普段の生活で何気なく溜まる飲み物やフルーツの空き缶。この空き缶、多肉植物やグリーンを植える鉢にピッタリなのです。捨ててしまう前に、鉢としてリメイクしてみませんか?シールやステンシルを使ってオリジナル鉢を作ろう!
リメイクする缶(プラスチック鉢)
私がリメイクした缶はこちら。と言っても空き缶ではなく、プラスチックの缶風の入れ物です。花が入って売られていました。
形は普通の缶と何ら変わりません。アルミ製ではなくプラスチック製のこちらの缶を、リメイクしていきます。
1. 底穴をあける
植物を植えるためには、多肉植物であっても、排水するための底穴があった方が良いですね。湿気が多いと根腐れしてしまうことがあります。
錐を使って穴をあけました。アルミ缶の場合も同じように穴をあけます。
2. プライマーを吹く
塗料がはじきやすいものに塗装する場合、プライマー(下地剤)を吹くことにより、素材との密着性を良くしてくれ、はじきにくくする効果があります。
ミッチャクロンを全体に吹いて、乾くまで時間をおきます。
3. 塗料と石灰を混ぜて塗装
塗装には、ダイソーのナチュラルミルクペイントのスモーキーブルーを使います。塗料の中に石灰を混ぜることにより、ザラザラとした質感を表現することができます。石灰はセリアで購入。
全体を塗って乾かし、更に重ねて2度塗りしました。
乾かすと味のある見た目になりますね。漆喰のようなアイアンのような……。ジャンク系やインダストリアル系の塗装にも合う方法ですよ。
4. エイジング塗装
ダイソーのアンティークメディウムを使い、錆びてきそうな縁などを中心に、スポンジを使ってエイジング加工を施します。塗料を付け過ぎず、ポンポンと叩くように色を付けると、本物の錆びのように仕上がりますよ。
アンティークメディウムの詳しい使い方については、以下の記事をご覧下さい。
5. ラベルを貼る
少しくしゃくしゃと丸めてシワを付けたラベルを缶の中心に貼ります。ラベルはネットで探してみると、無料素材でお洒落なものがたくさんありますよ。そちらを印刷して使わせてもらっています。
6. ラベルを汚す
先ほどと同じくアンティークメディウムを使い、ラベルもエイジング加工しました。
今度はアンティークメディウムに水を含ませてラベルにしみこませるようにし、古びて茶色くなった紙を表現しています。
7. トップコートを塗る
雨の当たらない軒下ですが外に置いて飾る予定なので、湿気や日光から守るために、ラベルにデコパージュ用のトップコートを塗って保護しておきます。こちらもダイソーのもの。
塗った直後は白っぽくなりますが、乾けばちゃんと透明に戻ります。
8. 植物を植える
しっかりと乾かしてから植物を植え付けます。草花でも良いのですが、やはりこのような小さい鉢には、手間がかからず丈夫な多肉植物がおすすめ。多肉植物は缶のフォルムともよく合いますね。
完成!
どうってことない真っ白だったプラスチックの缶が、少し古びたアンティークな姿へ変わりました。もともと形が可愛い缶だったので、少し手を加えただけでより可愛い見た目になりましたね。庭に置いても違和感なく使えます。
リメ缶を楽しもう!
あいた缶を使えばリサイクルにもなりますし、100円ショップでもお洒落な缶をたくさん見かけます。塗装するだけでなく、デコパージュやステンシル、装飾品を使う方法など、リメ缶には様々な方法がありますよ。
植木鉢としてだけじゃなく、ペン立てや小物入れとしても使えるので、楽しみながらDIYしてみてはいかがでしょう!
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