庭にレンガの素材を少し取り入れるだけで、ぐんとおしゃれ感が出て洗練された雰囲気を出すことができます。小さなサイズのレンガを使ったエクステリアなら、意外と簡単にDIYすることができますよ。今回は細いレンガを使った花台の作り方です。
余っていた細いレンガを使用
以前にも1度、ミックスレンガを使った花台を作ったことがあるのですが、今回は写真の細いレンガがたくさん余っていたのでこちらを使用して花台を作ることにしました。普通のレンガの半分ほどの太さのものです。
それと、ちょうどいいサイズの平板も余っていたのでそれも使用しています。
両方とも何年も放置されていたもので、もったいなかったのでリユースするつもりで作りました。
1. レンガを割る
花台はレンガ3段の小さなもので、写真のように積み重ねて作ります。縦の面と横の面が交互になるように積み重ねていくので、ご覧のように隙間用の小さなレンガが必要になってきます。
なのでまず、その隙間用のレンガを6つ作らなければなりません。ちょうど間に入るサイズにレンガタガネを使ってカット。タガネを金槌で四面からカンカンと叩きながら切っていきます。
レンガの割り方について詳しくは過去の記事をご覧下さい。
2. レンガを水に浸す
積む作業を始める前に、レンガを十分に濡らしておく必要があります。これは、乾燥したレンガを使うとモルタルの水分をレンガが吸ってしまうため、モルタルの水分がなくなってうまく固まらなくなってしまうからです。
3. モルタルを用意
その間にモルタルを用意しておきましょう。私は100円ショップでも購入出来るインスタントセメントを使いました。水と混ぜるだけで簡単にモルタルを作ることができる優れもの。
4. モルタルを使って1段目を作る
正方形になるようにカットしたレンガを合わせて形を作り、間に先ほど作ったモルタルを入れていきます。細いコテなどがあると作業しやすいと思いますが私は壊れて持っていなかったので、手で流していきました。素手で触ると肌が荒れてしまうので、必ずゴム手袋などを着用してください。
5. 1段目の上にモルタルを乗せる
レンガの上にたっぷりとモルタルを乗せます。量が少なすぎて固まらなかったことがあるので、ケチらずたっぷりと!です。多少はみ出したりしても後から拭き取ることが出来るので、気にせず進めます。
6. 2段目を作る
1段目に塗ったモルタルの上に、1段目と交互になるようにレンガを乗せていきます。この時金槌で軽くトントンと叩いてやると、しっかりと押さえることができますよ。
7. 3段目を作る
同じように2段目のモルタルを塗って3段目のレンガを乗せていきます。
8. 天板になる平板を乗せる
そして最後、天板となる平板を3段のレンガの上に乗せました。これは庭に余っていたものなのですが、なぜか奇跡的にこの花台にピッタリサイズで、これに使われるために余っていたのではないかと言うほどでした。
9. 隙間をモルタルで埋める
レンガ同士の隙間にモルタルが足りない部分がある場合は、ここでモルタルをきっちりと入れていきます。しっかりと入っていないとちゃんとくっつかない場合があるので、小さな隙間でもきっちりと入れていきます。
10. 要らないモルタルを落とす
水を付けたスポンジやブラシなどを使って余分なモルタルを落とします。たまたま靴磨きブラシがあったので私はそれを使用しました。固まる前であれば簡単にモルタルを落とすことができますよ。
シャワーなどで水をかけて落とすこともできますが必要なモルタルも流れてしまいやすいので、ブラシなどでこする方が無難だと思います。
11. 形が完成
1時間ほどでレンガの花台を作ることができました。とても簡単なので始めてレンガのDIYをする方にもお勧めです。
12. 2日ほど乾かす
完全に固まるまでは触ると崩れる心配があるので、2日間ほどは放置して乾かします。乾燥防止と雨よけの意味を込めてレジャーシートで保護しておきました。なくても多分大丈夫ですが。
13. 完成!
レンガが完全にくっついたら完成です!小さいですが庭に置くとアクセントになりおしゃれに花を飾ることができますよ。他にもレンガがたくさん余っていたので、色んなレンガを組み合わせてもう1つ作ってみました。
少し重いですが中が空洞になっているので、持ち運びやすい作りになっています。
簡単にできるレンガDIY!
フェンスやウッドデッキなど大掛かりなDIYをやろうと思うとなかなか腰が重いものですが、このような小さなガーデン雑貨なら気負うことなく始めることができますよ。これから庭作りを始めたいと言う方は、小さなものから始めてみるのもいいかもしれませんね。小さなことからコツコツと!
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