使わなくなった陶器の食器や容器を鉢として使いたい。そんな時は水が流れ出る底穴が必要となってきます。実は陶器でも、自分で穴をあけることは可能なんですよ。ドリルや専門の工具を使わない穴あけの方法をご紹介します。
陶器の穴なしガーデンポット
今回はこちらのクリスマスっぽい陶器のガーデンポットを使用します。いつの頃のものか分からない押入れに眠っていたもの。天使の切り抜き方がかなり斬新ですね…。
鉢だとは思うのですが底穴がないため、花を入れて飾るには向いていませんでした。そこで庭に飾るために、このポットに穴をあけていこうと思います。
1. タオルを敷く
陶器を逆さ向け、タオルや新聞紙など、滑りにくくクッションになるものを下に敷きます。
2. ガムテープを巻く
穴をあける面の全体をガムテープで覆います。裏側だけではなく、中からも貼ります。これは陶器を割れにくくするため。また、もし割れてしまった時に破片が飛び散るのを防ぐ効果もあります。
ガムテープは紙製のものは滑りやすいので、布製の方が良いと思います。緑色の養生テープでも問題ありません。
3. ネジを回して押し込む
まずは穴をあけたい箇所にネジを置き、ドライバーを使ってぐりぐりと押し込んでいきます。ネジは少し大きめで長いものの方がやりやすいですよ。
手でぐりぐりしても構いません。陶器なのでかなり固いですが左右に回し続けていると、少しずつ入っていくのが分かります。
4. 金槌で打つ
3の工程は省いてもできないことはないのですけど、最初にドライバーなどで少し跡を付けておくと、その後がやりやすくなります。
少し入ったところで今度は金槌で少しずつ打っていきます。大きめの釘を使ってもOK。
勢いに任せてやると割れたりヒビが入ってしまうので、作業は慎重に。あまり弱い力でも入っていきませんが、少しずつ打ち込みましょう。
穴あけ完了!
ひたすら金槌で打ち、作業開始から5分程度で穴があきました。
1つ穴があいたら近くにいくつかあけ、穴を大きくしています。割れないか心配だったけど、意外ときれいに簡単に穴をあけることができましたよ。
穴をあけた場所をやすりがけすれば、怪我の心配もなく安心して使うことができますよ。私は特に気にならなかったのでそのまま使っていますが。
穴をあけて再利用!
同じようにガラス製やレジン製のものなどの穴あけをしようとしても割れてしまいます。この方法で穴があけられるのは陶器なのでご注意を!
また、力加減などが初めてだと難しいので、まずはいらない陶器で一度練習してから行うことをおすすめします。
陶器の食器はかわいいものが多いので、捨ててしまわずにこの方法で鉢へとリユースして使ってはいかがですか?
関連商品
- 陶器鉢
- ネジ
- 金槌
- タオル
- 布製ガムテープ