季節ごとに違った花を見ることができるため、何度訪れても楽しい岐阜県海津市の木曽三川公園ンセンター。毎年秋には「秋の花物語」と言うイベントが開催され、コスモスなど秋の花が公園を彩ります。
東海三県にまたがる国営木曽三川公園
木曽三川公園センターは、岐阜県、愛知県、三重県にまたがりいくつか点在する「木曽三川公園」の1つ。愛知県の「138タワーパーク」「フラワーパーク江南」、岐阜県の「かさだ広場」「河川環境楽園」、三重県の「桑名七里の渡し公園」などが国営の木曽三川公園になります。
木曽三川公園センターは岐阜県と三重県との堺の、揖斐川、長良川、木曽川の3つの大きな川がちょうど交わる辺りに位置しています。
広大な公園で駐車場・入園料共に無料なため、のんびりと一日を過ごすには最適なスポット。全部無料なのでありがたーい公園なのです。家からそう近い場所ではないのだけれど、季節ごとに違ったイベントをやる度に何度も足を運んでいます。おすすめは春のチューリップまつり。
公園のエントランス的な南ゾーン
園内は公園中央のゲートを堺に、南ゾーンと北ゾーンに分かれています。南ゾーンは主に公園のエントランス的な場所で、季節ごとの植物や飾りが出迎えてくれますよ。展望タワーや噴水、イベントステージがあるのもこちら。秋と言うことで、やはりコスモスが多く飾られていました。そしてこちらのハンギングバスケット。季節によって変わり、どの季節でも素敵なので参考にしたいと、いつもついつい見入ってしまいます。
マスコットキャラクターままずちゃん
ハロウィンを目前に控えているので、木曽三川公園センターのマスコットキャラクター「ままずちゃん」も、ハロウィン衣装に着替えていました。ままずちゃんはとてもおしゃれで、季節ごとに違った装いをして訪れる人を楽しませてくれるのですよ。ちなみに「ままずちゃん」と言うのは女の子のことで、ままずくん(男の子)もいるそうです。写真の彼(彼女)がどちらなのかは皆目検討もつきません。
小人のおうち
南ゾーンにはおとぎの国要素もあります。以前訪れた冬のアイスチューリップの時期には、たくさんの白雪姫や小人が住んでいるような家が並んでいてとてもかわいかったですよ。かわいい家と小人は撮影スポットにもなっているので写真撮影もお忘れなく!
花が多い北ゾーンへ
園内中央のトンネルを抜け、いよいよ北ゾーンへ。春のチューリップまつりやウィンターイルミネーションなどは、こちらの広い北ゾーンがメインになります。(※冬のアイスチューリップは南ゾーンのみでした。)秋の花物語も北ゾーンにたくさんの花が植えられており、メイン会場はこちらとなっています。
ピークが過ぎてしまっていた…
今回訪れた日は既にコスモスのピークを少し過ぎてしまっていたようで、残念ながら見頃とはいきませんでした。メインである大花壇のコスモスも春のチューリップまつりの準備のために全て刈り取られてしまっていました。それでもまだまだ元気に咲くコスモスがいっぱいできれいでしたが、どうせならあと一週間早く来れば良かったな。
ピークには30万本のコスモスが満開に
コスモスのピーク時には、園内には約30万本のコスモスと他の秋の花が見られるそうです。一部だけでもこれだけきれいだったので、全部が見頃だったらもっときれいだろうに。しかしせっかくの清々しい秋晴れの日なのでのんびりと過ごしてこっと。
いろいろな種類のコスモス
日本でお馴染みのセンセーション以外にも、白色にピンクの縁取りをしたようなピコティ、カーネーションのように豪華な八重咲きでボリュームのあるダブルクリックなどのコスモスも植えられているので、ちょっと気にして見てみてください。コスモスと一言で言っても咲き方や色や大きさが違い、見ているだけで楽しくなります。
コスモス畑だと本数が多くてきれいですが一種類で作られていることが多いので、木曽三川公園ならではの楽しみ方です。それぞれに名前や特徴が書かれているのでとても分かりやすかったですよ。
キバナコスモス満開!
道の脇や真ん中の花壇に植えられているのはキバナコスモスのレモンブライト。名前の通り鮮やかな黄色が特徴的で、秋の抜けるような澄んだ青空によく映えますね。コスモスより少し早く開花します。
今年は台風が多くダメージも受けたようですが、復活してコスモスもキバナコスモスも見事に咲き誇ったそうです。コスモスは可憐で弱そうに見え、実は強靭な生命力を持っている強い植物なのです。
皇帝ヒマワリって?
さてコスモスは以上になりますが、他の植物も少しだけど見ることができます。まずはこちらの「皇帝ヒマワリ」。私は初めて聞いた植物なのでまず名前に驚きました。皇帝なんて…カイジのEカードか皇帝ペンギンしか思い浮かばない。どんだけ偉いんだ。
皇帝ヒマワリは短日植物。短日植物とは昼の時間が短くなったと感じると花芽をつける性質の植物。そのため、晩秋から降霜までの寒い期間に開花します。冬に咲くヒマワリなんて想像もできない。15cmほどの大輪でゴールデンイエローの花を咲かせるんですって。うーん、世界にはいろいろな植物があるものだ。
余談。ちなみにヒマワリの種の部分はフィボナッチ数列になっており、まさに黄金比と言える並び方をしています。ハニカム構造と言い自然界には規則正しい並び方が多数存在しています。一番美しい形や並び方のためそれが子孫を残しやすかったのだろうけど、本当にそれだけなのかいつも不思議に思うのですが。神様がこの世に残した暗号ではないだろうか…。
秋を見つけに行こう!
そんなオカルトは置いといて、秋の花を心ゆくまで堪能することができました。セージやベゴニアもありましたよ。
そうそう、小学生の子供たちが秋の遠足で遊びに来ており、芝生広場で皆で走り回って遊んでいました。そんな姿を見てなんだか懐かしい気分になりました。寒くも暑くもなく一番良い時期ですね。ガーデニングにももってこいの季節。木曽三川公園で過ごした一日は、小さい秋を見つけた素敵な一日でした。
木曽三川公園センター
住所 : 岐阜県海津町油島255-3
開園時間 : 9:30~17:00(※季節・イベントにより変更あり)
定休日 : 毎月第2月曜日(4月・8月・12月を除く/休日の場合は直後の平日)
入場料 : 無料
例年の見頃:10月中旬頃
駐車場 : 有り(無料)
関連URL : 木曽三川公園センター