夏の庭の主役ともなるペチュニアの花。株いっぱいに花を咲かせる姿は大変豪華で、その上丈夫で育てやすいことからとても人気がありますね。今回は、そんなペチュニアの中から、普通のものとは少し違った、八重のものをご紹介したいと思います。
種類豊富な夏の花、ペチュニア
ペチュニアは、4月~11月頃まで花を咲かせる夏の花。花壇や鉢植え、寄せ植えの素材としてもお馴染みの花ですね。
色や形、大きさ、咲き方など、様々な園芸品種があり、毎年園芸店には数え切れないほどの種類が並んでいるのを見かけます。
ペチュニアと言えば、シンプルな一重咲きのものを連想することが多いと思いますが、品種改良で生まれた、ボリュームたっぷりな八重のものも多く存在しています。
では早速、私が毎年育てているおすすめの八重のペチュニアを見ていきましょう。
ジュリエット
ジュリエットシリーズのペチュニアは、アンティークな色合いが特徴。
色は何種類かありますが、どれもシックで大人っぽい落ち着いたカラーばかり。美しくおしゃれな色合いです。写真のように柄が入るものもありますよ。
気温によって変化する花色も楽しめますし、とにかくこの洗練された花色の美しさには溜め息が出るほどです。
ホイップマカロン レ・ミルティーユ
ホイップマカロン レ・ミルティーユは、花日和さんオリジナル品種です。
柔らかいシックな色合いの八重咲きで、花も大きめなので、一つ一つの花がクシュクシュと咲く姿がとても可憐。
ギュッと詰まって次々と花を咲かせてくれますし、株も広がり過ぎずコンパクトにまとまる品種ですよ。
幾重にも重なった花弁は、豪華なドレスのようです。
ティーパーティー ルフナ
ホイップマカロンとどこか雰囲気が似ていますが、それよりも更に大きな大輪の八重咲き品種です。桂楓園さんオリジナル品種ですね。
大輪だけど、この明るく淡いピンク色がとても可愛く、くどくなり過ぎません。
大輪でギュッとまとまって咲くとボリュームたっぷりで、アンティークな色合いが芸術的です。
花衣
日本生まれのペチュニアで、いくつもの花弁が重なる八重の強い品種。他の八重のものより花弁がとても多いです。
名前の通り、着物を重ねるような、上品でどこか和風な雰囲気がありますね。
美しい花型と、深みのある花色で、独特な魅力があるペチュニアです。濃い紫の他にも、ピンクや淡い紫もあり、どれも縁取りが入り個性的です。
湘南ヴェルデ
ガルテン湘南さんのオリジナル品種のペチュニア、湘南ヴェルデ。
“ヴェルデ” とは “緑” の意味があり、花弁の縁に緑が入り、全体的に緑っぽい色合いからこの名が付けられたそうです。
他にはない珍しい色合いが毎年大人気のシリーズですね。この色の組み合わせはとても美しく目を引きます。
八重咲きで花付きも良いため、株いっぱいに花を咲かせるとボリューム満点になりますよ。
まとめ
毎年たくさんのペチュニアを育てているのですが、今年はペチュニアが出始めた頃に買いそびれてしまい、あまり多く育てられなくて残念です。
しかし、冬越しして花を咲かせてくれたものも結構あったので、多少はペチュニアを楽しむことができました。
八重じゃないものももちろん買いますが、八重のものだと一株でとても豪華に見えるので、玄関前などに一つ置くと華やかになるかもしれませんね。
ペチュニアは人気が高いため、毎年次々と新しい品種が作出されているので、園芸店で新しいものに出会えるとワクワクしちゃいますね!