美しい花や緑で溢れた庭を作ろうと日々奮闘していますが、その植物を植える植木鉢にもこだわっています。今回は、何の変哲もないどこにでもある素焼き鉢(テラコッタ)を、デコパージュでリメイクしましたよ。世界に一つだけのオリジナル鉢の作り方です。
デコパージュとは?
デコパージュとは、薄い紙に描かれた模様や柄を切り取り、専用の糊で絵柄を入れたい物に貼り付けてデコレーションする技法のことを言います。
コップやカバン、スマホケースなど、あらゆる物を自分好みにアレンジすることができますよ。
使用する材料
デコパージュ専用のデコパージュペーパーが100円ショップなどでも販売されていますが、ペーパーナプキンでも代用できるのでそちらを使います。
他には、デコパージュ液、仕上げ液(トップコート)、はさみ、筆が必要となります。
ちなみに、デコパージュ液と仕上げ液は100円ショップでも販売されていますよ。
1. 石灰を混ぜた塗料で塗装
まずは、デコパージュをするための下準備として素焼き鉢を塗装。
お好きな色で構いませんが、あまり濃い色を使うと絵柄が見えにくくなってしまうのでご注意を。
塗料の中に少し石灰を混ぜると、ザラザラした漆喰のようなアイアンのような面白いテクスチャになります。
これをポンポンと叩くように分厚めに塗っていきます。スポンジを使って塗っても良いですね。
内側も、土が入らないウォータースペースになる部分は見えてしまうので、塗装しておいた方が見栄えがいいですよ。
2つの鉢を塗装しました。1つは水性ペンキを使って全体を白に。もう1つはミルクペイントのアザーブルーを使って白とのツートンに。
2. ペーパーナプキンを剥がす
ペーパーナプキンは、薄い紙が何層かに重なっていることが多いので剥がして使います。必要となるのは絵柄の入った紙のみ。
3. 絵柄をカット
使いたい絵柄をはさみでカットします。
ペーパーナプキンをカットせずにそのまま貼り付けて使うことも可能ですが、下地の色を生かしたければ、お気に入りの部分だけカットして使います。
4. デコパージュ液を塗る
配置を考えたら、紙ではなく素材の方の貼りたい部分にデコパージュ液を塗ります。ペーパーナプキンは薄いので、紙に液を塗ると破れやすいので要注意。
5. ペーパーナプキンを貼る
デコパージュ液を塗った上から、切り取った絵柄をそっと乗せます。
ちょっと引っ張るとすぐ破れてしまいますし、シワにもなりやすいので作業は優しく。
空気が入らないよう鉢にしっかりと密着させるよう押さえてください。段差があってもそのまま貼り付けることができますよ。
6. 絵柄を貼り付けていく
全体のバランスを見ながら、同じように他の絵柄も貼り付けていきます。
7. 文字のデコパージュ
あいているスペースがあったので、ダイソーで買ったデコパージュペーパーの文字を入れてみました。いろんな素材を組み合わせても面白いですね。
8. 上からデコパージュ液を塗る
少し乾かしてから、今度は貼り付けたペーパーナプキンの上からデコパージュ液を塗ります。
9. 仕上げ液(トップコート)を塗る
再びペタペタしない程度に乾かし、全体に仕上げ液(トップコート)を塗ります。コーティングの役割があり長持ちさせられます。
植木鉢は水やりの際などに濡れてしまう可能性があるので、塗っておいた方が良さそうですね。
10. 完成
白一色の方は全体に、ツートンの方は上の縁の部分にだけ花柄を入れてみました。同じ絵柄を使っていますが、柄の入れ方やバックの色で、全然違う印象のものができあがりましたよ。
100円ショップの鉢や素焼きの鉢は使い勝手が良いですがオリジナリティーに欠けます。デコパージュを使えば、簡単に世界に一つだけの自分だけの鉢を作ることができますよ。
雑貨としても映えるリメイク鉢
作ったデコパージュリメイク鉢は、現在ビオラを入れて庭に飾っています。
花より鉢に目が行くような……。豪華なデザインになったので、インテリアとしてグリーンを飾っても映えるかもしれません。
今度また、違うデザインのペーパーナプキンで作ってみたいと思います。植える植物に合わせてデザインを選んでもいいかも!
YouTube
デコパージュで作るリメイク鉢ついては、YouTube「チェリーガーデン」でもご紹介しています。作り方をより詳しく動画にまとめていますので、ぜひそちらもご覧下さい。
関連商品
- 素焼き鉢
- 水性ペンキ(白)
- ミルクペイント(アザーブルー)
- 石灰
- 筆
- はさみ
- ペーパーナプキン
- デコパージュ液
- 仕上げ液(トップコート)