ナチュラルでかわいい庭作りに欠かせないかわいい雑貨たち。たくさんの雑貨を並べてお店のようにディスプレイするのも素敵ですね。今回は、普段の生活で使うキッチン用品をアイアン風に塗装して、掛けて飾る雑貨へリメイクしてみました。
使用した材料
使ったのは、セリアのアイアンフック、ダイソーのテーブルおたまセット、300円ショップのアカシア製スプーンセット。掛けるものは何でも良いのですが、フックに合うサイズのものを4つ探してこちらを使用することにしました。シャベルなどのガーデン用品で揃えても良いかもしれませんね。
1. サイズを揃える
300円ショップで購入したアカシアのスプーンセットがダイソーのものよりかなり大きかったので、ジグソーで同じ長さに合わせてカットしました。切るのが面倒であれば、同じサイズのものを見つけると良いでしょう。
サイズを合わせてから、フックに引っ掛けるようの穴を電動ドリルであけています。
2. ミッチャクロンで下地塗装
これを全てアイアン風な塗装にしていくので、その前の準備としてプライマーを塗装します。プライマーを吹くと塗料がはじきやすい素材でもはじきにくくなり、塗装がしやすくなりますよ。
様々なプライマーがありますが、私のおすすめはミッチャクロン。
3. 塗料を調合
アイアン風塗装をするための塗料を作ります。今回使用したのは、黒色の水性塗料、茶色のミルクペイント、そして石灰。これらを筆で混ぜて使います。塗料はアクリル絵の具でも良いですよ。
石灰を入れるとアイアンのようなザラザラとした質感を表現できるので、私のDIYではよく活躍しています。多すぎるとゴツゴツとした鉄とはまた違った質感になってしまうので、石灰の量は適度に調整してください。
4. 分厚めに塗料を塗る
先ほど作った塗料を筆やスポンジを使って、トントンと叩きながら塗装していきます。サーッと塗ってしまうのではなく厚みを出しながら塗ると、よりアンティークなアイアンのイメージに近づけると思いますよ。
5. 全体を塗装
石灰を入れたことによって、ザラザラとした質感のものに変身!これだけで、普通に使うキッチン用品とは違った印象になります。
石灰の変わりに砂を使ったこともあるけれど、砂は重みがあってポロポロと落ちてくる場合があるので、石灰を使った方が絵の具と馴染んで上手く塗装することができましたよ。
6. 黄土色で汚れを入れる
今回はただのアイアンではなく鉄が錆びて古びた感じを出したかったので、黒の全体塗装が完全に乾いたら錆び塗装を施します。
まずはアクリル絵の具の黄土色を水で薄め、スポンジを使って全体にポンポンと乗せていきます。付け過ぎた場合はティッシュなどで拭き取りながら作業しましょう。錆具合は水の多さで調整できます。
7. 茶色で汚れを入れる
次は赤めの茶色を使って、黄土色と同じように水で薄めてポンポンと叩いていきます。何度か重ね塗りなどをしてムラを出すと、よりリアルな雰囲気に近づくのではないでしょうか。
8. 塗りすぎたところを修正
自分の好みの錆具合に合わせ、塗り過ぎてしまったところ、余分に塗ってしまったところなどを、最初に使った黒の塗料で修正して全体のバランスを見ます。
本当はもっと大胆に錆を出したいところだけど私は小心者なので、いつも小さくまとまってしまうのが私の悪い癖です……。
完成
何度か修正して乾かしたら完成です。無塗装の時よりはちょっと重そうに見えませんか?
調子に乗って少し石灰を入れすぎてしまいました。しかしアップで見ると、このようなゴツゴツとした感じを出すことができました。
専用の塗料があれば簡単にアイアン風に塗装できますが、なくても様々な材料を使ったり塗り方一つで、アイアン(鉄)に近づけることはできますよ。
雑貨を飾ろう!
以前作ったボーダーフェンスに手作りの雑貨を色々と掛けて、庭のディスプレイを楽しんでいます。1つあるだけでも庭の雰囲気ががらりと変わるかも。
アイアン製品は買うとなると意外と値段がするので、手作りで作ってみるのも良いかもしれませんね。
- キッチン道具
- フック
- 水性絵の具 黒・茶色・黄土色
- 石灰