ガーデニングには欠かせないアイテムを、せっかくならばおしゃれにアレンジしませんか?100円ショップで購入したスコップと熊手(ガーデンフォーク)をデコパージュで花柄にリメイクしました。可愛いアイテムでガーデニングの時間がもっと楽しくなります。
デコパージュに必要な材料
デコパージュとは、薄い紙に描かれた文字や柄を切り取り、専用の糊で絵柄を入れたい物に貼り付けてデコレーションする技法のことを言います。
スマホケースやカバン、服などにも好きな柄を入れられるので、世界に一つの自分だけのオリジナルアイテムを作ることができますよ!
必要な材料は、専用のデコパージュ液、仕上げ液(トップコート)、はさみ、筆、デコパージュペーパーです。
デコパージュペーパーがなかなか手に入らない、気に入った柄がないと言う場合は、代わりにペーパーナプキンを使うことができます。
どこでも手に入りますし柄の種類も多いので、今回はペーパーナプキンを使うことにしました。
1. ひもを外す
セリアで買ったスコップと熊手。持ち手の部分は茶色の木製で、穴の中にひもが通されています。
デコパージュをする際にひもが邪魔になってしまうので、最初に一旦ひもを外しておきます。
2. 持ち手を塗装
デコパージュは薄い紙を使うため、バックが濃い色のものだと絵柄がはっきりと見えなくなります。
透明や白など明るい色の方が絵柄がきれいに見えるので、持ち手の部分を白色のペンキで塗装しました。
ちなみに白く塗った部分がデコボコしているのは、後述しますが一回失敗したためです。
木製なので、普通ならすんなりフラットに塗れるはず……。
3. ペーパーナプキンを剥がす
ペーパーナプキンを使う場合は、紙が何重かに重なっていると思うのでそれを全て剥がさなければなりません。
私の使ったペーパーナプキンは3層になっていましたよ。
剥がれたら絵柄の紙だけを使います。一枚がとても薄くなるので、取り扱いにはお気を付けくださいね!
4. 使う絵柄を切り抜く
最初は、ペーパーナプキンをそのままの形で持ち手に沿ってくるりと丸めて貼ろうと思ったのですが、こちらも後述しますが、その方法だと上手く貼れませんでした。
そこで、一つ一つの絵柄を切り抜き、組み合わせて貼っていくことにします。使う絵柄をはさみでカットします。
5. デコパージュ液を塗る
デコパージュ液(専用のデコパージュ糊)を使い、ペーパーナプキンの絵柄を貼り付けます。
紙の方に塗ると薄いので破れてしまう可能性があるため、デコパージュ液を塗るのは素材の方。
絵柄を貼る部分に刷毛や筆を使ってデコパージュ液を塗ります。
この時、厚塗りし過ぎると紙を乗せた時にシワになりやすいので、できるだけ薄く均一に塗るようお気を付け下さい。
6. 絵柄を乗せる
糊が付いた部分にペーパーナプキンをそっと乗せて押さえてます。
真ん中から乗せて外に向かって伸ばすように貼ると、空気が入ったりシワにならず貼ることができましたよ。
少し引っ張ったり貼り直したりするだけでも簡単に破れてしまうのでご注意を。
段差はシワになりやすいですが、段差に沿って入れ込むように貼り付けることで、上手く貼ることができるかと思います。
7. 全体をデザイン
同じ要領で、持ち手の全体に絵柄が入るようにデザインしながらデコパージュしていきましょう。いろんな柄を組み合わせたり重ねたりすることも可能です。
ひもを通していた穴も、上から貼って塞いでしまっても後で修正するので大丈夫です。
8. 穴をあける
塞いでしまった穴を再度あけます。爪楊枝で突くと紙が薄いのですぐに穴があきます。
穴に沿って紙を破り、余った紙は穴の中に押し込んで糊で固定しておきました。カッターなどを使っても良いですね。
9. 上からデコパージュ液を塗る
全体的に絵柄を貼ることができたら、今度は絵柄の上からデコパージュ液を塗っていきます。
10. 仕上げ液(トップコート)を塗る
デコパージュ液が乾くまで待ち、次は仕上げ液(トップコート)を塗ります。これを塗ることで貼った紙をコーティングでき、長持ちさせられます。
光沢仕上げのものを使うと、テカテカとしたツヤのあるものに仕上がりますよ。
11. 完成
仕上げ液を塗った直後は白くなりますが、乾けば透明になり、これでできあがりです!
他にはない、オリジナリティー溢れるガーデンアイテムが完成しました。
デコパージュ液や仕上げ液には防水効果もあるそうですけど、室外で使うアイテムなので、心配ならばニスなどで強化しておいても良いかもしれません。
いろんなツールにデコパージュ!
お気に入りのアイテムを使うと、俄然ガーデニングへのやる気も上がります。
とは言え、なんだか使うのがもったいない気になり、現在はガーデン雑貨として庭に飾っていますよ。
他にも、植木鉢や瓶などをお揃いの花柄にデコパージュしてみました。
デコパージュは使う絵柄によって、シックなものから可愛いものまで違った雰囲気のアイテムを作ることができます。
日光や雨で絵柄の色はいずれ薄くなってくると思うので、その時はまた違う絵柄を入れて楽しみたいと思います。
失敗例も載せておきます……
先述した通り、今の仕上がりになる前に一度失敗してしまいました。
この時は、白く塗装せずそのままの木の色の上に、カットしていない一枚のペーパーナプキンをくるりと巻いた方法で作りました。
仕上げ液が乾いてあらびっくり!
あちゃー……下地の茶色が濃くて絵柄がほとんど見えなくなってしまったのと、巻いたことでたくさんシワが寄ってしまい、汚い絵柄のシワシワの出来栄えになってしまったのです……!
そこで分かったのは、下地は白やパステルカラー、透明などの薄い色でなければならないこと。
そして、一枚の紙を巻き付けるのはシワが入りやすくて難しいこと。失敗からいろいろと学びました。
一度デコパージュした紙は簡単には剥がれないので、その上から白で塗装したらデコボコしてしまいました。先ほどご紹介した時の塗装は、この失敗の跡なのです。
これからデコパージュに挑戦する方は、それを踏まえてチャレンジしてみてくださいね!
関連商品
- スコップ
- 熊手
- 水性ペンキ
- 筆
- はさみ
- ペーパーナプキン
- デコパージュ液
- 仕上げ液(トップコート)