小さい頃、道端に咲いたクローバーや庭の花を摘んで、押し花を作った経験がある方も多いと思います。そうやって私たちは植物に触れることを自然に覚えてきました。大人になった今、改めて押し花を作ってみると楽しいですよ。生花とは違う美しさにウットリ。
本に挟む方法
押し花を作る一番メジャーな方法は、本に挟む作り方。作り方も何もないのだけど、何日か本に挟んでおけば自然に押し花が完成します。もちろんこの方法でも良いのですが、押し花が完成するまでに時間がかかると言うデメリットもあります。
レンジでチンする方法
すぐに完成させたいと言う人には、レンジを使って作る方法もあります。
ただしダンボールや乾燥シートを使ってしっかり挟んで温めないと、上記写真のように丸まってシワシワになってしまいます。加熱時間も花によって変わるので加減が難しく、加熱が足りないと水分が抜け切らず、加熱し過ぎると変色したりする可能性もあります。
何度か挑戦しましたが、私にはあまり向いていないようでした。
アイロンで作る方法
そこで今回私がお勧めする押し花を作る方法は、アイロンを使って作る方法です。とても簡単で、短時間でたくさんの押し花を作ることができますよ。
まずは、押し花にしたい花を摘みます。押し花に適した花は、花びらが薄く水分が少ない花。パンジーやビオラ、かすみ草などが当てはまりますよ。
ふんわり咲いているものを選び、摘んだら虫や卵がないかチェックしましょう。
1. ティッシュの上に花を乗せる
アイロン台や厚みのある布などの上にティッシュを乗せ、その上に押し花にしたい花を乗せます。
2. アイロンを当てる
花の上にティッシュを被せ、花をティッシュで挟む形を作ります。その上から低温に設定したアイロンをかけます。最初は少し長めに、20秒ほど当てましょう。
ジワッと水分がティッシュに出てくることもあります。
3. 1度アイロンを外す
20秒ほどアイロンをかけると、このようにぺちゃんこになります。しかしこれだけでは完全に水分が抜け切ってないので、一度熱をとってからパリパリに乾燥するまでアイロンがけを続けます。
4. 再びアイロンを当てる
再びティッシュの上からアイロンを今度は10秒ほど当てます。直接当てると花がアイロンにくっついてしまうことがあるので、必ずティッシュを挟んでアイロンをかけてください。この作業を完全に水分が抜けるまで繰り返します。
5. 完成
触るとパリパリで乾燥したら押し花の完成ですよ!アイロンだとくしゃくしゃになることも変色することもなく、きれいな形や色のまま押し花にすることができます。
いくつか作ってみた結果、色のコントラストや濃淡がはっきりしているものの方が、よりきれいな押し花になる気がしました。
押し花を使ってオリジナル雑貨を作ろう!
スマホケースやネイル、額縁や写真立てに入れてインテリア雑貨としても使えますよ。アレンジ次第で個性的なものが作れます。
せっかく咲いたきれいな花なので枯れてしまう前に摘み取り、押し花として記念に残しておくのも良いかもしれませんね。