キラキラと美しく煌く植物標本ハーバリウム。新しいものにはとりあえず挑戦!の精神で今までいくつか作ってきました。が!今回は今までとは一味違う持ち歩けるハーバリウムを作ってみました。ハーバリウムボールペンの作り方です。
進化するハーバリウム
大流行してから日進月歩で進化しているハーバリウム。もはや瓶に入れるだけにはとどまりません。
色付きのものやキャンドルになったもの、石や砂、シールなどを入れて楽しむこともあります。本来「植物標本」と言う意味ですが、今ではとても広い意味で使われるようになったと思います。
セリアで購入、オリジナルボールペン
今回作ったのも定番の瓶に入れるものではなく、ボールペンのクリップの部分に入れるもの。
コンパクトなハーバリウムなのでいつでも持ち歩けるし、なんと言っても手作りのオリジナルボールペンを作ることができます。使う度にキラキラ煌くのも魅力的。
クリップの部分を外せてオリジナルなものを作れるボールペンは、セリアで見つけたので即購入。
手芸ショップなどでも見かけますが、400円ほどすることがほとんど。セリアは100円で買えるので超得した気分でした。
1. ボールペンを分解
最初にすることは、ボールペンの分解。セリアのオリジナルボールペンは、油性黒インク芯入りの本体部分と、クリップの透明ケース、中栓、メタルリングに分解することができます。少し回すだけで簡単に外すことができますよ。
中栓やリングは小さい部品でなくしやすいので、作業する場所以外の分かりやすい所に置いておきましょう。(私は一度なくして探し回りました…。)
2. 花の配置を決める
いきなり花を入れ始めるのではなく、どんな花を使ってどんな配置にするのか、一度透明ケースの横に置いて考えます。
大きな瓶を使って作るハーバリウムとは違いとても細いので、使用するドライフラワーも小さいものしか入りません。
私は家にあるものから選びましたが、セリアにもハーバリウムの材料が販売されていますよ。
今回はボールペンがピンクだったので、ピンクのドライフラワーをベースにして作ってみました。
3. 透明ケースの水漏れチェック
早速作り始めよう!と言う前に、まずは透明ケースの水漏れがないかをチェックしなければなりません。
一度透明ケースに水を入れ(私は最初からオイルで試しました)、中栓をして本体をはめ、振ったり書いたりしても漏れてこないかチェックします。
先ほども書いたけれど、1本だけ透明ケースと本体がしっかりはまらなかったと言うこともあったので、漏れてくると言うこともあり得ますね。
作ってしまってから漏れてくると台無しになるので、最初のチェックは肝心です。
4. ハーバリウムオイルとスポイトを用意
漏れてこないかを確認したら、ハーバリウムオイルを用意します。口が広い瓶ならばそのままオイルを使用できるけれど、このような細いものの時はスポイトのようなものを使うと便利。
使い捨て容器とスポイトもセリアで購入しました。
5. 3分の1程度花を入れる
瓶で作るハーバリウムの時も同じで、細長いものに作る時は一度で上まで作ろうとせず、少しずつ作っていくと空気が入りにくく作りやすいですよ。
先ほど並べてみたドライフラワーを3等分ほどに分け、まずは3分の1をピンセットなどで入れていきます。
私は大きなピンセットしか持っていなかったので爪楊枝を使ったところ、意外と使いやすかったです。
ちなみに、透明ケースを逆さま向けて作っていくので、花材は配置も向きも上下逆さまになるので注意。
6. 花を入れたところまでオイルを入れる
3分の1の部分まで花材を入れたところまでハーバリウムオイルを入れます。
オイルを入れる時はどうしても空気が入りやすいので、内側の側面にスポイトを当て、壁をつたって落ちていくように静かに流し込むとあまり気泡が入りません。
スポイトを使う場合は特に空気が入りやすいので、間違っても勢い良く入れてはいけません。
7. 空気を抜く
それでもやはり空気は入ってしまうので、軽くトントンとペンの頭の部分を叩いてやると、空気が上まで上ってきて抜けます。
大きな気泡が入っていると、あまり見た目がよくありません。
8. 3分の2まで花とオイルを入れる
3分の1までドライフラワーとオイルを入れた時と同じように、下の段の上に次のドライフラワーを乗せ、スポイトでオイルを入れていきます。
同じように軽くトントンと叩いて空気を抜きました。
9. いっぱいになるまで花とオイルを入れる
次はまた今まで作ったのと同じように、1番上までドライフラワーとオイルを入れます。
10. 配置の修正
作る前にテーブルに並べてみたのと、実際にオイルを入れて作ってみたのとでは、イメージが違ってくるかもしれません。
花が足りなかったり多過ぎたりした場合は、その都度増やしたり減らしたりして下さい。
フタをするともう変えられないので、ここで最終的な修正をします。花の位置などを爪楊枝などを使って直します。
と言っても下の方まで突っ込んであまりグチャグチャとかき混ぜると、空気が入ったり配置が変わってしまったりしてしまいます。
ですので、出来るだけ作っていく途中で修正し、最後はあまり触らない方が良いと思います。
11. 中栓をして接着剤で固定
ゴム製の中栓は、指でギュッと強く押し込んで固定します。意外とこの作業が1番大変でした。
オイルが少ないと中栓をする際に空気が入って気泡になってしまうので、溢れるぐらいにオイルを入れておき、溢れてきたオイルをテュッシュで拭き取ります。
油断するとすぐ空気が入るので、ただでさえ固い中栓なのに何度もやり直しました。
しかも何度押し込んでも中栓が入っていかない場合もあり、そういう時には中栓を削ったりしてサイズを合わせなければなりません。
液体のものなので万が一を考えて、しっかりと栓がしまったら周りに接着剤を塗り再度固定します。
12. ハーバリウム部分の完成
以上で透明ケースのハーバリウム部分が完成しました。材料さえあれば、誰でも自分好みのオリジナルなものが作れますよ!
12. 本体と合体、完成!
最初に分解した本体とメタルリングを戻し、1本のボールペンに合体させたら、ハーバリウムボールペンの出来上がり!
オイルなので、ウェットティッシュなど塗れたもので全体を拭いておきましょう。
たくさん作ってみました
私の未熟な技術からでもこんなに素敵なボールペンができ、思わず感激してしまいました。ついつい見とれてしまうほど美しいボールペンです。
私の人生の中で初めて、ボールペンを大事にしようと思った日でした。
あまりにも嬉しかったのですぐにセリアに走り、調子に乗って何本も作ってしまいました。家のボールペン全てこれに変えようかな。なんて。
贈り物にも喜ばれるボールペン!
私にはプレゼントするような友人もあまりいないのですが、普段の感謝の気持ちを込めて、大切な友達や家族にプレゼントしてもきっと喜ばれるでしょう。
たくさん作ったのでとりあえず私は、母と主人の母にプレゼントしてみようかなと思っています。
追記:ギフト用ボックス
手作りしたボールペンを1本、知人にプレゼントすることにしました。せっかくだったので、ギフト用のボックスも手作りしてみましたよ。
大切にしまっておくのにも良いので、ぜひこちらもご覧下さい。
追記:ハーバリウムメイクブラシ
同じくセリアで、メイク用のブラシの材料も見かけたので作ってみました。ボールペンと作り方はほとんど同じです。毎日のメイクがちょっぴり楽しくなるハーバリウムですよ。
関連商品
- オリジナルボールペン
- ハーバリウムオイル
- ドライフラワー
- 発泡容器
- スポイト
- つまようじ