ガラスに絵を描いたり着色したりできるアイテムガラス絵の具。乾燥させるとセロハンのように透けて美しく煌き、ステンドグラスのようなものを作ることができます。そんなガラス絵の具の使い方についてまとめてみました。
ダイソーのガラス絵の具
ガラス絵の具は今や100円ショップでも手に入れることができるメジャーなアイテム。ダイソーのものは1本50mlと容量も多く、ボトルタイプで使いやすい形になっています。DIYをしているとなんやかんやと使えるアイテムなので、全色揃えておいても良いかもしれませんね。
私も今までにこのガラス絵の具を使って、庭に飾るステンドグラス風の雑貨を作ったり、キャンドルホルダーを作ったりしています。色んな使い方ができるので愛用しているアイテムですよ。
透明な素材を使用
ガラス絵の具で描く素材は透明なものであればなんでもOK。ガラスだと本物のステンドグラスに近づくのでもちろんいいですが、アクリル板、下敷き、ファイル、ペットボトルなど、透明のものであればガラス絵の具の美しさを引き出すことができますよ。
今回はダイソーの透明の写真立てを使用。家に飾るためのちょっとした雑貨を作りたい時などにオススメです。
1. 下絵を描く
では早速ガラス絵の具を使って写真立てに絵を描いていきます。その前の準備としてまず下絵を描いていきましょう。パパッと花と鳥のモチーフで描いてみました。雑ですみません……。
下絵は写真のようにマジックで直接描いても良いですし、パソコンで作ったものを印刷して裏から貼り付けるだけでもOKです。
2. 黒絵の具で縁取り
描いた線に沿って、黒のガラス絵の具を使って絵の縁取りをします。こうすることで本物のステンドグラスっぽく仕上げることができますよ。縁取りが取れたら30分以上しっかりと乾くまで、紅茶でも飲みながら待ちましょう。
3. 色絵の具で着色
黒色が乾いたところで中を着色。まずはボトルからそのまま色を乗せ、縁などの細かい部分は爪楊枝を使って広げるように色を付けていきます。縁までしっかり塗らないと隙間ができてしまうので、必ずこの作業をしてくださいね。
4. 全体を塗る
色を使い分けて全ての絵柄に色を入れていきます。気泡が入ってそのままにしておくと完成時に残ってしまうので、爪楊枝でできるだけ潰しておいた方が良いですよ。
5. ない色を作ることもできる
紫はダイソーのガラス絵の具にはないのですが、赤と青を混ぜて色を作りました。ガラス絵の具は混色して色を作ることも可能なので、気に入る色がない場合は他の色と混ぜて作ってみても良いと思います。
6. プックリと塗る
絵の具の塗り方のコツとしては、できるだけたっぷりとプックリするように色を乗せること。こんなに必要ないのではないかと言うほど色を乗せても良いかも。乾くと意外と色が薄くなるので、たっぷり色を付けた方が美しい色合いに仕上がりますよ。
7. 触らないよう乾かす
全て塗ることができたら、触らないように8時間以上は乾かします。私の場合はそれぐらいだとまだ完全に乾き切ってはいない感じだったので、1日以上放置して乾かしました。
8. 乾かした状態
――そして1日後。こちらが乾いた状態のガラス絵の具。乾くとプックリしていた絵の具は平らになり、マットだった色も透けて透明感がある色へと変化しました。塗っていた時とは全然違う色へと変わりましたね。
9. はみ出した下描きを消す
あとはガラス絵の具からはみ出してしまった下絵を除光液を使って綺麗に落とします。はみ出していなければ必要ありません。
10. すりガラスシートで本物っぽく!
更に本物のステンドグラスに近づけるには、ステンドグラスの窓やドアをイメージして、裏から100円ショップでも買えるすりガラスシートを貼ると、よりリアルな出来上がりになりますよ。
完成
以上でガラス絵の具を使ったステンドグラス風な雑貨の完成になります。慣れないうちは難しく感じるかもしれませんが、慣れると自分の好きな絵柄を描くことができるのでとても楽しく作業できると思いますよ。また、この絵柄はそのままはがすことができるので、窓などに貼れるシールにすることもできるんですよ。
使い方いろいろ、アイデア次第で様々なものが作れちゃうガラス絵の具。あなたも試してみませんか?