植物を育てるのに、素焼きの鉢(テラコッタ)を使う方も多いと思います。ダイソーでも販売されており安価で手軽に使えますが、せっかくならば自分だけのオリジナル鉢にして使いませんか?自作のステンシルを使ったリメイク鉢の作り方をご紹介!
リメイクするメリット
素焼きの鉢だけでなく、プラスチック鉢、ブリキ鉢など、今までいろんな鉢を自分好みに塗装してリメイクしてきました。
安っぽい感じの大量生産系の鉢でも、色を塗るだけで雰囲気をガラリと変えることができ、庭に合ったおしゃれなものにチェンジすることができますよ。また、他の人とは違うオリジナリティーを出すこともできます。
家にあるけど庭に合わないような素材のもの、色が浮いてしまって使いにくいもの、普通過ぎて面白みがないもの、そんなものがあれば、リメイクをして使ってみてはいかが?
1. 鉢を塗装
まずは鉢全体を塗装します。使ったのは、ダイソーの珪藻土塗料。黄色がかった柔らかい白色で、さらっとした風合いの塗料です。
塗れば本物の珪藻土になるわけではなく、あくまでも珪藻土風になると言う意味の塗料ですが、使いやすくリメイクなどではお勧めの塗料ですよ。
2. ステンシル用の絵柄を印刷
今回はステンシルで鉢をアレンジしていくので、オリジナルのステンシルを用意します。パソコンや手描きで自分で絵を描いても良いですし、素材屋さんから借りても良いと思います。
私は素材屋さんのバラの絵柄と文字を組み合わせて作りました。それを印刷しておきます。
3. ステンシル用シートに貼る
ダイソーにステンシル用シートと言う透明のシートが販売されているのでそれを利用し、そのシートの裏側から印刷した絵柄の用紙をマスキングテープで貼り付けます。
切り抜いているうちにずれてしまうと絵柄も一緒にずれてしまうので、しっかりと固定しておきましょう。
4. 絵柄を切り抜く
絵柄に沿ってステンシルシートをカットします。細かく曲線が多いほど作業は大変になるので、最初は大きめの絵柄でチャレンジした方が良いかもしれません。
また、細かい部分も切りやすいデザインナイフがあれば、普通のカッターを使うより作業しやすいと思いますよ。
5. 切り抜き完成
一つずつ丁寧に切り抜いて、絵柄全体を切り抜きます。ダイソーのステンシルシートはそれほど分厚くないので、力を入れなくても切ることができました。
紙を使うと何度もステンシルしているうちに破れてしまったりしますが、このシートであれば何度も使うことができそうですね。
6. 叩いて色を付ける
ステンシルシートを鉢にしっかりと貼り付け、スポンジや刷毛を使って着色していきます。私が使ったのは100円ショップの水性塗料の茶色。アクリル絵の具などでもOK。
一度にたくさんの塗料を乗せてポンポンすると切り抜いた周りにも色が滲んでしまうので、かすれさせるほど塗料は少なく、何度もそれを重ねて塗っていった方が綺麗に塗れます。
また、鉢の場合は表面が平らではなく曲線のためステンシルシートが浮きやすいので、最初にとにかくしっかりと固定しなければなりません。
7. 修正
外す時に塗料が付かないよう、少し乾かしてからステンシルシートを外します。綺麗に絵柄が完成していましたが、少しはみ出したところや滲んだところがあったので、ベースの白色で修正しました。
8. エイジング塗装
珪藻土塗料だけでもアンティークな雰囲気はあったのですが、もう少し古びた感じにしたかったので、汚れやすい縁などを中心にエイジング塗装します。
ステンシルに使った茶色をかすれさせるようにところどころに塗りました。汚れ具合はお好みで。アンティークメディウムも便利です。
9. 完成!
普通の茶色い素焼きの鉢が、オリジナル絵柄の入った鉢へと変身しました。これで完成となります。
絵柄が入っている方が見た目にもおしゃれですし、作っている工程も工作のようで楽しいですよ。植える植物に合わせて絵柄や文字を変えて作っても良いですね。
いくつか作りました!
オリジナルでわざわざ絵柄を作るのがめんどくさい!と言う人は、既に切り抜いたステンシルの絵柄も販売されているので、そちらを使っても良いでしょう。
私もダイソーのステンシルを使って、他にもいくつか作ってみましたよ。並べてみると、シリーズものみたいで可愛くなりました。
リメイク鉢でガーデニングを楽しもう!
庭の主役はもちろん植物ですが、同じ花を植えても鉢を変えるだけで、随分と雰囲気が良くなったりします。
素敵な鉢を買おうと思うと高価なものが多いので、自分でリメイクしておしゃれに変えてみてはいかがでしょう。素敵なガーデニングをぜひ楽しんで下さいね!
関連商品
- 素焼きの鉢
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