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庭の花や木を枯らさないための、水やりのコツや時間について

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水やり
たかが水やり、されど水やり。水は植物にとって生きていく源。一見簡単そうに見える水やりでも、実は奥が深く、植物や季節によってやり方も頻度も大きく変わってきます。庭の大切な花や木を枯らさないために、水やりについて知っておくと良いですよ。

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植物を育てるにあたって

植物を育てる
庭に咲いたきれいな花々、インテリアに飾った観葉植物、シンボルツリーに植えた花木…。せっかく大事に育てているのだから、長い間美しい姿のままでいて欲しいですよね。植物を枯らさないための最も大切なことの一つが水やりなのです。

植物に必要なものは?

植物は動きはしませんが、体の中で光合成をしながらちゃんと生きています。成長するために必要なものは、何より水と日光。植物は約80~90%が水分で作られており、生きていくためには必要不可欠なものなのです。少し失うだけで枯れてしまうこともあるので、水分補給をしっかりしなければなりません。

水やり3年

園芸用語で「水やり3年」と言う言葉があります。この意味は、水やりをマスターするのに3年はかかると言うこと。つまり、水やりは誰でもできる簡単なものではなく、覚えるのに時間がかかるとても難しいことと言う意味なのです。少な過ぎても枯れてしまうし多過ぎても枯れてしまう。ただ水をやればいいってもんではないのです。
植物が水を欲しがっている時やどれぐらい欲しがっているかを分かるようになれば、ようやく一人前と言うことですね。

水やりの時間帯

ホース
基本的に水をやる時間帯は朝が好ましいとされています。これは、午前中に光合成を行い始めるため水を必要とするからです。また、日中は気温が上がるため土の中で水の温度も上がり、蒸して根腐れをおこし枯れてしまう可能性もあるからです。逆に、冬の夜中など寒過ぎる時間だと水が冷え過ぎ凍ってしまい、根を傷める可能性もあります。ですので、涼しい時間帯にあげるのが好ましいのです。そのため午前中と言えど、夏は早朝に、冬は昼近くに水をあげるのが良いかと思います。

季節によって変える水やり


夏に限っては日中の暑さで水分が蒸発し切ってしまい、一回の量では一日持たないので、涼しい朝と夕方の2回あげる必要があります。土が完全に乾き切っていたら、植物の喉が乾いていると言う合図です。

また、春はこれからどんどん暑くなる気候に合わせ、水やりも少しずつ増やしていきます。逆に秋は寒くなる冬に向けて、だんだん量を減らしていきます。

冬は植物もあまり活動しなくなり水も多く必要ではなくなるので、地植えの植物などは雨水だけでも足りるぐらいです。鉢植えなどは土の中が冷え切る寒い日や夕方以降は避け、できるだけ温かい日の日が照っている時間にあげましょう。

水やりの量

土が乾いたら、水をたっぷりとやるのが水やりの基本。鉢やプランターの植物ならば、下から流れ出るぐらいたっぷりと水をあげ、根に十分に水が行き渡るようにします。受け皿に溜まった水を放置すると、蒸れて根が腐ってしまうこともあるので必ず捨てましょう。地植えの場合は地面の中に水分があるため、鉢植えなどに比べて少なくても大丈夫です。

水やりの仕方

水は植物の上からかけるのではなく、地面に近い位置の根元の部分に直接水をかけます。上からかけると葉や花ばかりにかかり、土にまで水が到達せずに水分の吸収が悪くなってしまいます。また、花などが傷んでしまう場合もあります。これは鉢植えでも地植えでも同じで、下の根元の方にあげるようにしましょう。

便利な水やりグッズ

スプリンクラー
水やりと言えばジョウロやホースですが、今はいろいろな水やり便利グッズが販売されています。

 
【スプリンクラー】
自動に散水することができるスプリンクラー。水やりが大変な大きな公園などで使われることも多いですね。電力の力で水を使って散水するので、めんどうな水やりの手間も省けます。タイマー付きのものもあり、指定した時間だけ散水することだってできます。
均等には散水できますが、重点的に水やりしたり、葉や花にも水がかかってしまい、地面に近い株の部分にだけ水をやることができないのが難点。

 
【ペットボトル用水差し】
ペットボトルの先端につけるだけで、手軽に水をやることができます。100円ショップやホームセンターなどで販売されていますよ。ペットボトルの再利用にもなりますが、1度に水をやれる量が少ないので、庭のたくさんの花などの水やりに使うには向いていません。家の中やベランダの花にいいかもしれませんね。

 
【自動給水器】
ソーラーで動く立派なものもあれば、ペットボトルやコップから繋いだチューブから適量の水を植物に送るお手軽なものもあります。忙しくて水をやる時間がない方や、何日か旅行や出張で不在にする方などに向いている便利グッズ。しかしこれも量が少ないので、庭の花全部にと言うわけにはいきません。

 
【保水材】
水に混ぜたり土に撒いたりして使う保水剤と言うものがあります。これを撒くことで、水の吸収や保水力がアップし、水やりの回数を減らすことができると言うもの。水の与え過ぎによる根腐れの心配もありません。水やりは土が乾いた時に自分でたっぷりとやるのが一番だと思いますが、忙しい方は使ってみても良いかもしれませんね。

まとめ

きれいな花
いかがでしたか?水まきと一言で言っても実は奥が深いのです。それだけ植物は繊細だと言うことですね。

私は水をやり忘れてと言うより、過度な水のやり過ぎで何度も枯らしてしまったことがあります。私が大好きなゼラニウムも加湿が嫌いな花の一つ。水のやり過ぎは根を枯らします。表面が乾いたらなんだかすぐに水をあげたくなっちゃうんですが、土の中には水分が残っていることも多々あるようです。見極めが難しいのです。

毎日愛情注いで水をあげることが大切ですね。水やりのプロになるにはまだまだ修行が足りないようです…。

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