DIYでいざモルタルを使おうと思っても、自分で砂と水を配合して作らなければなりません。そこで便利なのがインスタントセメントです。あらかじめセメントと砂が配合されており、水を混ぜるだけで使える優れもの。ダイソーからも販売されているので、使い方をご紹介します。
セメント・モルタルの違いについて
まずは、セメントとモルタルの違いについて知っておくと良いと思います。
セメントとは
モルタルやコンクリートを作る際の原料となるもの。それ単体では使えません。
モルタルとは
セメントに砂と水を混ぜて練ったもの。レンガやブロックの目地、タイルの接着などに使われます。
ちなみにコンクリートとは
セメントに砂と砂利と水を混ぜて作ったもの。強度があるので強い力が必要なフェンスの基礎や、ガレージの床に使用されます。
ダイソーのセメントは既に砂が混ぜられているので、簡単に使えるインスタントセメントのことです。ここに砂を加える必要はありません。
セメントはこれを元にしてモルタルやコンクリートを作る素材のことで、そのままでは使えないものです。
ダイソーのセメント
ダイソーのセメントは700g入り。
補修用セメントと言う名前で販売されており、花壇、玄関、風呂、台所、壁などのコンクリート部分の補修などに使うためのものです。
普通のセメントとしてももちろん使えますが、量が少ないので、大きなものを作ったりたくさん使う場合は、ホームセンターの量が多いインスタントセメントを買った方がコスパが良いでしょう。
1袋(700g)だと、約40cm×28cm、厚さ3mmの範囲の施工ができると書いてありますね。
700gに対し水110ccを加えれば、簡単にモルタルを作ることができますよ。
ただし水の量は、気温が高い時は多く、低い時は少なくすると良いそうです。
ダイソーの他のセメント
ダイソーには普通のセメントの他にも、いくつか他の種類のものもありました。
防水セメント
防水効果がある防水セメントは、漏水、透水、湿気を嫌う場所に向いているセメントです。
普通のセメントより少し少なく、500gでした。
タイル補修用セメント
タイル補修用セメントは、初期接着力にすぐれ、貼り付けたタイルがずれ落ちないセメントになっています。
こちらも同じく500gで、色は白色でした。
ダイソーのセメントの使い方
1. セメントを入れる
セメントをあけ、バケツなどへ入れます。
プロの方は、セメントを砂や砂利と混ぜるためにトロ舟と言う容器を使うようですが、量が少ないのでそこまでは必要なく、バケツなどでOKですよ。
2. 水を加える
1袋(700g)に対し、水110ccを加えます。
先述した通り、気温が高い時は水の量を多く、低い時は少なくするなど、環境や使い道によって、臨機応変に硬さを変えると良いかもしれませんね。
3. よく混ぜる
セメントと水をよくかき混ぜます。
最初から一気に水を入れず、混ぜながらセメントの硬さを見つつ徐々に付け足していくと、水を入れすぎてシャビシャビになってしまうこともありません。
4. モルタルの完成
セメントと水がしっかり混ざればモルタルの完成です。
説明書き通り110ccの水を加えると、こんな硬さのモルタルができあがりますよ。
モルタルでできること
私は今までに何度もインスタントセメントを使い、庭作りのDIYに生かしてきました。
レンガの花台
こちらはレンガを重ねただけのシンプルな花台ですが、1つあるだけで西洋風なおしゃれな花台になります。
3~4段の小さなものなので、ダイソーのセメントで十分作れますよ。
レンガ積み
花壇の後ろにレンガを積み上げ、庭のアクセントにレンガのオブジェを作ってみました。
花壇のバラとも相性が良く気に入っています。
セメント鉢
男前インテリアやジャンクガーデンにぴったりの、無機質でクールなセメント鉢。
こちらも、ダイソーのセメントを使えば簡単に作ることができます。
モルタル塗装
駐車場のブロック塀だったところを、モルタルを塗って真っ白に変えました。
100円ショップのものでは小さいので、こういったところはホームセンターのものを使うと良いですね。
便利なインスタントセメント!
モルタルを使うDIYをしたくても、正直めんどくさそう、難しそうと、なかなか重い腰が上がらなかったりしますよね。
確かに一からモルタルを作ろうと思うと手間かかりますが、インスタントセメントを使えば何も難しいことはありません。
水を加えるだけであっと言う間にモルタルができてしまいますから。
今は100円ショップでもこんな便利なものが販売されているので、DIYで生かさない手はないですね!