アンティークさと重厚感があるアイアン製品は植物との相性も良いため、庭に飾っている人も多いかと思います。しかし、購入しようと思うと意外と高価なので、「それなら作っちゃおう!」と、セリアの材料でアイアンパネルを手作りしてみました。
以前作ったアイアンパネル
実は以前にも一度アイアンパネルを作ったですが、庭に飾っていたら強風で壊れてしまいました。外枠が壊れて中のアイアンが外れてしまったので、今回はそのアイアン部分を再利用して作りたいと思います。
作り方は、アイアンを繋げるところから再度おさらいしておきます。
1. 4つのブラケットを合体
アイアン部分に使ったのは、セリアのアイアンブラケット。こちらを4つ用意します。
ブラケット4つの角をそれぞれ内側にして、1つの大きな形になるように組み合わせます。模様があるので、1つだけ違う向きになったりしないようご注意を。
2. ネジで固定 → 塗装
ブラケットはネジで壁に固定するために4つの穴があいています。そのうち、中側の4つの穴をネジで固定し、隣り合ったブラケットと合体させます。ナットを使うとネジが外れる心配もありません。
このままだとネジだけ色が浮いてしまったので、黒と茶色を混ぜたアクリル絵の具を使ってブラケットの色に近い色で塗装しました。
3. 木材カット
次は木枠作りです。木材は、今までのDIYで木材がたくさん余っていたのでその中から赤松を用意。先ほど作ったアイアンがピッタリ収まるサイズを測り、枠の縦用と横用の木材をそれぞれ2本ずつカット。
4. ボンドで接着
カットした木材はサンドペーパーで均し、木工用ボンドで接着して枠の形を作っておきます。
5. エイジング塗装
アイアンを使うだけでもアンティークな風合いになりますが、エイジング塗装することで更に古びた感じを出すことができますよ。
2. 茶色の上からかすれさせるようにスモーキーブルーを塗装。あえて下地の茶色を残して見えるように塗ります。
3. 水を含ませた白色を使い、ところどころにぼかすように入れます。
4. アンティークメディウムを水で溶いて、ウェスやティッシュでこするように汚れを入れます。
6. 金具塗装
水平にL字に曲がっている金具を平折れ金具と言い、今回の枠のように木材を直角に接合する場合に使います。
本当は裏面など目立ちにくい場所に使うのが一般的なのでしょうが、あえて表面に見えるように取り付け、枠の飾りとして使うことにしました。
2. 全体をゴールドに塗装。ラッカーでも良いですが、わざとムラが出るように水性塗料をスポンジで塗りました。
3. 角など錆びやすい場所を、アンティークメディウムで汚します。
4. ネジで木枠の四隅に取り付け。
7. アイアンを木枠に接着
枠の中にブラケットで作ったアイアンをはめ込みます。アイアンの端に来る飾りが木材にくっつくぐらいピッタリと作っているので、その部分を接着剤で固定しました。
私の場合はこれで外れませんでしたが、どうしても接着面が少ないため外れてしまうと言う場合は、細い針金などを使ってできるだけ目立たないよう枠に固定しまっても良いかと思います。
8. 完成!
完全に接着剤を乾かしたら、アイアンパネルのできあがりです!100円ショップの製品と言えど本物のアイアン製なので重厚感がありますね。言われなければセリアの材料だって分からないでしょう?
植物とアイアンパネル
現在はフェンスに引っ掛けて、植物の間からさりげなく顔を出しています。やはり庭とアイアンとの相性は抜群ですね。アイアン雑貨、増やしていきたいなあ……、もちろん手作りで。
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