岐阜県可児市にある「花フェスタ記念公園」には、約7千品種3万株ものバラが植えられており、世界最大級のバラ園として知られています。園内に入ればそこはまるで別天地。他では味わうことの出来ないバラの世界をご堪能あれ!
世界のバラ園
花フェスタ記念公園は、 1995年に花の博覧会「花フェスタ’95ぎふ」を開催した場所です。花博が終わってから一度休園し、新たに整備し直され、翌年現在の名前で再オープンしました。
その後バラで溢れ返ったこの公園が一躍有名となり、バラまつりの時期には県内外からたくさんのお客さんが訪れるバラの名所となったのです。
この公園のバラ園は、主に「バラのテーマガーデン」と「世界のバラ園」の2つに分かれています。ゲート付近と園内奥で全く場所は離れていますが、ここのほとんどのバラがこの2つのバラ園に植栽されていますよ。
前回はテーマガーデンについてご紹介したので、今回は世界のバラ園についてご紹介したいと思います。
世界中のバラが集う場所
世界のバラ園とは名前の通り、日本を始め、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカなど世界各国のバラを集めた庭園です。生まれた国ごとに分けて植栽されていますよ。
ヨーロッパの方はバラの研究や生産が盛んなイメージですが、我が国日本も負けていません!世界に誇る品種がたくさんありますよ。
多種多様なバラが栽培されている庭園
現代バラを代表する、カラーバリエーション豊富なモダンローズのハイブリッドティーやフロリバンダはもちろんですが、中国やヨーロッパに自生する原種のバラ、古くからバラの育種が盛んなイギリスやフランスで作られた優雅なオールドローズ、バラ愛好家にもファンが多いと言われるイングリッシュローズなど、多彩なバラを鑑賞できますよ。
様々なバラの品種
一重咲きから八重咲きのもの、色も赤やピンク、紫など、花の形も色も豊富です。同じ赤や黄色でも種類によって全く違う色味であったり、似ていても違う特性のあるバラだったり、それぞれに個性がありバラの違いを楽しめます。
あまり見たことのない珍しいものもたくさんあるので、庭作りする上でとても参考になり見ていても飽きません。園内に広がるバラの独特な香りに癒されます。
バラの中で記念撮影を!
撮影スポットもたくさんあります。と言うか園内全てが撮影スポットのような。色とりどりで麗しいバラに埋もれて写真を撮ってみませんか?どこで撮影してもSNS映えすること間違いなしですね!
バラの魅力がいっぱい!
テーマガーデンと同様、バラの魅力がぎゅっと詰まった庭園でした。このエリアだけでも他のバラ園は負けてしまうのではないかと言うほどの規模です。世界最大級と謳っているのにも納得ですね。
マリーゴールドのハニービーガーデン
世界のバラ園の一角に、マリーゴールドでできたハニービーガーデンもあります。まるで黄色いじゅうたんのようで、こちらもきれいでした。
この公園はバラの時期以外にも、四季折々の花を楽むことができます。サクラ、ネモフィラ、スイセンなど、1年を通して多くの花木が咲き誇りますよ。バラがメインではありますが、広大な公園として違う時期に利用しても、お子さんは喜ぶのではないでしょうか。
ターシャの庭
アメリカの絵本作家で、広大な敷地に彼女ならではの庭「コーギーコテージ」を作ったターシャ・テューダー。ガーデニング好きの方なら1度は聞いたことあるのではないでしょうか。
彼女の庭には季節の花々が咲き乱れ、現在でも世界中のガーデナーを魅了し続けています。日本で流行りのナチュラルガーデンの先駆け的存在ですね。ターシャはここで、ほぼ自給自足のスローライフを送って晩年まで暮らしました。この穏やかで静かな自然を愛する生き方そのものに、憧れる女性も多いんですよ。
そんなターシャの庭を再現した庭が、世界のバラ園の一角に作られています。家と庭が再現されており、本物に近いコーギーコテージを見ることができますよ。
ターシャの庭については以前詳しく書いたので割愛しますが、美しい植物と温もりのある雰囲気に癒され、とても居心地の良い場所でした。
世界のバラ園の奥まで行かないと分からない所にあるのだけど、私はバラと共にここを見るのをいつも楽しみにして行っています。花フェスタ記念公園に行った際には、ぜひターシャの庭にも立ち寄って下さいね!
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花フェスタ記念公園
住所 : 岐阜県可児市瀬田1584-1
入場料 : 大人530円 (※春・秋バラまつりの期間は1,050円)
定休日 : 火曜(※春・秋バラまつり期間中は無休)
営業時間 : 9:00~17:00 (入園は16:30まで) ※季節によって変動あり
駐車場 : 有り(無料)
関連URL : 花フェスタ記念公園