見てください、この淡くて優しい色合い。美しいですねえ。 ずっと欲しかったつるバラ、クリスティアーナをようやくゲットしました!今回は、魅力たっぷりのクリスティアーナの形や香り、育て方についてご紹介します。
大苗でやってきました
購入したのは今年の冬。チェリーガーデンに3本目のアーチを設置したので、這わせるつるバラを探していました。
最終的に、ブラン・ピエール・ド・ロンサールとクリスティアーナで超絶悩み、両方育てている方からの意見なども頂き、結果クリスティアーナを選びました。いつかブランピエールも欲しいなあ……。
クリスティアーナは成長が遅いとよく言われるため、2年生の大苗で購入。大苗だと次の春には花を楽しめますよ。新しい苗が来るとワクワクしますね。
ドイツのバラ
このクリスティアーナは2013年に作出された、まだ比較的新しいバラ。ドイツのコルデス社から生まれました。日本に入ってきたのは2015年だそうです。
フランスのサヴェルヌ国際コンクール芳香やドイツのADRなども受賞しています。
歴史はまだ浅いのに、バラ好きの方のお家へお邪魔すると、必ずと言っていい程植えてある人気品種ですね。
クリスティアーナの特徴
樹形
樹形はつるバラになりますが、フランソワジュランビルのように伸長力がものすごく強いわけではありません。樹高は2m程度までなので、壁面やフェンスいっぱいに這わせるには向いていません。
トレリスや小型のアーチなどに誘引して、小さめのつるバラとして育てるのに適したバラです。
先述したように成長がゆっくりのバラなので、それ以上大きなものに誘引しようと思うと、何年もかかるか途中で成長が止まってしまいます。
花形
コロンとしたカップ咲きで、まるでオールドローズのようなクラシカルな見た目をしています。コロコロとしていてとてもかわいらしいですね。
花弁の数は100枚以上にもなるほど、一つ一つの花がとても繊細で豪華です。房になって咲く姿はとてもゴージャス!
色
外側の白から中心にいくにつれ、紫がかったピンクへとグラデーションが入ります。
淡い色合いがアンティークタッチで優しげな雰囲気。どことなくピエールピエール・ド・ロンサールに似ていますが、ピエールより淡いですね。
芳香
サヴェルヌ芳香賞を受賞しているだけあり、素晴らしい香りを持っているバラ。
オールドローズのようなダマスクの香りとレモンを合わせたような、強い香りを楽しめますよ。
花期
四季咲きの性質が強いので、春から秋にかけて旺盛に花を咲かせます。
クリスティアーナはとにかく強い!
クリスティアーナの魅力は見た目の美しさだけではありません。
バラは種類によっては弱いものも多く、すぐに枯れてしまったり育てにくいものもたくさんありますが、クリスティアーナはうどんこ病、黒星病などの病気にとても強く、初心者でも育てやすいと言われています。
育てている人の話を聞くと、ほとんど病気が出ることなく元気に育つと言う人が多い気がします。これはバラを育てる上でとても重要な項目ですね。
耐寒性もあるので冬にも強く、花の美しさや連続開花性、耐病性共に評価され、ドイツのADRに認定されました。
トゲが少ない
バラはトゲがあって当たり前のイメージですが、中にはトゲが少ないものやないものもあります。
私自身はあまりトゲの有無を気にして購入したことはないのですが、特につるバラだと誘引作業がありますので、少ない方が作業はやりやすいですよね。
クリスティアーナはトゲも少なめなので、扱いやすい品種だと思います。つるバラだと他には、アイスバーグなんかもトゲが少ない品種だと言われます。
アーチに沿って植えました!
私が購入したのが大苗で株もしっかりしていたので、届いてからすぐ、アーチに沿って地植えしました。バラは鉢植えでも育てられますが、地植えの方が手間が掛からず大きく育ちます。
40cmほど穴を掘り、元肥を敷いて根を崩さずにそのまま植え付けます。あとは日々の水やりや害虫チェック、消毒、追肥などのお世話をして、見守るだけ!
病気に強く、見た目良し、香り良し
美しい四季咲きで、病気にも強くて香りも良い。もはや万能品種と言っても良いのではないでしょうか。3拍子揃ったバラ、人気が出て当然な気がしますね。欠点が見当たりません。
これからの成長が楽しみです。きっと、チェリーガーデンを代表するバラになってくれるはず!