一面に広がる緑が美しく、小さな子が遊び回るにも安心の芝生。海外のきれいな芝生の庭に憧れを抱く方も多いのではないでしょうか。ずっと美しい芝生を保つためには、こまめな手入れが必要となってきます。
芝刈りをする理由は?
芝生は手入れしないと伸び放題になってしまうだけでなく、間から雑草が生え虫がわきます。我が家でも家を建ててから30年間、刈込みに追われてきました。(母が。)刈り込むことで雑草が生えるのを抑えることもできるので、定期的なメンテナンスが必要です。そこで役に立つのが芝刈り機。その名の通り芝を刈るための機械ですが、一言で芝刈り機と言っても実はいろいろと種類があるのです。どんな芝刈り機があるのか、自分の家に合った芝刈り機はどれなのか、見ていきましょう。
芝刈りの頻度
芝生の種類によっても成長具合によっても変わってくる刈り込み。しかしどんな芝でも必ず伸びてくるので、刈り込んでやらなければなりません。
目安としては、全く伸びず、種類によっては冬枯れしてしまう冬の時期は刈り込みの必要はありません。春から夏にかけてはよく伸びる時期なので、こまめな刈り込みが必要です。頻度としては月に1~2回ほど。特に伸びる夏の時期は、週に1回程度の刈り込みをしなければなりません。夏から芝が伸びなくなるまでの秋の期間も、月2~3回ほどの刈り込みが必要です。
電動式(自走式)芝刈り機
エンジンの力で動く電動式芝刈り機。私の家でも現在はこちらを利用しています。電気の力で動くので、外で使える長い延長コードが必要になってきます。手動式のものより大きな庭を刈るのに向いていますよ。悪くなってきたら刃を取り替えることができ、刃を取って掃除することもできますが、取り扱いに注意しなければ危険なので小さなお子様が使うのには向いていません。
手動式芝刈り機
モーターの力ではなく、手の力で芝を刈る機械。小さくて軽いので、お子様や女性の方でも扱いやすいですよ。電動式と違い静かに作業できます。狭い場所などの芝生を刈るのには向いている反面、刈れる量が少ないため広い敷地を刈るのには向いていません。長時間作業すると疲れると言うデメリットもあります。
乗用式芝刈り機
トラクターのように、運転しながら芝を刈ることができる乗用式芝刈り機。大きな機械のため、パワーもダントツ!日本の個人宅ではなかなか見ることのない機械ですね。普通のお宅なら必要ありませんが、海外の広い敷地のある家やゴルフ場などで使われます。音がうるさくガソリンを入れなければならないデメリットもあります。
ロボット芝刈り機
ロボット掃除機があるように、ロボット芝刈り機があるのをご存知ですか?日本からもホンダが発売しています。私たちが寝ている間でも出かけている間でも、手間をかけずに勝手に芝刈りをしてくれます。私は今のところ日本で使っているお宅を拝見したことがないのですが、どうなのでしょう。値段が高いと言うこともあるのでしょうか。
刈刃について
違いはこれだけではなく、刈刃にも違いがあるのです。刈刃は主に、リール式、ローターリー式に分かれます。
リール式と言うのは2つの刃がついていて、挟んだ芝をはさみのようにカットしていく刃のこと。きれいな仕上がりになりますが、長く伸び過ぎた芝を刈るのには向いていないとのこと。
ロータリー式の刃は丸く、回転しながら芝をカットしていきます。スピードが速く、安価に販売されています。長く伸びてしまった芝を切るのにも適しているけれど、芝を傷つけやすいことも。ロータリー式の自動芝刈り機だと音が大きいので、近所迷惑にならないように気をつけなければなりません。
その他の芝刈り機
これらの他にも、芝生バリカンや芝生バサミなどがあります。これらは全体をカットすると言うより、端や小さな隙間などの狭い部分をカットするのに適しています。場所によって使い分けてみると良いでしょう。
メンテナンスで綺麗な芝を!
芝生の手入れは思った以上に大変で手間がかかります。一度植えたら一生管理していかなければなりませんからね。手入れしたくないと言う方は、芝生ではなく他の庭を考えた方が良いかもしれませんね。
しかし小さな子供たちがいれば、遊ばせるにもクッションの役割もあるので最適で、なにより見た目が美しい。コンクリートや土よりは、色とりどりに咲く花たちにも良く似合うと思います。定期的にしっかりと管理していけば、ずっときれいな芝生を保つことも可能です。…私もちゃんと芝刈りせねば。