岐阜県の郡上八幡から飛騨高山までを結ぶ、紅葉を見ながらドライブを楽しめる観光スポット「せせらぎ街道」。見頃になると、赤や黄色に色付いた木々が視界を覆います。美しい紅葉を見ながら秋晴れの清々しい一日を過ごしてきました。
せせらぎ街道とは
せせらぎ街道は吉田川に添った国道472号線で、岐阜市側から行くと、郡上八幡~郡上市明宝~飛騨高山を縦断するドライブコース。全長65kmにも及ぶ紅葉の名所として知られています。
全長が長いので標高差や各地点での気温の違いがあるため、それぞれの場所で紅葉する時期が多少ずれ、長い間紅葉を楽しむことができますよ。特に10月下旬から11月上旬は見頃がピークを迎えるため、多くの観光客が訪れます。
以前訪れた時は途中で渋滞しており進めなくて引き返したので、今回は朝早く出発して紅葉を楽しみました。午前9時前にせせらぎ街道に乗りましたが、渋滞もなくスムーズで一安心。見頃の休日は混雑することもあるので、時間をずらすなどしてお出かけした方が良いかもしれません。
道の駅で休憩
せせらぎ街道には、磨墨の里公園(道の駅名宝)とパスカル清美の2つの道の駅があります。特に磨墨の里公園(道の駅名宝)は人気があり、いつでもよく混んでいる印象があります。
道の駅に立ち寄って休憩するのも旅の醍醐味。特に岐阜県には56駅もの道の駅があり、北海道に次いで全国で2位の多さを誇ります。私も道の駅スタンプラリーをやっています。
ぜひ道の駅で休憩しがてら紅葉を楽しんでみてくださいね。
進むほど紅葉が美しく
郡上八幡からせせらぎ街道に乗り、高山市に向かうにつれ気温も低くなってくるので、紅葉もだんだんと美しくなっていきます。郡上八幡の辺りではまだ青々としていた木々も、山の中へ行くほど赤や黄色に色付いていました。
自然豊かで静かな道のりなので、とても心地よく贅沢な気分になりましたよ。美しい景色を見ると幸せを感じますね。
西ウレ峠
せせらぎ街道の中でも特に美しく人気がある西ウレ峠。最も標高が高く標高1,000mを越えるため、この辺りが1番に見頃を迎えますよ。
西ウレ峠遊歩道
西ウレ峠には駐車場もあるので、車を止めて休憩することができます。遊歩道が整備されており、山を登ったり周辺を散策してみると楽しいですよ。
遊歩道から見渡す一面が黄色に染まり、息を飲むほど美しい景色でした。ブナやカエデなどの木々が一斉に色付いてキラキラと煌き、まるで自然の宝石箱のようでしたよ。
ただ、見頃の10月下旬~11月上旬は平地で暖かくてもこちらの方では寒いので、暖かい格好で紅葉狩りすることをお勧めします。
朝露に濡れた落ち葉も風情があって美しい。美しいスポットがたくさんあるので、記念撮影もお忘れなく。
飛騨地方のお土産としても知られるさるぼぼ。誰が作ったのか、石でできたさるぼぼ人形もありました。どんぐりが供えてありましたが、どんぐりを食べるのでしょうか。
ダイナミックな絶景を楽しむ
西ウレ峠で遊んだ後は、再び車でせせらぎ街道を北上して高山へ向かいます。この日は運良く晴天に恵まれ、雲一つない済んだ高い青空で、紅葉とのコントラストが本当に綺麗でした。ダイナミックな自然を目の前にすると言葉が出ませんね。ただ車で走っているだけですが、とても楽しい1日でしたよ。
高山観光も兼ねて
岐阜市方面からせせらぎ街道に乗ると高山市へ抜けます。高山と言えば古い町並みが有名で、「飛騨の小京都」ととも呼ばれるほど。せせらぎ街道の執着地点からすぐなので、せせらぎ街道へお出かけの際は、古い町並み観光とセットだとより楽しめると思います。
宮川朝市も有名
古い家々が建ち並びたくさんのお店が軒を連ね、歩いているだけでも楽しめるのが飛騨高山の魅力。私は岐阜県民なので何度も来ていますが何度来ても楽しめます。
また、高山は野菜や民芸品などのお店がずらりと並ぶ宮川朝市も有名なので、ぜひこちらも楽しんでみてくださいね。
せせらぎ街道
住所 : 高山市清見町坂下~大原 せせらぎ街道
例年の見頃 : 10月下旬~11月上旬
通行料 : 無料
関連URL : せせらぎ街道