長い長い時を待ち、1年で1番庭が美しく見える季節の到来です!ようやく庭のバラが満開になりました。大した庭ではありませんが、せっかくたくさんのバラが咲き誇っているのでご紹介したいと思います。バラに囲まれて、毎日幸せな気分です。
花壇のバラたちがお出迎えします
毎年コツコツと数を増やし、現在は70本ぐらいのバラを育てています。国外の有名ブランドのものも数本はありますが、ほとんどは岐阜県大野町で購入したお値打ちな苗で、それでもどれもなんとか立派に育ってくれていますよ。
庭に入ってすぐの花壇にはしのぶれど、ボレロ、マチルダ、クイーンエリザベスなどが植えてあります。
特にしのぶれどは私が大好きな紫系のバラで、花付きも樹勢も良く、上品なのに強健で、たくさんの花を咲かせていますよ。しのぶれどの芳しい香りが庭へ誘います。
フェンスのバラ
以前作った白いボーダーフェンスには、ピンク系のつるバラを誘引しています。スパニッシュビューティー、ロココ、フッタカーシュリンローズなど。
フッタカーシュリンローズは、チェリーガーデンがバラを始めた初期、10年以上前にネット通販で購入したもので、わけも分からず買ったのですが、フェンス沿いでは1番花付きが良く、赤紫色がとても映えて気に入っています。
太陽の方を向いて咲くためかほとんどフェンスの外側を向いて咲いているため、通り沿いからフェンスのバラがよく目立っています。道路を通る人が気になって見に来てくださることもありますよ。
やはりつるバラは豪華でインパクトが強いので、より一層庭を華やかに演出してくれますね。
春先に切り戻しと鉢替えをした2階のフラワーボックスのゼラニウムも、行った当初はちゃんと咲くか心配でしたが、気温が上がると以前のようにしっかりと花を付けてくれるようになり安心しました。
フェンスの外側は花が多く内側には花が少なくなってしまったのですが、スパニッシュビューティーなどは中でも元気に咲いています。
ヒラヒラと波打つ花弁がまるでドレスのようで、薄く可愛いピンク色と相まって、絵本に出てくるようなメルヘンな可愛らしいバラです。
フェンスの端には今年1番に咲き始めた花霞がひょっこりと顔を出しています。フロリバンダ系なのでブーケのようにまとまって咲き、一際目立ちます。
壁面のバラ
パレードを植えてからの数年間の写真を見ると、伸長力すごいなと改めて実感します。年々長く伸びており、現在では壁を覆うほどになりました。
以前はちょっと色が濃かったかなあと思うこともあったのですが、花付き抜群で強健で育てやすい品種なので、現在は壁面はパレードにして良かったと思っています。濃い色だと遠くからでも映えますしね。
昨年は誘引時に枝が上へ上へと行ってしまっていて形が気に入らなかったのですが、今年は横へ伸びるように這わせてあるため、綺麗にまとまって大満足!
パレードは花が大きめで下を向いてしまうことが多いので、壁面やアーチなど見上げるように誘引すると良いかもしれませんね。
パレードと一緒に
パレードが長いので壁を覆っていますが、端にはデルバールのアルフレッド・シスレーも植えてあります。シュラブですが結構長く伸びていますよ。
赤っぽいオレンジ色にクリーム色の絞り模様が、いかにもおしゃれなフランスのバラと言ったところ。デルバールのバラは他ではなかなかないような色合いが多く、目を楽しませてくれますね。
アルフレッド・シスレーの隣には、言わずもがな有名なピエールドゥロンサール。もうこのバラの魅力は言うまでもありませんね。2006年の世界バラ会議で殿堂入りしており、日本で1番人気があると言っても過言ではないかもしれません。
ピエールドゥロンサールの花色、形、全てが美し過ぎて、日々魅了されっぱなしで、現在チェリーガーデンには4本あります。飽きる時が来るのでしょうか?
河本バラ園のバラ
私が住んでいる岐阜県にあるバラ生産会社、河本バラ園のバラもいくつかありますよ。左から、ブルー・ムーン・ストーン、シュシュ、ミスティーパープル、ガブリエル。
河本バラ園のバラはどれも女性らしく繊細で、独特の美しさがあります。この色合いは唯一無二の存在感がありますね。もっと増やしていきたい……。
他のバラたち
他にも私が育てている個性たっぷりで可愛いバラたちをご紹介。
ブルーフォーユー
紫系のフロリバンダローズ、ブルーフォーユー。ひと枝からブーケのようにいくつもの花が咲いて、花付きが良くとても豪華。あまりにも綺麗なので玄関と庭に2本あります。紫系のバラなので香りも強香。
バリエガタディボローニャ
白地に濃いピンク色の絞り模様がとても個性的で、絞りバラの中でもとても有名な品種ですね。シュラブですが枝がとてもよく伸びるため、我が家はフェンスに誘引して小型のつるとして扱っていますよ。
セプタードアイル
コロンとしたカップのような丸っこい形がとても可愛らしいイングリッシュローズ。咲き始めは濃いピンク色でグラデーションになることが多く、咲き進むと淡く変化していきます。中心から時折黄色い雄しべを覗かせる姿が可憐。
ドンファン
淡い色が多かったので挿し色でドンファンをフェンス沿いに入れてあります。トゲが少なく花付きも良く扱いやすいバラと言われていますよ。我が家は毎年なぜか花数がちょっと少ないですが……。まだ蕾ですがこれから楽しみ!
ロイヤルサンセット
チェリーガーデンのバラはピンク、白、紫系の色が多く、黄色やオレンジはあまり育てていないのですが、こちらは唯一のオレンジバラ。淡い黄色から派手なオレンジ色へと変化していく大輪のバラ。
地上の楽園を目指して
他にもいろいろとありますが、きりがないので今回はこの辺で。
この時期は気候も良く、庭でバラに囲まれて過ごす時間は格別ですね。私が目指しているのは、地上の楽園。いつかいるだけで皆が幸せになれるような、パラダイスのような庭を作りたいと思っています。
メインガーデンより少し遅れてフロントガーデンのバラが咲いてきたので、そちらも咲き揃ったらご紹介したいと思います。