我が家では冬から春にかけ、何十種類ものビオラを育てています。そんな可愛く咲き誇るビオラたちですが、枯れてしまう前に少しでも残しておければと思い、押し花にして部屋に飾れる植物標本のような雑貨を作ってみました。
立体的な写真立てを使用
今回使用したのは、100円ショップにあるちょっと立体的になった奥行きがある写真立て。箱っぽいのでより標本っぽくなるかなと思い購入しました。普通の写真立てでもOKです。
1. やすりがけ → ニス塗装
100円ショップにはたくさんの写真立てが販売されており、雑貨を作る際にとても重宝しています。ですが100円なので、やはり少し表面が粗いものもあります。なのでまずは木製フレームのやすりがけからスタート。粗目のものでバリなどを取って細目のもので表面を整えます。
その後、ニスやステインを使ってお好きな色に着色。私は古い標本のイメージにしたかったので、アンティークな色味をチョイス。
2. ビオラを摘む
塗料を乾かしている間に庭のビオラを摘みましょう。押し花にするには摘んだばかりの花が適しているので、作る直前に摘みます。標本っぽくするには、茎や葉から摘んでおくと良いですよ。
私の家の庭ではいろんな種類のビオラを育てているのですが、その中から色が濃い目のもの、一重のものを中心に採取しました。これは押し花にしやすいためです。そして写真立てにいくつか並べるので、割と小輪のものを選びました。
3. 押し花作り
押し花にする方法はいくつかあるのだけれど、今回はアイロンを使って押し花にします。本にはさんだりするより時間がかからず、手間なく簡単に作れるのでお勧めの方法ですよ。
摘んだ押し花に虫や卵などがないか確認し、アイロン台の上に敷いたティッシュペーパーの上にビオラの花を並べます。
上からもう1枚ティッシュペーパーを被せてアイロンを当てます。20秒ほどアイロンを当てて1度アイロンを離し、この作業を何度か繰り返します。
花から完全に水分が抜け、パリパリの状態になったら押し花の完成です。破れないように注意しながらティッシュから外します。――それにしても、どうせ作るならたくさんと思い、必要以上に作ってしまいました……。
尚、アイロンを使った詳しい押し花の作り方は以前の記事でご紹介しているので、そちらをご覧ください。
4. 押し花を配置
作った押し花を写真立ての上に並べて配置します。配置が決まったら接着剤やボンドで軽く止めておきます。
5. ラベルを付ける
なくても良いのだけれどより標本っぽくするために、作ったラベルも付けておきました。標本ラベルは、学名や和名、採取した場所、日付、採取者などを入れると本物のようなラベルになりますよ。
6. フレームに戻して完成!
押し花とラベルをガラスに挟み着色したフレームに戻したら、ビオラの植物標本風インテリアの完成です!自分で育てた花が可愛い雑貨へと変身しました!生花だと枯れてしまいますが、押し花にすれば長い間楽しむことができますよ!
ちょっと大人な理系インテリア
試験管やビーカーなどを並べた理系インテリアも流行っていますし、そんなインテリアにも合いそうですね。ハーバリウムなどと並べて飾っても調和して良いのではないでしょうか。
ドライフラワーを使った植物標本も!
写真立てとビオラだけあれば出来るので、お金をかけずに簡単に作れる雑貨のご紹介でした。高価なものを使いこだわったDIYも良いですが、身近な植物を使ってナチュラルに仕上げる雑貨もボタニカルで良いですよ。
同じようにドライフラワーを使った植物標本も作ったので、次回ご紹介します。お楽しみに!
- ビオラの花
- 写真立て
- 着色ニス
- ラベル