カフェや結婚式場などで見る黒板看板。そこに花を添えて、庭に飾ってみてはいかがですか?黒板なので書き直しも自由!置くだけでカフェ風でおしゃれな雰囲気を演出することができますよ。黒板付きプランターの作り方をご紹介します。
100円ショップの黒板シート
便利な時代になりました。100円ショップに行けば何でも手に入ります。
今回使用したのはセリアの黒板シート。今流行りのリメイクシートと同じエリアで販売されています。
ダイソーにも販売されていますが、セリアの場合はブラックボードシートもありますよ。黒板はチョーク、ブラックボードシートは専用のマーカーで書き込むものとなります。
ですのでチョークで書きたい場合は、必ずマット調の黒板シートを購入してください。(ブラッボードシートはチョークでは書けません。)
1. 材料をカット
使用した木材は、黒板部分にはコンパネ(パネコート)、脚部分には赤松の平角材、プランター部分には杉材、枠部分にはひのきの薄板。これらの材料をそれぞれカットします。
黒板のサイズを土台に、脚は黒板より少し長めに、プランターは4枚で箱型を作った時に黒板と横幅が同じになるように、枠はプランターより上の部分の長さになります。
枠は角を斜め45度に切っておくと、額縁っぽい枠になります。
2. やすりがけ
未だに電動サンダーを持っていないのでひたすら手動でやすりがけ。サンダー仕上げされていないものやカットした部分などを中心に、紙やすりで綺麗にします。
荒目(数字が小さい)のものから徐々に細目(数字が大きい)のものに変えていくと、ツルツルで綺麗に仕上がりますよ。
3. 塗装
黒板になるコンパネ以外の材料を、水性ニスを使って色付けしました。ニスは、塗装すると表面に膜を作って木材を保護してくれると言う役割があります。
水分を吸収しにくくなるので、外で使うもののコーティング材としても使用されることが多い塗料です。
100円ショップなどでも色付きのニスが販売されています。重ねると濃くなるので、何度か重ね塗りして使いましょう。私は2度塗りしています。
4. 黒板シートを貼る
ニスを乾かしている間に、コンパネに黒板シートを貼ります。
素材はどんなものでも良いのですが、ツルツルしているものでないと書くときにガタガタして書きづらくなるので、手触りが悪い木材であれば、やすりがけや下地剤で表面を滑らかにしてから使います。
私がパネコートを使ったのは、そういった処理をしなくても最初からツルツルしているからです。
表面のホコリやゴミをしっかりと取り除いてから少しずつシートを貼ります。詳しい手順はこちらでご紹介したのでご参考に。
5. プランターを作る
4枚の板を組み合わせてプランターを作ります。
箱を作る要領と同じで、それぞれの板と板をネジで止めて四角い箱を作ります。底面→横側面→前側面の順で作ると作りやすいですよ。
6. 前の脚の取り付け
次はコンパネより少し長めに切った脚を取り付けます。上面に合わせ、裏側からピッタリと取り付けるだけなので簡単。左右2本取り付けましょう。
7. 後ろ脚の取り付け
蝶番(ちょうつがい)を使って、前の脚と後ろの脚をくっつけます。蝶番は、ドアや蓋などの開閉するものに使われますね。100円ショップでもホームセンターでも購入可能ですよ。
取り付けた後で後ろの脚2本を一体化するため、横の棒を取り付けHのような形にします。
8. コンパネの裏側やネジを塗装
コンパネの裏側や板の縁など塗り残しがあったので、同じ水性ニスを使って塗装しました。
ついでにネジもシルバーで浮いていたので、ニスに似ているペンキの茶色を使って塗装しておきました。
9. 枠をボンドで固定
最後に枠の取り付けです。角を45度に切った薄板を、プランターより上の部分にボンドを使って3枚貼ります。
先にボンドで固定しておいた方が作業がしやすいので、重しなどを乗せて、しっかりとくっつくまで固定します。
10. 隠し釘で固定
次に登場するのが隠し釘。隠し釘とは、頭の部分がわざと折れるようになっており、目立つ頭の部分を取り除いた状態で板と板を固定してくれるもの。
釘は刺さっているけど頭がないので目立たず、見た目を壊すことなく仕上げられますよ。
ただし、普通の釘に比べて強度は劣るので、必ずボンドや接着剤で固定してから使いましょう。
2. しっかりと釘が入ったら、横から金槌を当てます。直接叩くと木材に傷が付く場合があるので、当て木などを使うと出来上がりが良くなると思います。
3. 横からコツンと打つように叩くと、綺麗に頭の部分が飛んでくれます。もともと折れるような作りになっているので、それほど力を入れなくても簡単に折れますよ。
4. 頭が飛んで、下の釘の部分だけ木材の中に残りました。
最初は真っ直ぐ打てなかったり、飛ばし方が分からなかったりでコツがいるかもしれませんが、慣れれば簡単に使えるようになります。
あまり太い木材や重い木材には向いていないけれど、こういった枠などを付ける時にとても便利。
11. プランターの中のコンパネを塗装
ボンドと隠し釘を使って、そこそこ強度のある枠が取り付けられました。
その後、プランターの中のコンパネのパネコートの部分が黄色かったので、花を入れれば見えないのだけど、一応水性ペンキの茶色で塗装しておきました。
12. 完成
黒板付きプランターの完成!私は花を植える時に大きめの鉢を使うようにしているので、その鉢が入るようにプランターは敢えて大きめにしてあります。
小さな花しか入れないのであれば、プランター部分はもう少し小さくても良いかもしれません。その方が重心が前に掛かりにくいので安定します。
庭に飾ろう!
庭への入り口に案内看板として置いたら、きっと道行く人の注目の的になるのではないでしょうか。
オープンガーデンをやっているお家なんかにはうってつけだと思います。もちろん、お店のメニュー看板としても使えます。
季節の花を入れて楽しむ黒板付きプランター
あまり大きくなる花を置くと黒板が隠れてしまうので、小さくふんわりとした花がしっくり来ます。季節ごとに違う花を入れて楽しむのも良いですね。
私の知人の家が、庭の入り口にカフェの絵が描かれたサインボードを取り付けたら、お茶が飲める所だと思って間違えてお客様が来てしまったそうです…。
カフェ風にしようと「メニュー」とか「カフェ」とか黒板に書いてしまうと、間違って人が来ちゃうかもしれないですね!書くことには気をつけねば…。
関連商品
- コンパネ
- 赤松平角材
- 杉材
- ひのき 薄板
- 水性ニス メープル
- 水性ペンキ 茶色
- 黒板シート
- ボンド
- 隠し釘