壁に立て掛けるだけで、おしゃれな収納アイテムや飾りスペースになる「ラダーシェルフ」。ラダーとははしごのことで、はしごのような形の棚という意味です。インテリア雑貨としてはもちろん、花や小物を並べるためのガーデニング雑貨としても人気がありますよ。
1×4材のホワイトウッドを2本使用
ラダーシェルフはDIY初心者の方でも数時間あれば簡単に手作りすることができます。
雑貨屋で買おうと思うと意外と高いガーデニング雑貨、自分で作れば、低コストで好きなサイズの好きなデザインのものを作ることができるので、ぜひ作ってみてはいかが?
今回のラダーシェルフはそれほど凝ったものではなく、時間をかけずパパッと安く簡単に作ることにしました。
まず購入したのは、1×4・6F(厚み19×幅89×長さ1829)のホワイトウッドを2本。
ホワイトウッドは、シロアリなどに弱く国産の木材に比べ耐久性が劣りますが、安価に購入することができ、柔らかく加工がしやすいので、DIYを始めたばかりの人のとっかかりとしておすすめの木材です。
1. 木材をカット
高さが60cmのものを作りたかったので、60cmの柱の部分を2本、30cmの棚になる部分を3本カット。
ラダーシェルフは壁に立て掛けて置くので、柱になる部分の木材の端を斜めにカットします。
私は4cm角度をつけましたが、角度を大きくすればするほど、棚の傾斜が大きくなります。
2. 印をつける
棚用の木材を取り付ける位置を、柱となる木材に直接印をつけていきます。2本とも内側になる方に描きましょう。
今回作るラダーシェルフは、17cm間隔で3段の棚を取り付けることにしました。この棚は、柱の端の斜めの部分と平行になるように取り付けます。
こうすることで、斜めに立て掛けた時に地面と水平になります。
3. 片方をビスで固定
棚になる3本を、先ほど印をつけた位置に片方側だけビスで固定します。後から水平がずれていた場合に修正しやすいよう、軽く仮止めのような感じで固定しておくと良いでしょう。
先に1段目を両方の柱に取り付けてしまうと2段目からビスが打ちにくかったので、最初に3段の片側だけを固定しました。
はしご型でビスが打ちにくい形なので、先に下穴をあけてから電動ドリルで打ち込むと、スムーズにビスを打つことができます。
4. もう片方を固定
もう一方の柱の印をつけた位置に3本を固定します。
作っている時は斜めのため水平か分からないので、壁に立て掛けた時に棚の部分がちゃんと水平になっているか、水平器を使いながら確認しましょう。
物を乗せる部分なので少しでも傾斜があると、物が滑り落ちやすくなってしまうので注意!
5. 塗装
形はこれで完成なので、次は色塗りです。今回は、以前購入して使っていなかった100円ショップセリアの水性塗料があったのでそれを使用。色はスモーキーグリーン。
もう少し柔らかい緑色をイメージしていたのですが、塗ってみると水色と緑の中間と言った感じです。刷毛を使ってパパッと塗ります。
6. アンティークメディウムを使う
このままだと、色的に子供部屋に置いてありそうな子供用の雑貨に見えたので、アンティーク風な仕上げにすることに。
使ったのはダイソーのアンティークメディウム。ミルクペイントのアンティークメディウムが有名ですが、100円ショップにも売られていたので購入してみました。
これは塗料の上から塗るだけで、年季の入ったアンティーク感が出る優れもの!
固めの刷毛やスポンジを使い、特に汚れたり色落ちしたりしそうな角や端を中心にアンティークメディウムを塗っていきます。
コツとしては、アンティークメディウムの塗料を付けすぎると木材に色が付き過ぎ、アンティークと言うよりただただ汚い仕上がりになるので、テュッシュや紙で余分な塗料を落としてから使うことです。こうすると、シャビーな仕上がりになりますよ!
7. 修正して完成
アンティークメディウムを付けすぎてしまったところは、全体に塗った色の塗料で修正します。
ベタに塗ってしまうのではなく、刷毛を立てて掠れるように塗ると、アンティークな部分も残しつつ修正できますよ。
その後、外で使う方は防腐剤やニスなどを塗って保護します。完全に乾かせば完成!
好きな物を飾る棚として
材料も1×4の木材2本ででき、2~3時間あれば簡単に作れる雑貨です。もちろん室内の収納棚やラックとしても使用できますよ。
私は庭や玄関アプローチに置き、雑貨や花を並べる棚として活用しています。
もっといろいろ並べたい方は、棚を4段や5段に増やして作ってみても良いかもしれませんね!
関連商品
- ジグソー
- 水性塗料
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- 1×4材6Fのホワイトウッド2本