我が家では80本ほどのバラを育てています。今までにも100種類以上のバラを育てており、今回は育てて良かったおすすめのバラをご紹介します。つるバラについては下記の記事でまとめていますので、本稿ではそれ以外の木立ちやシュラブのバラをまとめています。
クロードモネ
一つ目はデルバールのクロードモネです。
淡いピンクの中にオレンジイエローが入るおしゃれな絞りのバラ。
デルバールは独特の色合いのものが多いですね。華やかで存在感が抜群です！
香りが良いのも特徴で、ローズの中にスパイシーとフルーティーが混ざる強い香りを持っています。
絞りのバラは好き嫌いがはっきりしますが、クロードモネは派手過ぎず強調しすぎないので、好きな方も多いのではないでしょうか。
マリアテレジア
フワフワとしたクォーターロゼット咲きと柔らかいアンティークな色合いが優雅なマリアテレジア。
中心部に向かって花弁がウェーブがかっており、上品でエレガントな印象を受けます。
香りはありませんが、花持ち、花付きも良い上に病気や害虫に強い強健種です。
初心者の方でも育てやすい品種ですよ。我が家のマリアテレジアもとても大きく育っています。
レッドレオナルドダヴィンチ
美しさに加え、優れた耐寒性・耐病害虫性などを持つバラに与えられる、ドイツのADRを受賞しているレッドレオナルドダヴィンチ。
育てやすいバラとしても人気がある品種です。
ぎっしり詰まった花びらはしっかりしており、花持ちが良いのが特徴。最後まで形を崩すことなく美しく咲いてくれますよ。
我が家の中でも特に花付きの良い品種で、次から次へとどんどん花を咲かせてくれます。
四季咲き性も強く、クラシカルな形もまた美しいですね。
ホーム＆ガーデン
オールドローズのような姿のかわいいバラ、ホーム＆ガーデン。
特に咲き始めがかわいく、クシュクシュしたロゼット咲きの花弁が開いてくる姿はとても可憐。
ホーム＆ガーデンはとにかくよく花を付ける品種で、四季咲き性にも優れており、どんどん花を咲かせてくれます。
遅咲きなのでバラの季節の最後に、圧倒的な花数を楽しめますよ。
強健種でもあるので、バラ初心者の方でも育てやすいことでしょう。
ブルーフォーユー
ひと枝からいくつもの花が房になって咲く、フロリバンダ系の豪華な品種ブルーフォーユー。
咲き始めはややピンク寄りですが、咲き進むにつれ濃い紫へと変化します。
育てるのが難しいと言われるブルー系統のバラですが、このブルーフォーユーは耐病性に優れ、初心者向けで育てやすい品種。
花付きが良く、満開時には見応えたっぷりです。
クールで美しいお気に入りのバラで、我が家では2本育てていますよ。
オリビアローズオースチン
イングリッシュローズの中でもとても評価の高いオリビアローズオースチン。
花弁が多く、まるでオールドローズのようなクラシックな美しさです。淡いピンク色の優しい雰囲気がありますね。
このバラはロマンチックな見た目からは想像できないほど強健種で、イングリッシュローズの中で最強、また、バラの中で最も耐病性のある品種の一つと言われることがあるほど、うどん粉病や黒星病に対しての耐病性がとても強いんですよ。
とても育てやすいので、初めてのバラ栽培にもおすすめです。
アルフレッドシスレー
デルバール社のペインターシリーズの一つ、アルフレッドシスレー。
朱色にオレンジ色が入る個性的な絞りの品種で、開花具合によって色の濃さも変わってきます。
フリルがかったヒラヒラとした花弁は華やかさがありますよ。
強健で病気に強く、樹勢が強いのも特徴で育てやすいバラです。
我が家のアルフレッドシスレーはまるでつるバラのように大きく力強く成長しています。
ビエドゥー
淡いピンクに白の絞りが入るビエドゥー。
絞りのバラだと色がきついものも多いですが、このバラはとても優しい色合いの絞りで強調し過ぎません。
クロードモネやアルフレッドシスレーと同じく、デルバールらしいおしゃれな色合いですね。
ヒラヒラと波打つ花弁とコロンとしたカップ咲きが相まって、甘くロマンチックな見た目です。
デルバールは耐病性や強健にもこだわっているため、ビエドゥーも無農薬でも育てられるほど強健種と言われていますよ。
ブルームーンストーン
河本バラ園の人気のバラ、ブルーム－ンストーン。
