チューリップと言えば春に咲く花ですが、冬に咲くアイスチューリップをご存知でしょうか。寒い中咲くチューリップを見ると、春を先取りした気分になります。アイスチューリップを見に、岐阜県海津市にある「木曽三川公園センター」へ行ってきました。
木曽三川公園センターって?
木曽三川公園センターは、愛知県、岐阜県、三重県に点在する国営木曽三川公園の13ヶ所ある公園の1つ。季節ごとの花が楽しめたり様々なイベントが開催されたり、広大な憩いの公園となっています。駐車場、入園料ともに無料で、お財布に優しいスポット。
春のチューリップ祭、イルミネーションなどが人気で、そのシーズンになると、他県からも大勢の人が遊びに来ていますよ。
冬咲きのアイスチューリップとは
チューリップと言う植物は、一定期間の寒さを感じた後に暖かくなると芽を出します。自然の中では冬の間に寒さを感じ、春になると芽を出すと言った感じです。
チューリップにはこの特性があるので、それを利用して作り出したのがアイスチューリップ。
球根を特殊な方法で数週間冷蔵庫に入れて寒さ(冬)を疑似体験させ、その後冷蔵庫から出して暖かさ(春)を感じさせて芽を出させます。
こうして、本来咲かない冬の季節に開花を調整して咲かせることができるのです。
冬は気温が低く花が傷みにくいので、この時期に開花したアイスチューリップは花持ちが良く、1ヶ月近くに渡って花を楽しむことができるのですよ。
アイスチューリップと言う名前から、最初は氷でできたチューリップや凍った花を想像したのですけど、正解は冬咲きのチューリップのことでした!
春こいフェス
木曽三川公園では毎年1月下旬頃から3月下旬頃まで、アイスチューリップが一面を彩る「春こいフェス」が開催されます。
春の人気イベント「チューリップ祭」が3月下旬から開催されるので、その少し前に先取りしてチューリップを楽しめるイベントですね。
13,000球のチューリップ
春こいフェス期間中は、公園の南ゾーンに13,000球のアイスチューリップが展示されますよ。
春のチューリップ祭は、北ゾーンに157品種、約19万球ものチューリップが咲き誇るので、それと比べると少なく感じてしまうかもしれませんが、冬を彩る貴重なチューリップとしては十分です。
童話のような展示
チューリップの花壇の中に、ところどころに童話に出てくるようなメルヘンな家や風車が設置されており、カラフルなチューリップとの相性抜群!まるでおとぎの世界に迷い込んだよう。
冬と言うことも忘れ、穏やかで暖かい気分になります。
色とりどりに咲く景色はまさに春ですね!撮影スポットとしてもおすすめで、SNS映えすること間違いなし!家族連れやカップルにも人気がありますよ。
季節の楽しみ盛りだくさん!
このシーズンは、他にもビオラやパンジーなどが植えられていました。木曽三川公園センターは、季節ごとの花が楽しめたり、ワンちゃんもOKなので犬の散歩にも最適!
広々とした公園で、のどかで、穏やかな一日を過ごすことができましたよ。
次はチューリップ祭!今から楽しみです!
木曽三川公園センター
住所 : 岐阜県海津市海津町油島255-3
開園時間 : 9:30~17:00(※季節・イベントにより変更あり)
休園日 : 毎月第2月曜日(※チューリップ祭中は無し)
入園料 : 無料
駐車場 : 有り(無料)
関連URL : 木曽三川公園センター