秋から春まで長い間楽しめるビオラの花。数え切れないほどの種類と色があり、我が家では毎年何十種類ものビオラを植えて楽しんでいます。だんだんとビオラも終わりの季節に近づいてきたので、散ってしまう前にハーバリウムにして保存しました。
チェリーガーデンビオラコレクション
私の庭チェリーガーデンでは、花壇や植木鉢、そしてハンギングバスケットなどにたくさんのビオラを植えています。花付きが良くて小ぶりで可愛らしいので、断然パンジーよりビオラ派。値段も安価なものが多いため、ついつい買い過ぎてしまうことも多々あります……。
春が近づき、秋から植えているものがだんだんとモコモコになってきました。せっかくなので押し花やハーバリウムにして残したいと思い、庭のビオラからいくつか採取して作りました。
1. 押し花作り
庭に咲いた花をハーバリウムにするためには、ドライフラワー(押し花)にしなければなりません。生花のように水分を含んでいると腐ったり色落ちしたりして、長く持たないからです。
水分をしっかりと抜くためにも、今回はアイロンを使ってビオラの花を押し花にしました。
2. アイロン台にティッシュを敷いてビオラを並べる。虫や卵などがないかチェックして下さい。
3. 花の上にティッシュを被せて、低温のアイロンを当てる。1度アイロンを外して熱を取ってから再びアイロンを当てる。
4. 何度かアイロンを当て、パリパリに水分が抜けたら完成。
アイロンを使った押し花の詳しい作り方は以前ご紹介しているので、そちらの記事をご覧下さい。
2. ビオラ以外の材料を用意
ビオラ以外に使いたいドライフラワーやプリザーブドフラワー、ハーバリウムオイル、瓶、長いピンセットも用意。最近ではハーバリウムオイルもどこの100円ショップでも見かけるようになりましたね。
3. 使う花&配置決め
今回は小さめの瓶を用意しました。ビオラの花は薄くて軽いため、長い瓶では材料をたくさん入れないと浮いてしまって作りにくかったからです。
作り始める前に、この瓶に合う材料を選び、瓶の横に並べてどんな感じにするのか、配置はどのようにするのかを考えます。
4. 花材を瓶に入れる
長い瓶の場合は、上まで1度に全部入れてしまわずに、花材とオイルを交互に少しずつ入れて作っていくと作りやすいのですが、今回は小さい瓶なので始めから全ての花材を入れて配置しました。ちなみに、この瓶のように口が大きな瓶はとても作りやすいです。
5. ハーバリウムオイルを流し込む
花材の配置をできるだけ崩さないように、瓶の縁に沿わせて静かにオイルを流し込みます。ペットボトルに取り付けて使える水差しがあると、こぼさずにオイルを入れることができますよ。おすすめです。
6. 配置を直す
移動してしまったものや浮いてきてしまったものをピンセットで直します。花材が少なかった場合はここで付け足します。あまり触るとぐちゃぐちゃになったり花がちぎれたりするので、できればあまり触らないのが良いですけどね。
やはりどうしても小さな花や軽い花は浮いてしまいがち。ビオラは特に浮きやすかったです。そういった花は、重みのある材料の下に入れたり何かに引っ掛けたりして、浮いてこないようにしなければなりません。ただ、花弁が薄いビオラは直していると簡単に破れてしまうので、触るのにも注意が必要です。
完成
ウェットティッシュでしっかり拭き取って、庭のビオラを使ったハーバリウムが完成しました!実はこれを作る前に2回ほど失敗して作り直しています。軽くて破れやすいのでなかなか上手くいかなかったですね…。まぁ、手作りに失敗はつきものですから。
春のハーバリウムを作ろう!
違う材料を使っていくつか作ってみました。ビオラを入れるだけで一気に春感が出ますね。庭に咲いた花を使えば、費用もかからないし思い出に残しておくこともできます。美しい花をハーバリウムにいかがですか?
- ビオラ
- ドライフラワー各種
- 瓶
- ハーバリウムオイル
- ロングピンセット
- 水差し