バラの花が咲き終わった後につくバラの果実ローズヒップ。女性に人気のローズヒップティーを、この実を使って手作りすることができますよ。今年はたくさん収穫できたので、庭のローズヒップで作ってみました。
ローズヒップとは
ローズヒップは3~5cm程度の赤やオレンジの実のこと。ヒップと言うけどお尻とは全く関係ないんですって。(ずっとバラのお尻だと思ってた)ドッグローズやハマナスと言った、ワイルド系のバラのローズヒップがお茶に向いています。種類によって味も変わってくるそうですよ。
私が使ったのはアイスバーグのローズヒップ。お茶としては使われることはあまりないようだけど、できなくもないのでやってみました。
ローズヒップにはレモンの20倍ものビタミンがあり、ビタミンの宝庫として知られています。そのため健康にも美容にもとても良いものなんですよ。放置しておくなんてもったいない。収穫して生活に取り入れましょう。
1. 水洗いする
収穫するのは10~11月の秋。花が終わっていて忘れてしまいがちなので、実がなっているか気にしていてくださいね。
まずは水を張ったボウルできれいに洗います。一つ一つ手でこすって丁寧に洗いました。
2. 茹でこぼす
消毒を度々しているので、一度熱湯で茹でこぼしをしました。こうすることによって殺菌作用もあり、付着している消毒も取ることができます。水洗いで十分と言う方はやらなくても良いと思いますが、私は気になったので3分間熱湯で加熱しました。
3. 細かくカット
ローズヒップを4分の1程度に細かくカットします。大きさはそれほどこだわらなくても良いと思います。収穫量が多いほど大変な作業…。
4. 種と産毛を取り除く
中には種と産毛が詰まっているので、スプーンや手を使って、丁寧に取り除きましょう。残っているとお茶にした時に口当たりが悪くなってしまう場合もあるそうなので、しっかり取り除いた方が良いと思います。
こちらが中身を取り除いたローズヒップ。アイスバーグの場合は種が少なかったけど、種類によっては種も産毛もびっしり入っているものもありますよ。作業が大変になりますが気長に頑張りましょう!
5. 乾燥させる
これを乾燥させます。自然乾燥させると1ヶ月はかかるとのこと。1日ならともかく1ヶ月はさすがに待てないので、トースターを使って乾燥時間を大幅に短縮。こげないように注意しながら、トースターで温めます。(レンジはべチャッとするので向いていないそうです。)
こちらが20分間トースターで温めたもの。水分が飛びカラッと乾燥したローズヒップの出来上がり。ここまで来れば、あとは紅茶にして飲むだけです。
6. ティーポットに入れる
ティーポットにローズヒップと沸騰したお湯を入れ、5分程度蒸らします。時間を置くとだんだん色が出てきます。その間にカップも温めておくと、よりおいしく飲むことができますよ。
7. カップにそそいで出来あがり!
販売されているものだと真っ赤なイメージがありますが、手作りすると普通のお茶のような色でした。
香りは独特で酸味もやや強いです。ハーブティーはどれでもそうだけど癖があるものが多いです。しかしビタミンがたっぷりでお肌にも良く、ノンカフェインで健康的。
私は実は、普段紅茶を飲むことが全くなく断然コーヒー派。一日に何杯ものコーヒーを飲むほどコーヒー中毒なので飲めるか心配でしたが、癖はあるけど飲めないことはありませんでした。「おいしくいただきました」とは言えないけれど……。
蜂蜜を混ぜておいしく!
そういった時の救世主はやっぱり蜂蜜。150種類もの豊富な栄養を含みなおかつ甘くておいしいので、何かと混ぜて使うことが多い食品。小さじ1杯ほどの蜂蜜をローズヒップティーに混ぜて飲んだら、とても飲みやすくなりました。
蜂蜜だけでなく他のハーブとブレンドしたりして、オリジナルな紅茶を作ってみるのも良いかもしれませんね。究極の自分だけのハーブティーを作ってみるのも楽しそう…。