ダイソーからちょっと特殊な塗料「珪藻土塗料」が販売されていたので使ってみました。これを使えば珪藻土のようなざらっとした質感を表現できますよ。同じシリーズの漆喰塗料と使い分けて、リメイクやDIYに使ってみると味のあるものが作れるかもしれません。
珪藻土とは?
洗面所やキッチンなどでお馴染みの珪藻土。珪藻土とは、珪藻(ケイソウ)と言う植物プランクトンの殻の化石からなる堆積物のことです。昔に生きていたプランクトンが、今私たちの生活に使われる珪藻土を作り出しています。
湿気や水気を吸収する力が強いのが特徴で、バスマットやコースターなどで使われているのを見かけることが多いですね。また、防火や防臭の効果もあると言われており、壁材としても使用されています。
ダイソーの珪藻土塗料
ダイソーから販売されている珪藻土塗料は水性のもので、これを塗れば珪藻土のような役割になるわけではなく、あくまでも見た目や質感が珪藻土に近づくと言うものです。木工品、工作、ホビー用品、屋内の木部などに塗って使えます。
中身を見てみると、水性絵の具や水性塗料よりはドロッとしていますが、漆喰塗料と比べるとサラッとして粘度も低め。筆や刷毛で普通に塗れそうな質感です。色は真っ白ではなく少し黄みがかったクリーム系の色合い。
1. 木箱のやすりがけ
では早速この塗料を試してみましょう!今回はこちらの100円の木箱で試してみますが、色を塗る前にまずは全体をやすりがけします。100円ショップのものは作りが荒い場合があるので、手触りが良くなるまで紙やすりで整えます。
2. 全体を塗る
筆などを使って適量を取り、水性塗料を塗る感覚で全体を塗装します。漆喰塗料の方は粘度が強く均一に塗るのに苦戦しましたけど、珪藻土の方はさらっとしてよく伸びるので塗りやすかったですよ。
説明には「粘度が硬めの場合は少量の水を加えてから塗ってくだい」とありますが、元々硬くないので水分は必要ないかと思います。
それほどムラになることなく塗れるけれど、1度塗っただけだと後ろが透けてしまいます。
他の塗料においても言えることで、1度に分厚く塗るとムラになったり均一に塗れなかったりするので、分厚く塗りたい場合は乾いたら塗って乾いたら塗ってを繰り返し、何度も重ね塗りすると仕上がりが美しくなりますよ。
3. 2度塗り
1度塗りした後は2時間ほど乾燥させると書いてあるけれど、それほど待ってはいられないのでドライヤーで乾かして時短。その後、上から重ね塗りします。
2度塗ると後ろの絵柄が透けることなくしっかりと色が乗りました。写真は塗った直後なのでムラに見えますけれど、乾いたら割とムラのない綺麗な出来になりましたよ。
4. アンティークメディウムでアレンジ
珪藻土塗料は他の塗料と変わらず普通に塗るだけなのでとても簡単。塗り方としては以上ですが、ここから少し珪藻土塗料の上からアレンジしたいと思います。
同じくダイソーで販売されているアンティークメディウムを使い、角など汚れやすい場所を中心にエイジング加工を施します。アンティークメディウムの使い方は以下の記事でご紹介しているので割愛させていただきます。興味のある方はぜひご覧くださいませ。
5. 転写シールを貼る
せっかくなのでアクセントに絵柄を1つ。100円ショップの転写シールを使って花の絵柄を入れました。転写シールはさりげない模様を入れたい場合などにとても便利。私のDIYではいつも活躍していますよ!
これで珪藻土塗料を使った木箱のリメイクが完成しました。絵の具のようだけどサラッとした質感があるので、ただ着色するだけでなく見た目も楽しむことができます。この上から色を重ねても、質感を残したまま色を付けることができますよ。
珪藻土塗料を使ってリメイクしよう!
ただ色を塗ったりシールを貼ったりしたリメイクに飽きた方にはおすすめの塗料です!塗るだけで面白みのある質感にチェンジすることが出来ます。色も温かみのある色なので他のインテリアや雑貨とも合わせやすく、塗りやすいのでとても扱いやすい塗料だと思いますよ。
- ダイソー珪藻土プラスター
- アンティークメディウム
- 木箱
- 転写シール