花屋さんのようにたくさんの花を荷車に入れて庭に飾りたい―― そんな理想を叶えてくれるフラワーカート。大きなものをドンと置きたいところですがそんな置き場もないので、小さな箱を使ってミニフラワーカートを手作りしました。
フラワーカートに乗せる花と夢
フラワーカートに色とりどりの季節の花を置いて、移動式の小さな花屋さんでも開けたら最高です。そんな小さな花屋さんをイメージして、私のチェリーガーデンにはアイアンの大きなフラワーカートが置いてあります。
今回はそんな大きなものではなくちょっとした飾りになる小さなものだけど、実際にカートになるものを作りました。
特価で購入のガーデン用ボックス
本当は1から全て作ろうと思っていたのだけど、近くの園芸店で可愛い箱が特価になっていたのでこちらをリメイクして使うことに。買った方が早くて安いものはわざわざ作りません!
クリーム色の浅めのもので、ベジタブルボックスのような形のものです。絵柄もおしゃれで300円はお得でした。わーい!
1. 箱にキャスターを取り付ける
せっかくフラワーカートを作るのであれば本当に動かして使えるようにしたいので、キャスターを取り付けます。キャスターは100円ショップでも販売されています。ゴム製のものからプラスチック製のものまで、サイズも何種類かありましたよ。
2. 木材をカット
端材がたくさんあったので、押し手にはそれらの木材を使いました。余っていたものなので塗装してあるものを使っていますがお気になさらず。
押し手の縦になる木材と横になる木材を、2本ずつ同じサイズにカットします。
3. やすりがけ
端材で表面が汚くなっていたので、丁寧にやすりがけしました。カットした部分はバリが出ていて危ないことも多いので、必ずやすりがけしておいた方が良いでしょう。安全面だけでなく、見た目も美しい仕上がりになりますよ。
4. 箱の色に合わせて塗装
箱はそのまま使うので、使う箱の色に合わせて色を作ります。私は水性塗料の白と黄色を混ぜてクリーム色を作り、何度か試し塗りしてできるだけ箱に近い色になるまで混色し続けました。室外で使うものなので、防腐剤やニスなどを重ね塗りしておくと木材が腐りにくくなります。
5. 下穴をあける
木材に直接ネジを打つとひびが入ったり割れてしまうことがあるので、先にドリルで下穴をあけておくとそれを防いでくれます。特に端に打つ場合や薄い木材などに打つ場合はかなりの確立で割れてしまうので、下穴はあけておいて間違いはありません。めんどくさい作業でも、やった方が失敗が少なくなります。
6. 押し手の組み立て
押し手は、持つ部分に丸棒を使ったり側面に取り付けたりいろんな方法があると思いますが、今回は押せれば良いと考え1番簡単な形にしました。最初はおしゃれにしたいと色々考えたのだけど、せっかく端材があったので買わずにそれのみで作りたかったもので。
と言うことで、縦の木材の上に横の木材を2本重ねて組み立てただけ。横の下の木材は飾りで付けました。鳥居みたいな形ですね。
7. 箱と押し手を組み立てる
押し手の裏側からネジを打ち箱に取り付けます。箱と押し手が合体し、既にキャスターも付いているので形が完成しました。
8. 転写シールを貼る
ちょっとしたアクセントに、押し手の横の木材に転写シールで絵柄を入れました。転写シールはアイスの棒のようなものでこすって転写させるもので、普通のシールよりくっつきが強いですよ。上からニスなどを塗っておくとより剥がれにくくなります。
9. 完成!
目立たないようにネジ頭も同じ色で塗って完成です!木箱は300円ショップなどでも割と大きめのものが販売していますし、既にあるものを使えば時間短縮で作ることができます。余っている木材をこういったものに役立てれば、好きな物も作れて端材の処理もできて一石二鳥!
花を入れてあっちへこっちへ…
まあこのカートで花を売ることはないですけど、気分に合わせて場所を変えてみたり、買ってきた花を入れて運んだりしています。ガーデニングに使う重たい土などを運ぶ本物のカートとして使っても良いかもしれませんね。キャスター付きは何かと便利!
以前作った荷車も大活躍!
以前にもプランターとして使える荷車を2つ作っています。こちらのタイヤは飾りなので動かすことはできませんが、庭に飾る雑貨として今でも大活躍していますよ。普通の鉢に飽きたら、可愛い荷車を作って飾ると、庭のアクセントにもなりガーデニングがより楽しくなるかも!
関連商品
- 水性塗料(白・黄色)
- 防腐剤(透明)
- 木箱
- キャスター
- 40×15mm 赤松
- 端材