谷汲さんと呼ばれ古くから人々に親しまれている「谷汲山華厳寺」。798年に創建され1200年あまりの歴史を持つ、由緒正しい名刹寺院です。秋になると参道や境内の木々が一斉に色付き、もみじまつりが開催されます。
春は桜、秋は紅葉
駐車場からお寺まで続く長い門前町。飲食店や土産屋が並び、風情ある町並みです。華厳寺は春は桜、秋は紅葉の名所として知られており、参道にはモミジと桜の木が交互に植えられていますよ。そのため春と秋、両方楽しむことができるのです。
参道の300本のソメイヨシノ
こちらが桜の季節の華厳寺の様子です。春に何度か訪れたことがありますが、参道の両脇にある300本のソメイヨシノが桜のトンネルを作り、とても美しかったのを覚えています。紅葉にしろ桜にしろ、寺院や神社との相性はバッチリですね。
紅葉5割
真っ赤に色づいたモミジがところどころにありましたが、どうやら少し先走ったようです。この日は観光客も多かったのだけれど、紅葉は5割程度と言ったところでしょうか。今年は暖かい日が続いているためか、モミジもまだ冬支度の途中みたいですね。
飛騨・美濃紅葉33選の名所
岐阜県が選定する「飛騨・美濃紅葉33選」にも選ばれているため、もう少し後に来ればもっと美しい景色が見られたかも。ちょっと残念でしたがもみじまつり真っ最中と言うことで、屋台も多く出ていて賑やかで楽しかったですよ。結局花より団子……。
参道の飲食店
おでんやお団子、五平餅などのお店が多く、プチ旅気分を味わえます。素朴な感じが逆に贅沢に感じます。こういった場所に行くとなぜか五平餅を必ず食べてしまうのは私だけ?食べ物も気分を盛り上げてくれますよ。
西国三十三所の一つ、谷汲山華厳寺
参道をずっと歩くと見えてくる大きな山門。とても歴史を感じる建造物です。ここを入ると華厳寺の境内になります。
華厳寺は、近畿地方を中心に点在する霊場を巡礼する西国三十三所の三十三番札所。唯一の近畿地方以外のお寺で、満願の寺としても有名です。国の重要文化財に指定されている毘沙門天立像、満願堂、笈摺堂などがありますよ。
初詣も人気
とても広い境内の木々も半分ほど色づき始めていました。周りが山に囲まれているためか、自然が多く空気が澄んでいて気持ちよかったです。紅葉も人気があるけど何と言っても初詣が特に人気で、毎年10万人ほどの参拝客が訪れるそうですよ。
長い階段の上に本堂
山門から平坦な道が続き、最後に長い階段を上ると本堂があります。最後の最後に息切れするほどの試練が待っていますが、これも修行だと思ってぜひ上ってみてください。
真っ赤になるにはまだ少し早く、紅葉を十分に楽しめたとはいかなかったけれど、久々の華厳寺は賑やかで楽しかった。ぶらぶら門前町を散策しながら参拝できるのが良いですね。近くの両界山横蔵寺とセットで紅葉をお楽しみください。
谷汲山華厳寺
住所 : 岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲徳積23
拝観料 : 無料
拝観時間:8:00~17:00
休業日 : 無休
駐車場 : 有り(日曜、祝日および特定期間は400円)
関連URL : 谷汲山華厳寺