外側の白色から内側に向かって紫っぽいピンクへとグラデーションがかっています。
ブルームーンストーン独特のこの色合いは、他のバラでは見ることがない神秘的な色合いですね。
また、花弁が幾重にも重なるロゼット咲きも美しいですね。
河本ローズは今まで見たことのないような色合い、形のものが多く、どれも気品があり柔らかくて繊細、女性らしい雰囲気のものばかりですね。
ミルフィーユ
こちらも河本バラ園のバラ、ミルフィーユ。白地にうっすらとピンクのストライプが入ります。
樹高がそれほど高くならないコンパクトなバラです。
ミルフィーユの名前の通り、甘い印象を受けるかわいらしいバラですね。
我が家のミルフィーユはまだ買って間もないですが、次々花を咲かせ、かわいい花をたくさん楽しんでいますよ。
しのぶれど
しっとり落ち着いてどこか和を感じる上品な紫バラ、しのぶれど。京成バラ園、日本生まれのバラです。
淡い藤色が特徴的で、日本国産だけあり、奥ゆかしさを感じられる青系のバラですね。
ひと枝に4～5輪の大輪の花を咲かせ、満開になると株全体を覆うほど咲き誇りますよ。
紫系のバラですしそれほど強い品種ではないのですが、チェリーガーデンの中では特に花付きが良く、毎年見ごたえたっぷりの光景になりますよ。
ブルームーン
1964年にドイツで作出されて以降、今でも根強い人気を持つブルームーン。
紫バラの代名詞とも言われ、初代紫バラを代表する名花です。紫バラと言えばブルームーンと言うイメージもありますね。
スッキリと整った花形に柑橘系の爽やかな香りがよく合い、人気が高いのも頷けますね。
紫バラとしては耐病性があり樹勢が強いので、比較的育てやすいバラだと思います。
グレイパール
紫系の先駆け品種グレイパール。
他の紫が強いバラとは違い、どちらかと言うと紫を含んだベージュやグレーといった色味です。
作出された当時は驚きの色だったそうですが、今ではアンティークカラーとして人気のある色ですね。
環境や咲く時期によって変化する花色も楽しめますよ。
こう言った色合いのバラは強くはなくグレイパールも全体的に華奢ですが、花数が多く珍しい花色の花をたくさん楽しめます。
アイスバーグ
まるで雪が降り積もったような純白のバラ、アイスバーグ。
フロリバンダローズを代表するバラと言われファンが多い名花ですね。
世界バラ会議でも殿堂入りしており、白バラでは一番人気と言っても過言ではないかもしれません。
樹勢が強くて生育旺盛で、うどん粉病や黒星病への耐病性も強く育てやすいバラですよ。
アイスバーグには枝変わり品種もたくさんあり、淡いピンク色が入るブラッシングアイスバーグもおすすめです。
マチルダ
白地に淡いピンクの覆輪が入るかわいらしいマチルダ。
咲き進むとだんだんと白に近くなり、色の変化を楽しめます。絶妙な花色がとても美しいですね。
花付きが良く株を覆うようにたくさんの花を咲かせます。
花は多いですがまとまりがある樹形なので、狭い場所や鉢植えでも育てやすいのではないでしょうか。
数々のコンクールでも賞を獲得しており、とても人気が高いバラですよ。
エンジェルフェイス
パッと目を引くラベンダーピンク色が特徴的な、エンジェルフェイス。
波打つような八重咲きの花弁がとても優雅です。
紫系のバラなので耐病性や耐寒性はそれほど強くありませんが、我が家ではバラ初心者の頃に新苗で買ってから10年以上枯れることなくスクスクと育ってくれています。
スッキリとしたブルー香もあり香りも楽しめますよ。
花付きも良いですし、秋にもたくさんの花を咲かせてくれます。
リナルド
最後は河本バラ園のリナルド。
濃い紫色のロゼット咲きのバラで、花は小さめですが房になって咲くので豪華さがあります。
一見シックなくすんだ濃い紫色ですが咲き進むにつれ、赤みがかった紫やグレーがかった紫、白っぽい紫へと変化していきます。
一株でいろんな花色を楽しめます。絶妙な色合い、たまりませんね。
コンパクトな樹形なので鉢植えにも向いています。
まとめ
いかがでしたか？バラを育てる方の参考になればと思います。
他にもたくさん育てているので、またの機会にご紹介できたらと思います。
それではバラの季節を楽しみに、今回は以上になります。
