはT時になったチーズと言うパーツと、90°に曲がったエルボと言うパーツ。難しい形を作ろうと思うといろいろな繋手が必要になってくるけれど、簡単なものを作る場合はシンプルなものがあれば作ることができます。
1. 塩ビパイプをカット
横長の四角いハウスを作るので、まずはパイプをカットしてパーツを作ります。横用の棒4本、縦用の棒4本、高さを作る棒4本です。
パイプカッターがあればラクにきれいに切ることができますが私は持っていないので、ダイソーの塩ビパイプ用のノコギリを使用しました。使った塩ビパイプが外径18mmのVP13と言う一番細い規格なので、パイプカッターがなくても1カット1分程度で切ることができますよ。
2. 底と天井を組み立てる
四角い箱となる底と天井の面を組み立てます。先ほどカットしたパイプを、角にエルボを付けてはめ込んでいきます。
本当なら角に使ったエルボが、直角に上向きにも口があり3又になっていると、そのまま高さを出すパイプをはめ込めるのですが、ホームセンターを回ってもそういったものは置いていませんでした。
ホームセンターの方に聞いたところ、あることはあるそうだけど排水用としてあまり需要がないため、置いているところが少ないそうです。あっても他のパーツより高いので、今回はエルボに短いパイプをかまし、角ではなく少し中に入ったところにチーズを付けました。これで上向きにパイプをはめることができます。
3. チーズにパイプをはめ込む
少し内側に付けたチーズにパイプをはめます。ここのパイプの長さがハウスの縦の長さになりますよ。途中でチーズを付けてパイプを通せば、段を作ることも可能。
4. 天井部分の取り付け
底と全く同じ長さの四角いパーツを、ハウスの天井部分として取り付けます。これで四角い形ができました。この形であれば、1~2時間あれば簡単に作ることができますよ。
底と天井を支えるパイプが角ではなく少し中にあるので、見た目が気になると言う場合は3又上向き90°の繋手を探すと良いかと思います。インテリアではなく外で使うハウスなので、それほど気にならないとは思いますが。
5. 不織布をかける
セリアで購入した不織布をカバー代わりに使いました。結束バンドを不織布に通し、塩ビパイプに固定していきます。透明ではないですが光も通しますし、雨や強風にも耐えるので畑でも使われます。
保温効果もあるので、温室を手作りする時にはおすすめのカバーですよ。なんと言っても大きな不織布が100円で購入できるのが良いですね。もちろん上から水をまくことだって可能です。
塩ビパイプでオリジナル雑貨を作ろう
温室やハウスは購入しようと思うと意外と高いので、塩ビパイプを使えば格安に作ることができます。
私はそのまま使っているけれど塩ビパイプの無機質な見た目が気になる方は、色を塗ってアレンジすれば、オリジナルの素敵なものに変身させられます。アイアン風にしたり錆び塗装をしたりして、カバーを掛けずに室内インテリアの棚として使ってみるのも良いですね!
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