イングリッシュローズの中でもとても評価の高いオリビアローズオースチン。優しい雰囲気のロマンチックな見た目からは想像できないほど強健種です。昨年購入したのですが、本当に買って良かったと思えるほど美しくてたくましかったです。
オリビアローズオースチンの基本情報
- 系統:シュラブ(S)
- 樹形:シュラブ樹形
- 花色:ピンク
- 花形:カップ咲き~ロゼット咲き
- 花期:四季咲き
- 花径:大輪
- 樹高:1m
- 香り:中香
- 作出年:2014年
- 作出国:イギリス
イングリッシュローズ
イギリスのバラの育種家であるデビッド・オースチンによって「デビッド・オースチン・ローゼズ社」が作られました。
デビッド・オースチンは、オールドローズの持つクラシックな花形や強い香りと、モダンローズが持つ四季咲き性や多彩な色を併せ持ったバラを作出。
当時は、剣弁高芯咲きのかっこいい、所謂モダンローズと言う見た目のバラが流行していたのでとても革新的でした。
最初はなかなか受け入れられなかったものの次第に評価され、現在では世界中でファンを持つほどの人気を集めています。
バラのブランドと言えば、デビッド・オースチンと言うイメージがとても強いですね。
そして、オリビアローズオースチンもデビッド・オースチン・ローゼズ社のバラで、イングリッシュローズです。
名前はデビッド・オースチン・ジュニアの娘の名前から付けられたそうですよ。
オリビアローズオースチンの見た目
淡いピンク色の大輪の花を咲かせるオリビアローズオースチン。
最初はカップ咲きで、咲き進むとロゼット咲きの花形となります。
花弁が多く、見た目はまるでオールドローズのようなクラシックな見た目。
優しい雰囲気の花は、これぞバラと言った感じですね。
耐病性に優れた品種
美しい見た目もさることながら、オリビアローズオースチンの素晴らしさは耐病性の高さにあります。
実はこのバラ、イングリッシュローズの中で最強、また、バラの中で最も耐病性のある品種の一つと言われることがあるほど、うどん粉病や黒星病に対しての耐病性がとても強いのです。
無農薬や低農薬でも病気が出にくく丈夫に育ってくれると言われるほど、超強健種です。
今までは、月に何度か農薬を散布なければならないのが主流でしたが、近年では環境に優しいバラが主流となってきています。
これからは、無農薬でも育つようなバラが当たり前になってくるでしょうから、こういったバラは今からとても貴重だと思います。手間もかかりませんしね。
四季咲き性も強い
イングリッシュローズは見た目はオールドローズに似ていますが、性質はモダンローズを受け継いでいます。
なので、四季咲き性も強いんですよね。返り咲きも多いです。
春だけではなく秋なども、花を楽しめるのではないでしょうか。
非常に評価の高いバラ
カタログでも、「今までにご紹介したバラの中でベスト品種かも」と謳われるほど、オリビアローズオースチンは全てにおいてとても評価が高いです。
イングリッシュローズの中でも最高峰の評価ではないかと思います。
強いバラが欲しくて買ったと言うのもありますが、やはり強健種は育てやすいので、買って大正解だったと思います。
もちろん花の見た目の良さも最高級ですし、迷っている方がいたら、ぜひ後押ししたいほどおすすめですよ。