庭で人気のアイアン雑貨。1つ置くだけでアンティークな雰囲気になります。アイアンは鉄なので作ることは不可能と思うかもしれませんが、いいえ、そんなことはありません!100円ショップの材料を組み合わせれば、アイアンパネルを作ることができますよ。
使用材料
使用する材料は、セリアのアイアンブラケット4つとひのきの角材。
ブラケットとはブランケットのこと、ではなくもともとは建築用語だそうで、照明器具や棚などを支える横材のことを言います。100円ショップで売られているものは、主にウォールラックを作る際に使うもの。セリアにはアイアンのおしゃれなデザインのものが販売されていますよ。
角材は何でも良かったのですが、耐久性や乾燥性にも優れたひのきを同じくセリアで見つけたので、そちらを使用することにしました。
1. 4つのブラケットを合体
アイアンブラケット4つの角をそれぞれ中にして、1つの大きな形になるように組み合わせます。一応模様があるので、組み合わせを間違えないよう注意!
2. ネジで固定 → 塗装
ブラケットはネジで壁とラックに固定するために4つの穴があいています。そのうち、中側の4つの穴をネジを使って固定し、2本を合体させます。ナットを使うとネジが外れる心配もありません。
このままだとネジだけ浮いてしまいみっともないので、黒と茶色を混ぜたアクリル絵の具を使って、元の色に近い色で塗装しました。
3. 木枠作り
ブラケットが入る枠をひのき材で作ります。細いものならそのまま使おうと思っていたのだけど、今回購入したひのきは横幅があるものだったので、半分の幅にカットし使っています。
枠の大きさは、合体させたアイアンブラケットにピッタリではなく、ブラケットの4つの角が枠にかかるぐらい少し小さめに作っておくと良いでしょう。角に下穴をあけ、釘でそれぞれの木を接合して木枠をつくります。
4. 枠にくぼみを入れる
なぜ枠を少し小さめに作ったかと言うと、ブラケットの角を枠にはめ込むためです。角が来る部分にあらかじめ目印をつけておき、彫刻刀などで写真のように少しくぼみをつけてブラケットをきっちりとはめ込むようにします。そのため木枠はブラケットより少し小さな大きさになるのです。
ブラケットと木枠の接着面がとても少なかったため、木枠への取り付け方はとても迷いました。作ったものの外れてしまっては意味がないので、できるだけ頑丈に作ることも大事ですね。DIYはそういった試行錯誤も楽しいものです。
5. 木枠の塗装
中の飾りがアイアン製なので、せっかくなので枠もアイアン風に塗装します。ブラケットの色に似せ、ネジを塗装した時と同様に黒と茶色のアクリル絵の具を混ぜて色を作りました。そしてその絵の具の中に石灰を入れれば、鉄のような質感を出すことができますよ。これで木製から鉄製(風)に変身!
室内のインテリアとして飾る場合はそのままで良いけれど、私は庭に飾ろうと思っているのでしっかりとニスでコーティングしています。
6. グルーガンで更に固定
枠とブラケットで作った飾りを合体させます。くぼみにブラケットがきっちりと入り込んでいるので落ちては来ないのですが、これだけでは丈夫だとは言えないので、上からグルーガンでしっかりと接着しておきました。これで外れることはありません。
7. コーナー金具を塗装
枠の4つ角につける飾りを用意し、プライマーを吹いてからゴールドのラッカースプレーで塗装しました。ピカピカのゴールドだとそこだけ違和感があったので、黒い絵の具でエイジング加工してあります。
私が使ったのは100円ショップのものではないけれどどうしてもセリアで揃えたい方は、同じようなコーナー金具が売られていると思うので探してみてくださいませ。
8. 金具を取り付け完成
ゴールドに塗った金具を枠に取り付けて完成です。なぜ私がアイアンパネルを作ろうと思ったかと言うと、アイアン製のものは意外と値段がするからです。飾るだけのものにそんな高価なものはとても買えないので作ってみました。500円ほどでできたので満足です。
庭に飾りを
アイアン製の雑貨は高級感があり、室内でも庭でもおしゃれに演出してくれますよ。アンティークな感じがまたいいですね。
100円ショップの材料はDIYでは何かと重宝します。童心に返って色々な工作を楽しんでみてはいかがでしょうか。あれやこれやと考えるのも楽しくてつい夢中になってしまいますよ!
- アイアンブラケット4個
- ネジ・ナット・釘
- ひのき角材
- コーナー金具
- アクリル絵の具 茶色
- アクリル絵の具 黒
- 石灰
- グルーガン
- ニススプレー