暖かい日差しを感じるようになり、季節の移り変わりを実感します。全国のソメイヨシノが咲き始めるのはもう少し先ですが、それより少し前に満開を迎える河津桜を見に行ってきました。岐阜県神戸町にある夜叉(やしゃ)堂の河津桜です。
約20本の河津桜
夜叉堂は、龍神伝説が残る、揖斐川町の夜叉ヶ池ゆかりの地。境内には、約20本の河津桜が植えられています。
河津桜は3月上旬~中旬頃には満開になる全国一の早咲きの桜なので、他の桜より一足早く、春を感じることができますよ。
青空に映える桜並木
夜叉堂近くまで行くと、まず目に入るのが、駐車場に植えられた一列に並んだ桜並木。
遠くからでもよく目立っていたので、これを目印に行くと分かりやすいかも。
青空によく映える、濃いピンク色の桜の花が目を引きます。
河津桜の特徴
河津桜は静岡県の河津町で発見されたことから、河津桜と名付けられました。
ソメイヨシノや他の桜に比べ、開花が早く、温暖な場所だと2月上旬頃から咲く地方もあるそうですよ。
また、パッと咲いてパッと散るソメイヨシノとは違い、長く楽しめるのも特徴なんですって。
ご覧の通り、色が濃くてとてもかわいらしいのも河津桜ならではです。
境内を散策
境内を歩いてみると、こちらにもところどころに河津桜がありました。
龍神も祭ってありますし、他の植物もたくさんありますので、少し歩いてみると心が落ち着くことでしょう。
龍神伝説とは?
平安時代の始め、龍神伝説で知られる夜叉姫は、安八太夫安次の次女として生まれました。
弘仁の年、大旱魃に見舞われ、大変苦労したそうです。
姫は世の惨状を見るに忍びず、身は生贄となり、民衆の災厄を救うと決心し、美濃の山奥、越前との国境山頂幽玄の池に身を沈め、神に捧げ龍神と化し、万民を厄難のどん底から救い出しました。
後に夜叉姫の名を取って、この池は夜叉ケ池と名付けられました。
これが今も残る龍神伝説です。
春を感じて…
来ている人は皆思い思いに桜を楽しみ、もうすぐ訪れる春を感じているようでした。
私が訪れた日はとても天気も良く、気持ちのいい一日になりましたよ。
河津桜のお花見を満喫しました
私は冬が大の苦手なので、桜は頑張って冬を乗り越えたご褒美のような気がしました。
人生には辛いことも苦しいこともたくさんありますが、桜を見ると、もう少し頑張ろうと言う気になりますね。
日本人で良かった!
夜叉堂の河津桜
住所 : 岐阜県安八郡神戸町大字安次517
例年の見頃:3月上旬~中旬
駐車場 : 有り(無料)
関連URL : 夜叉堂の河津桜