岐阜県西部に位置する大野町はバラの生産が盛んな町で、バラ苗の生産が日本一を誇ります。バラの町として知られる大野町だけにバラを作っている農家さんがいくつもあり、園芸店や専門店よりかなりお値打ちにバラの苗を購入することができます。
大野町バラ公園
そんな大野町には150種類2,000株ものバラが植えられているバラ公園があり、毎年楽しみに見に行っています。本来ならそちらにバラの販売所がいくつか出店しており、たくさんのバラが並んで多くのお客さんで賑わうのですが……。
残念ながら今年（2020年）はコロナウイルスの影響で公園での販売が延期になってしまったため、近くの畑や農家さんの家で直接苗を販売していました。バラ公園からすぐの場所で販売しているお店が多くのぼりが立っているので目印になると思います。
公園近くのバラ生産農家さん
公園から歩いて行ける近くのバラ生産者の方の家へお邪魔しました。育てているビニールハウスや畑が家の裏側に広がっており、その広大な敷地を利用して数え切れないほどたくさんのバラが販売されています。
のぼりには”種類豊富に…”と書かれていますが、豊富どころの騒ぎではありません。園芸店でもこれほどの数を1度に見ることはできません。
新苗から大苗まで販売
こちらでは新苗から大苗まで、色とりどり様々な品種のバラが販売していました。なんと言っても嬉しいのは驚愕のお値段だと言うこと。新苗だと500円から買えますし、大苗でも園芸店やホームセンターの半額程度のお値段。さすが直売です。
苗もとても立派でこんなお値段で購入出来るなんて、ただただありがたいの一言！
表のガレージの方にもぎっしりあります。バラの芳しい香りが辺りに漂い、珍しいバラもたくさんあって、見ているだけでバラのパラダイスにいるようでした。農家の方は親切でとてもお詳しいので、分からないことにも懇切丁寧に答えていただけましたよ。
参考にしたいバラ庭作り
パイプで作られたフェンス一面に誘引されているのは10種類以上の鉢植えのバラ。我が家で壁面に誘引しているバラは地植えがほとんどなので、鉢植えでもこれほど美しく作り上げられるのかと思わず目を奪われてしまいました。いろんな色と種類のバラを敷き詰めてあるので色とりどりで圧巻です。さすがプロですね！
購入したバラ
あまりに膨大な種類で1時間ほどあっちへウロウロ、こっちへウロウロで迷いに迷い、その中から4種類のバラを購入してきました。
ステンレス スチール
白とも紫ともグレーとも言えない絶妙な色合いが特徴的なハイブリッドティーローズ。もともと青系のバラが好きなので、一目見てこのクールな色合いにパッと心を奪われて購入しました。青系なのでもちろん香りも強香です。丈夫な品種で育てやすい品種でもあるそうですよ。
そして何よりもステンレススチールと言う硬そうな名前がインパクトが強過ぎて、二度と忘れることはないでしょう。
ザ マッカートニーローズ
元ビートルズのポール・マッカートニー氏の名前から名付けられたフランスのバラ。バラの国際コンクールで様々な賞を受賞している木立ちの名花ですね。
まず目を引くのは鮮やかなピンク色の花弁とその美しさにマッチした芳香。花が大輪なので1つ1つのはっきりとした色合いの花がとても際立っています。新苗で購入したのでこれからの成長がとても楽しみ！
ソフィーズパーペチュアル
外側は濃いピンク色、内側へ向かうほど薄いピンク色になる見事なグラデーションが美しいオールドローズ。新しく花壇を作ったのでそこへ少し這わせたいと思い購入しました。
横張りタイプのバラなので上へ伸びるのは苦手そうですが、横に広がるような咲き方なら小さめのつるばらとして利用できそうです。香りもとても良く可愛らしいバラですよ。
シドニー
淡いピンク色の可愛らしいつるバラ。パーゴラを作ったのでそこに誘引しようと思い購入しました。伸長力があるので高さがあるものへ這わせるのに向いているそうです。
私はこのような花弁が多いロゼット咲きの形が好きで、このシドニーもクシャクシャッとした花弁がキュートで一目で気に入りました。優しい色合いも他の花とも合わせやすいですね。
目指せ！バラの楽園
あまりの安さに買っておかなければ損な気がしてつい買い過ぎてしまいましたが、どれも可愛らしく全て気に入っています。
こんな感じでお金のない私は毎年安価な苗を探してブランドではない安いものばかり買い集めていますが、それでもなんとか我が家の庭も少しはローズガーデンっぽくなってきました。（いや、まだまだか…。）
いつか素敵なローズガーデンになることを夢見て、これからも素敵なバラをどんどん探し求めていきます！いえい！
追記
バラ公園にも例年通りたくさんのバラが咲き誇っていましたよ。バラが刈り取られることなく良かったなあと思いますが、ぜひ、密接、密集を避けてご覧下さいね。
