冬の庭を彩るビオラの花。人気の花故に数多の種類が作り出されていますが、何を置いてもヌーベルヴァーグを忘れてはいけません。普通のビオラとは一味違う個性的な花色が特徴的なヌーベルヴァーグの魅力をたっぷりとお伝えします。
ヌーベルヴァーグとは?
ヌーベルヴァーグは、群馬県の育種家である江原伸さんによって作り出されたビオラの品種です。
30年以上の歴史があり、当時の数十種類からのみ育種・進化させたもので、それ以降他の品種を掛け合わせたりは一切していないそうですよ。純粋な血統ですね。
価値ある花
そんな歴史ある品種で30年と言う長い年月をかけて作られているからこそ、お値段も少し高め。安くても1株500円以上、高いと1,000円近くすることもあります。
ですがそれでもなぜか魅了され、購入する方が多いのがヌーベルヴァーグ。お値段が高いのはそれだけの価値があるからなのです。
ヌーベルヴァーグの最大の魅力
ヌーベルヴァーグを一目見て思うことは、これほど美しいビオラがあるのかと言うこと。毎日見ていても恍惚としてしまいます。
その美しさを演出しているのは、何と言っても独特な花色です。もはや神秘の世界。他のビオラでは見ることのない個性的な色合いです。
言葉で表現するのは難しいですが、優しい色合いのもの、クールな色合いのもの、いろんな色があるにも関わらず、どれもアンティークで高級感のある色合いなのです。
全部違う色なのになぜか全てに統一感があって、1つ植えるだけでとても存在感のある美しい色をしているのです。
オンリーワンの花
個性的で美しいヌーベルヴァーグは1つとして同じものがない1点ものの花。つまりこの世で1つのオンリーワンの花なのです。
なので園芸店でヌーベルヴァーグと販売されていても、全てが違う花色、花形だと思います。
ビビビッと来たらそれはもう運命。他には同じものがないので、一期一会の出会いを大切に!
性質も良し!
花色が良いのが特徴だとしても、育てにくければこれほど人気が出なかったかもしれません。ヌーベルヴァーグは実際に育ててみると、花付きがとても良くたくさんの花を株いっぱいに咲かせてくれます。
寒さにも強く、株も丈夫なので育てやすいのもヌーベルヴァーグの魅力なのでしょう。
購入出来る場所
入手するのがそれほど難しいものではないけれど、ホームセンターや小さな花屋さんではあまり販売されていないと思います。大きな園芸店などに行けば普通に買うことができますよ。
私がよく行く花屋さんでは580円ほどで販売しています。都会だともっと高いかも。
チェリーガーデンのヌーベルヴァーグ
我が家の庭チェリーガーデンでも、今年もいくつか購入して育てています。他のブランドのビオラに比べ、今のところ1番花付きが良いですね。
花フェスタ記念公園で買ったアイアンのフラワーワゴンに、コレクションのように並べて飾っていますよ。
もちろん、ヌーベルヴァーグは値段が高くいくつも買うと結構値が張ってしまうので、代わりに洋服やアクセサリーはお預けで。
いつも同じ服を着て過ごしているけれど、気にせず花に全力を注ぎます。
普通のビオラに飽きたら
もともとビオラはお手頃価格で買える丈夫な花で、安いものでも十分に可愛いのです。我が家にもそういったものもたくさんあります。
ですが、毎年同じような花ばかりで飽きてしまった場合には、時にはちょっと変わったビオラを植えてみてもいいかもしれませんね。
いつもとは違うゴージャスな庭になると思いますよ。