近くの園芸店を覗いたところ、今まで見たことのない新しいビオラが入っていたので購入しました。その名も「青魔道士」!ファンタジーな名前にピッタリな幻想的な見た目に、一目見ただけで心を奪われてしまいました。まさしく魔法です!
メゾンドビオラのビオラ
青魔道士は、Maison de Viola(メゾンドビオラ)と言う愛知県の育種会社によって作られた品種。2021年に新たに作られた新品種だそうですよ。
幻想的な「魔法の花」を作りたいと言うことでクラウンドファンディングを募り、それによって誕生したビオラなんですって。希望どおり、見事に美しい魔法の花が完成したようですね。
青魔道士の見た目
青魔道士の最大の特徴は、なんと言っても少しくすんだようなこの花色。青のような紫のようなグレーのような、表現できない絶妙な色合いに魅了されます。まるでシャガールの絵画のような幻想的なビオラです。
高温期は青の発色が弱く、低温期になるにつれて発色が濃くなっていきます。
シエルブリエもそうですが、ブルー系のビオラはあまりないためかとても人気が高く、すぐに売り切れてしまうことも多い色合い。繊細で大人っぽいので、おしゃれで落ち着いた雰囲気の庭を作ってくれることでしょう。
育て方
他のビオラと同様、日当たりと風通しの良い場所で管理し、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
ですが、今年生まれた新品種ですし、まだ育て始めたばかりなので、花付きや育てやすさについては詳しく分かっていません。この美しい色合いでこんもり咲いたら美しいだろうなあと期待しつつ、いずれまた、レポートできたらと思います。
同シリーズの他の品種
実はこのビオラ、同じメゾンドビオラ作出でシリーズ化されており、私が行った園芸店には青魔道士を合わせて4種類ありました。全て購入してきたので少しご紹介します。
未完の華
育種過程で生まれた個性的な色を、試験品種として販売している品種です。メゾンドビオラは一つ一つ違うビオラの個性をとても大切にしており、この品種が生まれたようです。
完成品として淘汰される前の、偶然できた色彩を楽しめる品種となっていますよ。
公爵令嬢
フリル咲きと、色幅のあるピンク系の色合いが美しい品種です。薄いピンクから濃いピンクまでいろいろありますが、どれも名前の通り上品で女性らしい見た目をしています。
水の精霊
個性豊かな青系統のバニータイプの品種です。バニーと言えば見元園芸のうさぎシリーズを思い出しますが、こちらも同じように花弁が長く、可愛いうさぎ型をしていますよ。
高温期は色が薄く白っぽい色をしており、温度低下と共に青の発色が強まります。
どのビオラが好き?
どのビオラも個性があってとても美しいです。何より名前が少し中二っぽくてファンタジーですね。それぞれ違う見た目をしているので、お好みのものを探してみてくださいね。
ちなみに私はやっぱり青魔道士が一番好きです。ブルー系の美しさは唯一無二です。
進化するビオラの世界
毎年新しい品種が続々と発表され、日進月歩で変化していくビオラの世界。ひと昔前のノーマルなビオラとは随分と見た目が変わってきましたね。
新しい品種を見るとついつい欲しくなってしまいます。いつも買い過ぎてしまうので今年は自制するつもりだったのですが、もう既に自制し切れてない気がしてきました……。