大温室に、これでもかと言わんばかりに咲き誇るベゴニア。まるで絵画のように美しいこの光景が広がっているのは、三重県桑名市にあるなばなの里内の一角にある「ベゴニアガーデン」です。
イルミネーションで有名ななばなの里
なばなの里とは、言わずと知れたウィンターイルミネーションの有名スポット。日本最大級と言われるだけあり、その美しさは言葉では言い表せないほどのもの。特に有名なのがこちら、全長200mの光のトンネル。この美しいイルミネーションを見るために、毎年多くのお客さんが訪れる超人気スポットです。
なばなの里のイルミネーションは開催期間が長く、10~5月まで行われています。その中でも特に人気なのが、やはりクリスマスシーズン。私も毎年訪れますが、人が多過ぎてなかなかゆっくりと見られないほど。
圧倒的な光景
イルミネーションが有名過ぎて、なばなの里=イルミネーションと思っている人も多いのではないのでしょうか。しかし!ここは季節ごとに違った花まつりが行われ、チューリップやバラ、あじさい、桜など、四季折々の花を楽しめる場所でもあるのです。
そしてここ、ベゴニアガーデンもあります。温室の中で育てられているので、ここでは一年中きれいなベゴニアを見ることができるんですよ。約5,000鉢ものベゴニアが咲き誇るその光景は圧倒的で、一見の価値あり。上を見ても下を見ても花、花、花。温室に一歩入ると、夢のような世界が広がっています。
ベゴニアを見なければ来た意味なし!
色鮮やかで華麗で美しいベゴニアは、世界で最も美しい花とも言われています。なばなの里でも数ある花の中で、このベゴニアがメインの花だそうです。実際に、ベゴニアを見なければなばなの里に来た価値なし!と言うことすら書かれていますよ。それほどのことを言うだけあって、ここはとにかく何から何まですごかった…。
球根性ベゴニアに最適な環境の温室
ベゴニアは主に、花壇に植えられる木立ち性ベゴニアと、他種を交配して作られた根茎性ベゴニアと、南米アンデスの高地原産の球根性ベゴニアに分かれます。そのうち、ベゴニアガーデンのメインとなるのが球根性ベゴニア。この球根性ベゴニアは高温多湿を嫌うので、日本の本州では栽培することが難しいとされてきましたが、この大温室では球根性ベゴニアに最適な環境を作り出し、5,000株ものベゴニアがきれいに咲き誇るそうです。
普段花屋さんなどで見かけるベゴニアは小さなイメージがありましたが、球根ベゴニアはとにかく大きく豪華!バラやボタンのようにも見えます。
フクシアガーデン
ベゴニアガーデンにはベゴニア以外にも、世界各国から集めた数百種・1万二千株もの花が展示されています。こちらは温室2棟目のフクシア。フクシアはアカバナ科の低木で、下向きに花をつける独特な花です。
女王様の耳飾りとも呼ばれる
あまり聞き慣れない名前の花ですが、その優雅に垂れ下がる姿から、女王様の耳飾りとも呼ばれている花です。誰がつけたのか、ネーミングセンスの良さに脱帽しました。確かに、かわいい花ですもんね、女王様も飾りたくなるってもんよ。
妖精のようにかわいいフクシア
ベゴニアは豪華で美しかったですが、フクシアはまた別の美しさがありました。豪華と言うよりかわいらしいと言うか、まるで一つ一つの花が妖精のようです。温室中全てがフクシアで埋め尽くされ、感動すら覚えましたよ。
熱帯・亜熱帯の植物
フクシア温室を抜けると、次はいきなりジャングル。熱帯・亜熱帯の植物が展示されています。ベゴニアやフクシアから世界がかなり変わりましたが、これはこれでおもしろい。アマゾンの秘境に来たようです。今にも鳥や動物の鳴き声でも聞こえてきそう…。
珍しい植物
日本では見たことのないような、マレーシアやフィリピンなど熱帯気候で育つ、ちょっと変わった珍しい植物たちが勢ぞろい。ここにはハンギング(吊るされた花)も多く、間近で見ると迫力がありますよ。
1,000円分の金券で入れる
ベゴニアを始め、鮮やかで絢爛たる花々に出迎えられ、ついつい長居してしまいました。SNS栄えすること間違いなしのスポットですよ!
なばなの里は入場料に1,000円分の金券が含まれており、園内のレストランやギフトショップで使うことがきますが、ベゴニアガーデンもその金券で入ることができます。せっかくなら、この素晴らしい夢の世界を体験するのに使ってみてはいかがでしょうか。
なばなの里 ベゴニアガーデン
住所 : 三重県桑名市長島町駒江漆畑270
入場料 :小学生以上1,600円(1,000円分金券付) / イルミネーション期間2,300円(1,000円分金券付)
定休日 : なし
営業時間 : 9:00~21:00 ※イルミネーション期間は9:00~22:00
駐車場 : 有り(無料)
関連URL : なばなの里 ベゴニアガーデン