冬は寒くて庭の花も減る季節ですが、じきに訪れる暖かい季節に向けて準備をしなければならない時でもあります。春はチューリップなどの可愛い球根植物が満開になる季節。春らしい球根の花をご紹介するので、ぜひ庭に取り入れてみてはいかがでしょう!
チューリップ
・花期:3月~5月
言わずもがな、春を代表する花と言えばチューリップ。童謡にあるように、非常に色彩豊かで可愛らしい色合いが魅力的。まさに春の庭にはピッタリの花で、世界中で愛され、誰もが知る花なだけあります。
シンプルな花姿は他の花とも合わせやすく、同じく球根花のムスカリなどと組み合わせて植えられることも多いですね。
赤や黄色など定番の色に加え、少し色味を抑えたシックなものや大人っぽいものも最近では人気がありますよ。
ムスカリ
・花期:3月~4月
パッと目を引く鮮やかな濃い紫色が特徴的な、小さな花を咲かせるムスカリ。単体でももちろん可愛いですし、他の花を引き立てる要素も併せ持っています。
紫のイメージが強いですが、紫の他に白や薄い水色の花を咲かせる種類もありますよ。
じゅうたんのように一面に花を咲かせた姿は圧巻。まとめて植えるとインパクトのある空間を作ることができるでしょう。
ヒヤシンス
・花期:3月~4月
花壇や鉢植えなど屋外で育てることはもちろん、室内での水耕栽培でも容易に育てることができるヒヤシンス。可愛らしい花を室内でも楽しめることから、水耕栽培している人も多い春の花ですね。
なんと言ってもその魅力は、スマートでエレガントな花形と、芳しい心地よい香り。この香りを嗅ぐと、毎年春が来たと実感することができます。
一株でも強い芳香があるので、室内で栽培すると部屋の芳香剤代わりになるほど一日中香りを楽しめますよ。
クロッカス
・花期:2月~4月
庭にあまり植物を植えるスペースがないお家でも、小さめの球根花なので手軽にガーデニングを楽しめる花です。
少し早めの春から咲き始め、小さいですけど一つ一つの花に存在感があり、咲いている姿を見ているだけで元気になれるような球根花。水耕栽培も可能ですよ。
スイセン
・花期:11月~5月
早いものでは冬から咲き始めるスイセンの花。黄色や白など鮮やかな花色も可愛らしく、古くから人気が高い球根花です。寒さに強い植物なので、丈夫で育てやすいですよ。
日本にも自生しているシンプルで一般的な形のものもあれば、八重咲きで豪華なものや小さめのミニスイセン、色のコントラストが鮮やかな品種など様々なものがあります。
アネモネ
・花期:3月~5月
ピンクや紫、赤、青と言った鮮やかで豊富な色合いと大輪の花が相まって、庭の中でとても目立つ存在になるアネモネ。ヨーロッパでは神話などでも度々登場し、古くから人気が高い植物の一つです。
種類は100種類以上あり、咲き方も大きさも様々で、ビビットカラーだけではなく、最近ではパステルカラーのふんわりしたものなどもありますよ。
どことなくミステリアスな雰囲気が漂うアネモネの花に見える部分は実はガク。花弁はありません。そんなアネモネらしい摩訶不思議で珍しい特徴も魅力なのかもしれません。
ラナンキュラス
・花期:3月~5月
花弁が幾重にも重なった万重咲きで、春の庭の主役にふさわしい豪華な姿が特徴のラナンキュラス。大輪咲きで、花壇でも寄せ植えでも一際存在感を放つこと間違いなしの球根花。
赤や黄色など鮮やかで明るい花色が定番ですが、その人気から近年では改良が進み、複色のものや背丈が低いものなども流通しています。
まるで蝋でできたように花弁が艶々で光沢のあるラックスシリーズも人気ですね。
春が待ち遠しいですね!
これらの球根は秋に植えて春に咲くのが一般的ですが、冬でも球根から少し成長した芽出しのものを園芸店やホームセンターで購入することができます。秋に植えられなかった方は、ぜひそういったものを植えて楽しんでくださいね!
今回ご紹介した球根花は、どれも庭の主役になる魅力的なものばかり。色とりどりに咲き誇る花々を想像すると、今から春が楽しみになりますね!早く来ないかなぁ、春…。